まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

本日 総括質問まつや質疑報告 「立憲主義」、「県「都」構想」、「南アルプスとリニア」

2015年10月01日 | ニュース・関心事

本日 総括質問まつや質疑報告 「立憲主義」、「県「都」構想」、「南アルプスとリニア」

今、2日目の総括質問が終わりました。「南アルプスとリニア」については、まつやタイムラインで既にインディペンデント市民情報局から答弁が報道されています。立憲主義と県「都」構想については下記に紹介します。

尚、県知事への市議会としての対応は明日の代表者会議にて結論を出します。麻機遊水地のグランドデザイン災害対策については、ラムサール条約の登録申請の打ち出しもあり、これは重要ですので今後に紹介します。

※※1 立憲主義について
質問 安保法制、憲法違反のいわゆる戦争法は9月19日未明に院外、全国各地での反対世論に包囲される中、参議院において148対90で強行採決されました。今後は来年3月までの法律の政令・省令、自衛隊の部隊行動基準の作成、5月南スーダンPKO派遣、一方で全国的な違憲訴訟や参議院選挙での与野党逆転に向けた新たな国民運動が始まります。論点は、集団的自衛権の閣議決定、及びそれに基づく安保法制が立憲主義に反するか否かという点です。田辺市長は大学で「憲法」について教鞭をとってこられています。静岡市は家康顕彰400年、朝鮮通信使における平和外交を讃えています。

1、 憲法専門家として立憲主義についての基本認識を伺います。
2、 安保法制は可決されはしましたが憲法違反と指摘されていることについてどのように認識されているのか、伺います。
3、 改めて安倍首相の戦後70年談話についてどのように受け止めたのか、伺います。

答弁 市長は立憲主義については正しく「時の権力を憲法によって縛るものと答えるも、肝心の2については、総務局答弁で「安全保障は国の専権事項」として答えず、3については「政府決定」として紹介のみ。

※※2 県「都」構想について

質問 県知事との直接対話において市長は知事との対決を鮮明にしました。私は川勝知事を選挙戦で応援した経緯もあり全てを否定する立場ではありませんが分権に逆行する県「都」構想は容認できません。一方、政治から引退宣言をしたはずの橋下大阪市長は、市長・府知事ダブル選挙で再び「大阪「都」構想」実現を掲げ、結果如何ですが今後も「都」構想は自治体の争点として継続し、また川勝知事は大阪を引き継ぐとも発言をしています。

1、 28日県議会知事答弁(資料)で再びクローズアップされましたが市長は、「県「都」構想」の工程表について、また市民説明会開催についてどのように受け止めているのか、伺います。
2、 静岡市長選挙、市議会議員選挙がなくなり、静岡市が県知事と県議会議員に委ねられる「都」構想について、「実質論」での対抗だけでなく制度論に踏み込んで反論する必要性についてどのように考えるか、伺います。

答弁 企画局長の1に対する答弁。県都構想に関する「工程表」については、本市のイメージしていた「工程表」とは、構想の実現に向けて、当事者である本市や市議会、市民の皆さんの理解をどのようにして得ていくのか、また法案の成立に必要な同意を獲得するため、国や国会等に対してどのような政治的プロセスで働きかけていくのか、といったものであったが、先に示された「工程表」はそのようなものでなかった。市民説明会については、慎重なお願いしたいという、本市の移行をくみ取りいただきたかった。

答弁 企画局長の2に対する答弁 県都構想に対し制度論に踏む込んで反論すべきという点では、これからの都市制度のあり方については、今後広くを行っていかなければならないものと認識している。しかし、今は、本市の県の双方にとって喫緊の課題である地方創生、人口減少対策等の実質論について、連携・協力して取り組んでいくことが最優先と考えている。