高谷オカリナの里発2

栃木県佐野市白岩町高谷(たかがい)にある、「高谷オカリナの里」の管理人(自称)のブログです。

CDブック『現場歌手 影法師』

2022-09-08 06:36:49 | 音楽

CDブック『現場歌手 影法師』を紹介します。
影法師』は今年で結成48年を迎える、山形県長井市を拠点として活動しているフォークグループです。
彼らが歌う歌は、
これぞフォークの原点と言えるような気がします。
先週末『影法師コンサート in 川越』に行った時に、このCDブックを購入しました。

これには[その1]18曲、[その2]15曲の、2枚のCDが入っています。


本の内容は、各収録曲が出来た背景や曲に込められたメッセージが語られ歌詞カードにもなっています。
CDを聴きながら本を読み進めていくと曲の理解度が深まります。
旧・国鉄長井線(現フラワー長井線)廃止反対運動のテーマソング『今日もあの娘は長井線
東北自動車道の全線開通以来、東北各県に津波のように押し寄せてくる首都圏のゴミに業を煮やして作った『白河以北一山百文
「葉山の自然を守る会」の大規模林道計画反対集会などで歌われた『葉山参道』
国に切り捨てられていく日本の農村の姿と、それでも百姓を続けていく覚悟を歌にした『私は米を作るだろう』
東日本大震災の復興ソング「花は咲く」への違和感から作られた『花は咲けども』には「汚染され人が住めなくても花は咲く。咲きはするが、希望ではなく無念の花。伝えるべきはこの部分だ」というメッセージが込められています。
個人的に一番気に入っているのは、その時々の状況でセリフが変わっていくという『ある農業青年の主張』ですかね。
このCDブックを読んで思ったことは、ナターシャセブンの107ソングブックや、フィールドフォークのLPレコードに入っていた歌詞カードに繋がるものがあると感じた事でした。
多分、何度も読み返す本になるような気がします。

とりあえずCDは、PCに取り込んで車のUSBメモリーにコピーしたので、しばらくは車の中で聴き続けることになりそうです。

『影法師』に興味のある方はYoutubeで「長井市 影法師」で検索するといろいろ動画が出てくるので見てください。
ちなみに、2022年 酒蔵利き酒コンサート の動画は ←ここをクリック


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