イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

住金沖釣行

2020年06月16日 | 2020釣り
場所:住金沖
条件:長潮 9:28干潮
釣果:ボウズ

連日ボウズの山を築いているのだが、今日もひとつ積み上げてしまった。午前中に行かねばならないところがあるので午前8時過ぎには帰宅をしておかなければならない。
なんとか一矢報いたいと思い今日も飲ませサビキをするため住金沖へでかけた。
朝、家を出ると北風が強く吹いている感じだ。この季節にしては珍しい。港内の少しだけだが海面がざわついている。



そして青岸の灯台を越えたくらいから波と風が強くなってきた。ああ、今日は沖には行けないというところだが、住金沖だと沖といっても紀ノ川を横切ったら陸伝いだ。そして、さすが、世界に誇る大工場だけある。工場内の海域に入ってしまうと外の波風が嘘のようだ。高炉がどんどん閉鎖されていくのが惜しい感じだ。



よく釣れているのか、たくさんの船が出ている。



そして魚探の反応もかなりある。



これはひょっとして今日こそ釣れるのではないかと意気込んだが、まずエサの小魚が乗らない。初島の沖ならこれくらいの反応が出ていればまずエサが食いついてくるのだけれども今日は朝一に1回だけ竿先を震わせただけだった。
ベイトのサイズが小さいのかと思ったけれども、水面まで湧いてくる魚を見るとそうでもなさそうだ。それでも鉤のサイズが大きすぎるのだろうか。僕が使っている鉤のサイズはこういう釣りをする鉤としては小さいほうを使っているのだが・・。一応、鉤のフトコロに小鉤をつけてみたけれどもそれでもダメだった。まだまだ研究の余地があるようだ。

防波堤の先端を中心に行ったり来たりするけれども状況は変わらない。そろそろ時間になったのであっさりあきらめて帰投した。


今日の用事は炊事場の蛇口の水漏れを直すべく部品の品番を調べるという作業だ。TOTOというメーカーのものなので図書館の近くにあるショールームにいくのだが、これが一筋縄ではいかない。2週間ほど前に尋ねるとこんな張り紙がしてあった。



コロナショックの影響というのは仕方がないが、扉の前から電話をして、「せっかくここまで来たんですけど・・。」と言っても門前払いで2週間後に予約を入れてもらった。普通、客商売なら入口まで来ていると言えばとりあえず出てきてお詫びくらいはするだろうと思うとここでひとつカチンときた。
今日の朝一番の予約だったので開店10分前に行ったら張り紙継続中で電話は留守番電話になっていて、しばらく待っていると営業マンらしき人が出勤してきて、「10時になったら電話してくれますか?」と言う。2回目のカチン。「あんた、客が来ているのわかってるやから、あんたが担当に10時になったら迎え入れてやってくれって伝えてくれればいいんじゃないの?」と言ってやった。「はあ、そうですよね。」と頼りない返事。

目の前まで来ている客に顔も出さずに追い返すし、そうかと思えば、僕と同じように予約が必要と言うことを知らずにやってきた今日の客には出入口で迎えている。聞いたら、「たまたま入り口を開けていたから・・。」という答え。そこで3回目のカチン。「あんたら、入口のカメラ見ながら(設置されているのかどうかは知らないが。)人相観て対応変えるんか?」相手も短気なのか、「そんなことはございません!」と不機嫌にきっぱりぬかしおる。しかし、クレーマーにはこれくらいの対応のほうがいい。彼女たちもそれなりに訓練されているようだ。教育環境はわが社よりもはるかに整備されているのかもしれない。
結局、2週間待ってやっとお目通りが叶い、問題は5分ほどで解決。それくらいでできるなら最初の日にちゃっちゃとやってくれよと思うのだ。
まあ、僕は人相も悪いし、部品の品番知りたいだけだから上客ではないのだろうけれど、この会社は大名商売をやっているなと思った次第だが、そこまで警戒せんでもいいんじゃないのとも思うのだ。僕はウィルスじゃないぞ!

ただ、思うのは、僕も客相手の仕事をしているが、こんな相手には、「何を偉そうに身勝手なことを言ってるんだ。アホとちがうか。」と心の中で思っているのでみんな同じだということだ。文句を言っているほうも正当な意見だとしか思っていないからお互い交わることがないのだ。


その後、港に行くと、タカシさんが渡船屋の船のオイルフィルターの交換をしていた。「暇になったら僕のもお願いしますワ~。」と伝えておいたらオイルのフィルターの品番を間違えていたらしく午後からも作業が続いていて、ついでにやってくれた。
2月のエンジン廻りの部品の定期交換のときに、そろそろ交換せんといかんなと言われて以来約4か月、部品代も先に払っていて、渡船屋の船頭にも僕のところの修理はなかなかやってくれないんだなどとボヤいて(多分、5,6回はぼやいていたと思う。)いたら、彼はやっとその時がきたと感激して、わざわざ電話で知らせてくれた。「今からやってくれるらしいぞ!!」って。
タカシさんはまったく悪気はないのだが、さすがにお歳で、よく忘れる。この前も電話を入れたら、「部品・・。あれ?机の上に置いといたんやったかな~。」と完全に忘れられてしまっていた。
しかし、このブログにも何回か書いたがゴットハンドの技を持つ職人さんだ。でも、ほとんどの顧客が業務で船を使っている人たちだから僕なんかとは重要度が違う。だから僕もそんなに無理を言えないし、ゴッドハンドは本当にダメなときはすぐにでもとんできてくれる。はずだ・・。しかし、修理代の請求は忘れられたことがない。1回くらい忘れてくれたらいいのに・・。
ただ、今回取り替えてもらったパイプを見てみると、ホースバンドの周りがズタズタになっていた。素人目ではあるが、よくこれで乗ってたものだと思う。今日、タカシさんの姿を見かけたのはボウズと引き換えに僥倖と言えるのだ。

 
コメント
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