イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

加太沖釣行

2019年01月07日 | 2019釣り
場所:加太沖
条件:大潮 7:38満潮
潮流:8:11 上り3.4ノット最強 12:00転流
釣果:真鯛 2匹 チヌ 1匹


本当なら初釣りは1月3日の予定であった。しかし、この日はとりあえず港まで行ったけれども北風が強くて出港を断念した。
隣に係留しているN氏は強行していて、ちゃんと獲物を手にしていたようだが、僕には無理だ。あの風の中どうしても出港する気にはなれなかった。



例年なら1月2日と3日は出勤して4日に休みをもらって初釣りというパターンなのだが、今の職場では4日に屋上にあるお稲荷さんへのお参りがあるので休めないのだ。



去年は5日に休みを取ったが、今年は資料作りでそれもかなわず早い目の休もうと3日となった。
そして、そんな出勤の日にかぎって天気は上々で釣り日和なのだ。
なんと恨めしいお稲荷さんだろう。罰当たりだが恨めしい。
しかし、そこでふと考えた。お稲荷さんの祠っていたるところにあって、今年の初詣にもいくつかの祠に手を合わせたけれども、あれって、ひとつひとつの祠にひと柱ずつお稲荷さんが鎮座しているものなのだろうか?それとも、あの祠というのは、お稲荷さんにとっては神様の世界からの通用口のような、ネットワークの情報端末のようなものでひと柱のお稲荷さんがいたるところの祠を巡回しているものなのだろうか?
もし、ひと柱ずつ鎮座しているのなら屋上のお稲荷さんに悪態をついてもほかのお稲荷さんが、「まぁ、まぁ」と言ってそこは丸く納めて(くれるかどうかわからないが・・)くれるだろうけれども、これが一体だけの神様となると、僕は強大な神様を敵に回したことになる。これはまずいぞ。来月のお参りのときにあやまっておかねばならない。

しかし、これがお稲荷さんなら白い狐ってたくさんいそうなものだが、天照大神となると、これは固有名詞っぽいのでどうなるのだろう。神様はひとりで伊勢神宮からその他いたるところを行ったり来たりしているものなのだろうか?高天原から降臨(されたのは孫君だけれども)されたころは日本の人口なんていってもたかが100万人ほどだっただろうけれども今では1億2000万人もいるし、日本に住んでいる外国人も入れいるともっと多くなる。それぞれの願いをひとりで引き受けなくてはならなくなるちょっと厳しいのではないだろうか・・。このご時勢、ご利益をいただくのも宝くじ並みというようになってしまったのだろうか。どうりで不運が続くわけだ・・。

ヨタ話はこれくらいにして、そういうことでやっと新年7日目にしてやっと初釣りに出ることができた。
3日とはうって変わって、無風快晴。新日鉄住金のダクトからの水蒸気も真っすぐ上がっている。おまけに気温がものすごく低いものだから、その蒸気も派手なものだ。



しかしながら潮の時間が心配だ。8:11に最強を迎えるので今日はほぼロスタイムの中で釣りを続けなければならない。今日の予定はとりあえずテッパンポイントから始めて潮が緩むにつれて銅板ポイント→大和堆ポイントと移動しようと考えている。

テッパンポイントに入って間もなくアタリが出た。小さいながら真鯛だ(まあ、カスゴサイズだが・・)とりあえず初釣りでボウズを逃れることができた。午前7時半ごろ。まさに一番釣れる時間に喰ってきた。



しかしその後はアタリが出ない。最強時刻を過ぎてしまったので銅板ポイントへ。



ここでもアタリがない。午前9時過ぎに大和堆ポイントへ。



う~ん、誰もいない・・。これは針路を間違ったかと思うも、ここからまた友ヶ島周辺に戻ると時間をロスしすぎる。幸いなことに魚探には魚の反応がある。とりあえず10時までは頑張ろうとするがアタリがない。と、もう帰ろうかと思う頃にまたアタリが出た。少し大きめの真鯛。もうほとんど潮の流れが無くなっているのだが時折アタリがある。

今回も新しい工夫をビニールに加えてみた。黒いマジックで目玉を描いてみたのだ。5本の鉤のうち3本にこの目玉描きこみビニールを取りつけたのだが、確かにすべてのアタリはこの目玉入りであった。目玉なしのビニールは長さと色が違ったので確実に効果があったかどうかわからないけれどもこれも当分続けてみようと思う。


 
そんな中でちょっと大きめの魚がアタり、仕掛けまで手をかける直前バラしてしまった。これは痛い・・。まさしく痛恨だ。これで戦力レベルがグッと下がってしまった。あと一流しして終わろうと船の位置を変えて釣りを始めるとまたアタリがあった。これも大きい。これを取れれば家に帰れると慎重に引き上げるとチヌであった。これはめずらしい。まだ卵が大きくなっていない寒の時期のチヌは美味しい。また、肝の刺身も美味しいらしいので慎重に取り出した。これも楽しみだ。

午前11時を回って本当に潮の流れがなくなってしまったので今日はこれで終了。この状況なら下りの潮が動き始めるのを待つとまたアタリが出始めるとも思うのだが、そこまでは粘る必要もあるまい。今年もお昼ごはんを家で食べるというペースは守り続けるつもりだ。
なにはともあれ、ボウズでなくてよかった・・。
コメント
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