イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

マリーナシティ沖釣行

2020年06月21日 | 2020釣り
場所:マリーナシティ沖
条件:大潮 5:29満潮
釣果:キス 43匹

長く使っていたボートフックの柄が腐り始めた。これは父親が作って先代の小舟で使っていたものだが、おそらく作ってから20年以上経っているだろう。数年前から、握っているとささくれているところを触るとトゲが刺さるようになっていた。最近、ふと眺めてみるとちょうど真ん中のところが腐ってえぐれてきていた。木は腐り始めると早い。柄を新しくしておかないと護岸に押し当てたときに折れてしまうと問題だ。丸い棒なんて削り出したことがない。どうしたものかと考えていると、トリマーを持っていたことに気付いた。
丸く削れるビットがあれば四角を削れば丸くなる。さっそく35ミリの角材とビットを買ってきた。ビット代を100円ケチって径の小さいものを買ったので角材の角が丸くなった程度だが、ビットの汎用性と角材の強度を考えるとこの程度でも十分だろう。
角材もヒノキじゃなくて安い赤松にしたので耐久性が心配だがまあ、4,5年持ってくれれば十分だ。




そして今日はキス釣りだ。やっぱりこの季節はキスの天ぷらを食べたいものだ。前回のキス釣りはボウズだったが菊新丸さんの情報(もう10日ほど経っているが・・)でもキスが釣れ始めたらしいからおかず分くらいは釣れるだろう。
場所は必ず釣れる(はず)のポルトヨーロッパの観覧車の前に決めた。
そして天気の穏やかな日曜日。渡船屋も駐車場が満車だ。僕もこの港には40年以上通っているが、こんな張り紙は初めて見た。

 

1軒で独占するようになってからやたらと釣り客が多くなったような気がする。特にルアーマンが多くなったようだ。釣果情報を見ていると、ルアーではスズキやハマチはもちろん、コチやアコウまで釣れているようだ。その確率はどれほどのものか知らないが、ルアーマンはあんまり釣果を気にしない傾向があるから、“釣れるかもしれない”という情報さえあれば集まってくるのだろう。船頭夫婦のプロパガンダの賜物だ。船頭も最近は機嫌がいい。儲かっているんだろうな~。儲かってるんだから係留代を値上げするじゃないよ!と、そこのところは腹が立つ。

そして僕は渡船よりも少し遅れて出港。一路観覧車を目指した。
キスも100匹近く釣った頃もあったがここ数年はどれだけ頑張っても30匹ほどだ。広大なポイントが続く浜の宮が沈黙した状態なのは痛い。いったいどうなっているんだろう。一説では海水浴場の整備しすぎが原因とも聞く。産卵床を破壊しているというのだ。
ということは、今年はコロナ禍で海開きがないとすると来年はキスが戻ってきてくれるということになったりするということか・・。期待していいのかな・・。

そして、その不調に対抗するために今回は釣竿3本作戦というのを考え出した。アタリが少ないならその分鉤の数でカバーしようという考えだ。



観覧車の前から対岸の送電線の鉄塔の前周辺を行ったり来たりして釣りを続ける。

  

アタリはあるのもの散発的で、それも7時半を過ぎたころにはほとんどアタリがなくなった。
最後にダメもとで浜の宮沖に移動してみたがやっぱりアタリはまったくなく午前8時半に終了。



終わってみれば型は小さいものの43匹。3本竿の作戦が奏功したかどうかはわからないが、久々に40匹を超えることができた。
しかし、これが2時間ほどでの釣果なら釣った感があるけれども、3時間半あまりの釣果だとどうもそれがない。


今日は夏至。そして夕方には部分日食が起こる日らしい。朝は2時半に起床して午前4時に出港するころには東の空が明るくなっていた。



次の釣行からは少しずつ出港がゆっくりになって楽になる。毎年のことだけれども・・。
家に帰って日食を観測すべく装置を作ったものの夕方になって曇り始めた。



残念。なんとなく輪郭だけは捉えたという感じだろうか。



次に日食が見られるのは10年後らしい。順調にいけば完全にリタイヤした直後である。そのころ、僕の人生はどうなっているんだろう・・。
コメント
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