まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

法政大学総長 田中優子氏の講演「江戸時代 戦争しない国づくり」

2014年06月15日 | ニュース・関心事


江戸学の権威で女性として始めての法政大学総長に就任された田中優子氏。自治体議員政策情報センター研究会メインゲストとしてお呼びしたいとお願いをした経緯もあり弁護士会主催の講演会に参加しました。

非常に刺激を受けました。コロンブスのアメリカ大陸発見以降のグローバリズムの世界で朝鮮出兵・植民地化戦略で大敗北をした豊臣秀吉の時代から徳川家康の平和外交の時代=「戦争しない国づくり」の問題提起。

その250年の歴史から日清・日露の戦争の時代をへて日本国憲法が誕生する世界史的意義について、江戸時代の「戦争をしない国づくり」がどのように世界に受けいれられたのか、朝鮮通信史の功績など指摘。

今の安倍政権の集団的自衛権の解釈改憲という容認のその姿勢は「まさに日清・日露の時代そのもの」と喝破する田中氏。そして、それは自民党憲法改正草案の「国家中心、天皇中心の国づくり」に表現されていると。

明日は「自治体議員立憲ネットワーク」設立総会。今晩、明日のゲストの一人である秋葉忠利・前広島市長を囲む会への参加を誘われていましたが泣く泣く欠席をしての田中氏の講演会への参加でした。ウーム!

※写真は、集会での田中氏の撮影は禁止で終わり間際の会場風景。

「南アルプスを守るためにリニア新幹線の凍結を求める要望」提出

2014年06月13日 | ニュース・関心事


昨日の南アルプスのエコパーク登録を受けてリニア新幹線の凍結を求める要望書を川勝県知事、静岡市長に提出しました。17日には10:30から衆議院第一議員会館にて環境省と国土交通省との院内集会。


26日には、アルピニスト山田哲哉さんの記念講演会を含む設立集会を開催します。今日は多くのマスコミ取材がありました。テレビ局はSBS、テレビ静岡、第一テレビのカメラがまわりました。写真はSBSより。

※要望書川勝平太静岡県知事様
2014年6月13日
南アルプスを守るためにリニア新幹線の凍結を求める要望       
南アルプスとリニアを考える市民ネットワーク静岡(準備会)
共同代表
有元利道(日本山岳会静岡支部)
八木 功((株)冒険クラブ)
服部 隆(反原発ナウシカ・山の会)
増田和明(浜岡原発を考える静岡ネット)
松谷 清(静岡市議会議員)
連絡先 静岡市葵区鷹匠3-3-1地球ハウス気付
Tel 054-209-5676、Fax 054-209-5675

6月12日未明、スウーデン・ヨンショーピング市で開催中のユネスコの「人間と生物圏計画国際調整理事会」で南アルプスのエコパーク登録が決定されました。南アルプスの自然を守り、共生してきた地域の歴史・文化が世界に認められたという意味において私たちは大いに歓迎いたします。
 しかし、一方でJR東海が推進するリニア新幹線計画が環境影響評価手続きにおいて静岡市長、静岡県知事意見書が十分に受けいれられないままに着工スケジュールが進んでいくことに危惧の念を持たざるを得ません。
 例えば、知事・市長が求めた南アルプスを源流とする大井川毎秒2tの水が減少することのメカニズムの解明や関係自治体、住民との協議は何ら進展せず、環境省が追加措置ともいえる詳細な指示事項がどうなるかも不明瞭な状態です。  
また、工事土砂の処理候補であった扇沢の「山体崩壊」の危険性ゆえの回避の要請に、JR東海は問題が全くないとする見解を示し、環境省はそのことについて何らの言及をしないことは到底容認されるものではありません。

静岡市長、静岡県知事意見は一体どのような形で具体化していくのでしょうか。

 これでは、エコパークに登録されたといって喜んでいることもできず環境影響評価は単に「アワセメント」でしかないという危惧が的中してしまうことになります。リニア新幹線工事が進展していく中でエコパークの登録抹消、そして、最終目標である南アルプスの世界自然遺産登録の目標など天のかなたに吹き飛ばされてしまう運命におかれることになります。
 私たちは、こうした状況の中で山を愛する人たちを中心に6月26日設立される市民団体ですが、以下の点について強く要望するものであります。

1、 静岡市長意見、県知事意見、JR東海環境影響評価書、環境省意見を詳細に分析・検証し問題点を明らかにしてください。
2、 早急に環境省に6月5日意見の問題点を指摘し、不明な点に関する詳細な説明を求めてください。
3、 そのことを前提に7月22日を期限とする国土交通省意見が出される前に、課題の解決が具体化するよう関係自治体、住民と共に国土交通省との話し合いを持ってください。
4、 県知事おかれましては、南アルプスのエコパーク登録は、世界自然遺産登録を目指す運動の再スタートの始まりであることを明らかにし、JR東海に対してリニア新幹線工事は当面の間、凍結することを求めてください。
5、 今年の10月韓国・平昌において生物多様性国際条約COP14が開催されますので、静岡県として南アルプスの自然を守ることリニア新幹線の問題についてブース展示をすることを検討してください。

公明党 集団的自衛権解釈改憲一部容認か。6月15日自治体議員立憲ネット設立へ。

2014年06月13日 | ニュース・関心事



今日の毎日新聞朝刊によると集団的自衛権の解釈改憲に真っ向から反対していた公明党が「連立維持」のために一部容認論に傾き始め閣議決定への条件議論に入っているとの報道。

6月15日(日)13:30より、東京 御茶ノ水にある連合会館で「自治体議員立憲ネットワーク」設立準備を進めてきましたが事態は急迫。昨日は「戦争させない1000人委員会」主催の反対集会に3000人。

自治体議員1000人に向け6月15日には200人としてきた目標はほぼクリアできそうです。公明党の一部容認を思いとどまってもらい大きな国民世論でこの動きを止めましょう。15日設立集会へ。

写真は昨日の「戦争させない1000人委員会」集会。175万人署名を国会に提出 毎日新聞より。

今日の一品 新ジャガのポテトサラダ 姉に教わった「酢」の活用

2014年06月12日 | ニュース・関心事


れんげ畑の新ジャガがうまそう。ただ茹でて食べるか、迷ってポテトサラダ。もう30年前に柏崎にいる姉からジャガイモ茹でてつぶした後に「酢」を入れると味が締まるよ。そしてつぶし器も貰った記憶。

塩でもんだキュウリと茹でたグリーンピース。にんじんは茹でた。たまねぎはさっと熱湯にさらした。実は胡椒を入れ忘れちょっとだらしない味。新ジャガなので水気が多いのはしかたないがマヨネーズでごまかし。

でも美味しかったです。写真、ライトのあて方が結構むずかしい。

南アルプス ユネスコ・エコパーク登録決定 明日13:30県知事への申し入れ

2014年06月12日 | ニュース・関心事


本日未明、スウーデン・ヨンショーピング市で開催中のユネスコの「人間と生物圏計画国際調整理事会」で南アルプスのエコパーク登録が決定されました。11:30~静岡市青葉イベント広場で簡単な祝賀式典。

自然生態系に大きな影響があることは6月5日の環境省意見が認めるところ。JR東海は「エコパーク」との調和は十分に可能という立場で7月22日までの国交省意見を踏まえ最終的対処方針を示すとしています。


エコパークあるいは大井川の水問題などでの静岡市長と静岡県知事の意見書を真正面に受け止めていないJR東海の建設計画ですが、この登録とどのような関係になっていくのか、冷静な分析が必要となっています。

まず、エコパークに登録されたものの工事建設が始まることによる登録抹消の可能性、ステップとしてのエコパークから大目標としての世界自然遺産登録にリニア新幹線工事がもたらすであろう大きな障害の現実性。

リニア新幹線問題に全く触れていないエコパーク登録。環境影響評価準備書への市長・知事意見書、JR東海の環境影響評価書、環境省意見。指摘された一つ一つのテーマを検証していく作業が求められます。

3:11を忘れないin静岡 福島の子供たち保養ツアー 街頭募金

2014年06月11日 | ニュース・関心事


3:11から3年3か月。3月11日に続く6月11日の本日のキャンペーン。静岡駅前地下での街頭募金活動に10人を超える皆さんの参加。先週の土曜日に佐藤和良いわき市議の講演を聞いたばかりでみんなとてもパワフル!

参加者のトークリレー。雨で地下への移動でしたが、この場所の方が大勢の皆さんがとおっており、よかったです。5万3939円もの多額な寄付。皆さん、ありがとうございました。次回は、9月11日です。

糸井重里さん「まず、総理から前線へ」(1982年)から32年 集団的自衛権の解釈改憲が横行する

2014年06月09日 | ニュース・関心事

<糸井重里さん「まず、総理から前線へ」(1982年)から22年 集団的自衛権の解釈改憲が横行する>

このコピーを知っている人は私と同じ世代。商品を宣伝する道具という概念が「広告が社会を批評する」時代に転換した。その先頭に立っていた糸井重里さんの有名なポスター。今見てもリアルで迫力がある。

こうした中、私自身が呼びかけ人となっている6月15日(日)13:30から東京・御茶ノ水 連合会館で「自治体議員立憲ネットワーク」の設立総会。下記の呼びかけにご賛同いただける自治体議員の募集。


※※<自治体議員立憲ネットワーク設立を>
          6月15日設立総会のご案内
                
 安倍政権が誕生して1年5か月あまりが過ぎました。総理就任当初は謙虚さを強調していたものの、次第に保守色の強い「安倍カラー」を前面に打ち出し、総理が目指す国家観や政策運営には、その危うさと傲りが見えてきました。政権発足以降、憲法第96条の「憲法の改正要件」を先行改正しようとする動きや、集団的自衛権の解釈改憲問題など、現行の平和憲法は大きな危機にさらされています。
 既にこれまで、第2次安倍政権の下で生活保護費の切下げ、根拠のない地方交付税削減による地方自治への介入、収束の道筋が不透明な中での原発再稼働と輸出、武器輸出三原則を見直し新たなルールを閣議決定したことなど、日本国憲法の三原則である国民主権、基本的人権の尊重、平和主義を無視した政策運営が行われています。このことは立憲主義の否定であり、私たちは、これまでの「護憲」対「改憲」という構図から、近代立憲主義に基づく「立憲」と立憲主義自体を否定する(壊す)「壊憲」という対立軸が鮮明になってきたと考えます。

こうした時に私たち自治体議員が果たなければならないことは何でしょうか。地方議会から国政は手が届かないと諦めていないでしょうか。私たち自治体議員は、既に地域で実践しているように、地域住民のそばに立ち、生活者の声に直接耳を傾け、地域と政治を結びつけています。その積み重ねの延長線上に、「地域と国」が結ばれ、「運動と制度(政治)」が結ばれています。私たち自治体議員が立憲主義の大切さを肌で感じ、憲法の下での「現場と法律」を重ねているのです。
安倍政権の国民(住民)の声を無視した机上の国家主義、いわば観念的国家主義に対して私たち自治体議員は、私たちのすぐそばにいる地域住民一人ひとりの声に丁寧に耳を傾け、生活者視点の声を思いに変え、大きな束にして対抗していかなければなりません。
私たちは今の時代の流れを深く憂慮し、自治体議員だからこそできる立憲主義に立つ新たな政治への流れを自ら興す必要があると判断しました。私たちは、すでに、政党の枠を超えた国の「立憲フォーラム」(代表近藤昭一・民主)の立ち上げに刺激を受け、新たに発足した「戦争をさせない1000人委員会」の運動や「立憲デモクラシーの会」を発足させた学者文化人運動に対応しようとするものでもあります。
憲法9条がノーベル平和賞にノミネートされました。立憲主義と平和主義の原理を押しつぶさんとする安倍政権の暴挙に対抗するため、しなやかで幅広い自治体議員のネットワークを呼び掛けたいと考えます。そして、全国各地の立憲主義を守る運動の先頭に立ち、今日の危機を乗り越えて行こうではありませんか。
連絡先
リベラル市民政治研究所 03-6661-8309
松谷 清事務所    054-209-5677
角倉 邦良事務所   027-387-1432
阿部とも子事務所   03-3508-7303(議員会館)
設立総会のおしらせ

日時:   6月15日(日)13:00開場、13:30~16:00

会場:   連合会館2F会議室(御茶ノ水駅 徒歩5分)

連帯の挨拶 立憲フォーラム(交渉中)
福山真劫 (戦争をさせない1000人委員会・平和フォーラム)
上原公子(脱原発首長会議事務局長)、秋葉忠利(前広島市長)

参加規模:100名。参加費 1000円

第1部    設立総会   13:30~14:45
第2部    記念講演   15:00~16:00
山口二郎(法政大学教授・立憲デモクラシーの会代表)
「集団的自衛権と立憲主義」

≪呼びかけ人≫
札幌市議 大嶋 薫(民主党)・札幌市議 伊藤牧子(市民ネット)・函館市議 道畑克雄(民主党)・ニセコ町議 斉藤うめ子(緑の党)・福島県議 古市光久(民主党)いわき市議 佐藤和良(無所属)・いわき市議 福嶋あずさ(民主党)・郡山市議 滝田春奈(緑の党)・山形県議 草島進一(緑の党)・群馬県議 角倉邦良(民主党)群馬県議 藤江 彰(無所属)・玉川町議 石川眞男(民主党)・秩父市議 清野和彦(緑の党)・小平市議 橋本久雄(緑の党)・武蔵野市議 川名雄二(民主党)・狛江市議 市原広子(社民党)・江東区議 中村まさ子(緑の党)・目黒区議 坂本史子(無所属)・杉並区議 市橋綾子(生活者ネット)・杉並区議 新城せつこ(無所属)・杉並区議 市来とも子(社民党)・杉並区議 奥山たえこ(緑の党)・千代田区議 岩佐良子(民主党)・千代田区議 寺沢文子(無所属)・中野区議 武藤有子(無所属)・千葉県議 山本友子(市民ネット)・千葉県議 小宮清子(社民党)・佐倉市議 大野博美(市民ネット)・川崎市議 猪俣美恵(緑の党)・静岡市議 松谷清(緑の党)・三島市議 栗原一郎(緑の党) 沼津市議 江本浩二(緑の党)・名古屋市議 斉藤 誠(民主党)・新潟市議 中山 均(緑の党)・小千谷市議 長谷川有理(無所属)・長野市議 西村ゆう子(生活者ネット)・多治見市議 井上あゆみ(緑の党)・珠洲市議 北野 進(無所属)・福井県議 山本正雄(民主党)・滋賀県議 山田 実(民主党)・堺市議 長谷川俊英(無所属)・高槻市議 川口洋一(社民党)・茨木市議 山下慶喜(新社会党)・兵庫県議 丸尾 牧(緑の党)・尼崎市議 酒井 一(緑の党)・西宮市議 四谷 薫(緑の党)・岡山県議 横田悦子(緑の党)・岡山市議 羽場頼三郎(民主党)・大分県議 玉田輝義(無所属)・大分県議 尾島保彦(無所属)・熊本県議 岩中伸司(新社会党)・合志市議 神田公司(無所属) 

「福島 この3年間の軌跡と現状」佐藤和良いわき市議の講演 まつや清との対談

2014年06月08日 | ニュース・関心事


昨日、「まつや清応援する会」の総会の記念講演に駆けつけてくれたいわき市議の佐藤さん。総会では、来賓として「お褒めの言葉」をいただき、講演では「疲弊する福島、風化する全国」の厳しい現実と明日に向かう「福島と静岡のつながる希望」について語っていただきました。

壷阪道也カメラマンが早速、実は昨日のうちに動画をアップしてくれていました。ありがとうございます。私といえば、参加者や事務局の皆さんと一緒に、講演+対談のレベルを更に深めるためにと交流会、2次会、3次会と楽しくもあり充実した「美酒と肴」の世界で戯れていました。

講演 「福島 この3年間の軌跡と現状」 1時間1分5秒
http://youtu.be/CIUgB-1ABY8

質疑  42分37秒
http://youtu.be/kiEHEr6lwtk

資料ダウンロードアドレス PDFファイルA4版4ページ  395kb
http://yahoo.jp/box/U0OS-4