まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

衆参両院議長によるあっせん案

2008年01月30日 | 政策秘書
 道路特定財源暫定税率維持のための「つなぎ法案」の提出を巡り民主党の実力による本会議開催阻止かと思われた国会、衆議院、両院議長の以下のあっせん案で一旦の収拾のようです。どう評価、読みこんだらいいのでしょうか。

1、総予算及び歳入法案の審査に当たっては、公聴会や参考人質疑を含む徹底した審議を行ったうえで、年度内に一定の結論を得るものとする。
2、国会審議を通し、税法について各党間で合意が得られたものについては、立法府において修正する。
3、1,2については、両院議長の下で与野党間で明確な同意が得られた場合は、いわゆるセイフティネット(ブリッジ)法案は取り下げる。

 これで、暫定税率問題の本格審議が始まることになります。道路計画の見直しと環境税、分権問題を一元的に議論するにはどうしたらいいのか、与野党含め国会議員一人一人問われる政治的立場と政策立案能力です。頑張らないと!

つなぎ法案で国会審議中断の中、政令市のパスポート委譲事務拒否

2008年01月30日 | 政策秘書
 国会は衆議院での予算委員会、与党のつなぎ法案提出に民主党が予算委員会審議拒否かと思いきや、山岡国対委員長「協議中ということであれば審議に応じる」として、与党も「ぎりぎり協議に応じる」対応で「平和共存」。

 しかし、本会議で補正予算が可決されれば、もはや約束など関係なしで「つなぎ法案の提出」、何ゆえの民主党側のの妥協戦術であったのか、よくわかりません。明日からは審議拒否、参議院予算委員会はいつ開会されるのか。

 この国会での緊迫、暫定税率廃止で静岡県の廃止税分が318億円との総務省発表、地元斉藤議員の質問に冬柴国土交通大臣、臨時交付金含める583億円の答弁に、地方を巻き込む道路特定財源の虚か真か、空恐ろしい数字です。

 しかし、この地方が一体のはずの静岡県と静岡、浜松の両政令市がパスポート事務権限委譲に「ノー」の姿勢。知事曰く「何故かよくわからない」。まさに、ここに分権という名の元に進んできた合併→政令市の実態が浮かびあがるというもの。

 この際、分権とは何か、道路建設における分権とは何か、この問題にしっかりとメスを入れる必要があります。この質疑が昨日、民主党菅直人議員がしかけた予算委員会質疑でした。決着はつきませんでしたが、暫定税率問題の奥は深そうです。