あらかじめハッピーな結末は無いだろうとは予測しつつも、いくつもの障壁を乗り越える息子と父親の強い絆、対面への淡い期待感を醸成させてくれるストーリー。しかし無残にもそれを打ち砕くラストシーン。
北朝鮮の労働や生活の場面の活気に満ちた社会、突然に労働党幹部が現れて家族もろとも収容所送りという労働者。妻の肺結核の薬を求めての脱出、戻りたくても戻れない救出メカニズム。
収容所生活の非人道的な扱い、一時テレビ報道で観た場面がいくつも出てきて絶望的気分、確保した結核の薬が韓国では保健所で無料のサービス、次から次に展開される映像に緊張の連続。
人間が努力しても越えられない理不尽な世界、この存在を観客に迫る力。これは何なんだろうか。小さい頃に記憶する世界に似ていて、この理不尽な世界は自分の認識の中でどう消化されているのだろうか。
韓国にキリストの神はいて、北朝鮮に何故存在していないのか、と慟哭する主人公。「南アフリカに神がいるならキリストでもイスラムでもなんでもいい」としたマンデラ氏の言葉が思い浮かんだ自分。
北朝鮮の労働や生活の場面の活気に満ちた社会、突然に労働党幹部が現れて家族もろとも収容所送りという労働者。妻の肺結核の薬を求めての脱出、戻りたくても戻れない救出メカニズム。
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韓国にキリストの神はいて、北朝鮮に何故存在していないのか、と慟哭する主人公。「南アフリカに神がいるならキリストでもイスラムでもなんでもいい」としたマンデラ氏の言葉が思い浮かんだ自分。