イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

紀ノ川河口釣行

2023年09月17日 | 2023釣り
場所:紀ノ川河口
条件:中潮 7:18満潮
釣果:タチウオ13匹

昨日釣った20匹のタチウオだが、草刈りに来ていた人たちに全部差し上げてしまった。叔父さんの家に持って行く分くらいは残してくれるかと思っていたら、見事全部持って行かれてしまったのである。
さすが、昭和時代前半生まれ、しかも漁港育ちの人たちは厚かましい。しかし、そういう厚かましさは大歓迎である。みんな、タチウオは美味しいし、新鮮なタチウオは貴重だということを知っているのだ。
そして、自分の食い分と叔父さんの家に持って行く分と小船の性能維持を兼ねて今日も出港だ。
元々は、連休の中日だし、一服しようかとも思ったのだけれども目覚ましをかけていなくてもきちんと目が覚めてしまったのでそのまま出発の準備をしたのである。

目下のところ、夜明け前の東の空には金星がものすごく明るく輝いている。-4.8等星の明るさだそうである。




電気ウキを探しながら青岸方面へ向かう。1個確保。
今日も出だしは悪い。東の空が暗い間はまったくアタリがない。フェリーが入港してきてから少し経つと今日も怒涛のアタリラッシュだ。
不機嫌なエンジンはいつも以上に不機嫌で、低速走行ではすぐにエンストする。おまけに傷がついた幹糸の補修部分に疑似餌のヒラヒラが絡まってしまった。短い時合を気にしながらそれをほどいていると、その先のひとつだけ海水に漬かっている鉤にタチウオが喰いついてくる。トラブルがなければあと少し追加できていたのだが・・。
この時間のロスと不機嫌なエンジンと手返しの悪い狭いデッキを考慮すると昨日並みの活性というところだろうか。紀ノ川河口のタチウオはやっと本格的な季節を迎えたという感じだ。

しかし、今日もその時合は本当に短い。今日なんか、アタリが続いた時間というのは実質20分くらいだったのではないだろうか。まあ、短時間で釣りが済むのでそれはそれでいいのかもしれないが・・。



港に戻って栗の木のもとへ。



そろそろ食べごろかと思って採ってきたがまだまだ熟しかげんは足らないようだ。イガを剥いてみるとまだ白いところが残っていて下のほうはイガと癒着したままだ。これは失敗した。しかし、熟すのを待っているとコンペティターがやってきて盗られてしまうのだから気が気でない。

叔父さんの家に魚を持って行くと、本家の義理の叔母さんが亡くなったということを聞いた。一人暮らしなので施設に入っていたと聞いていたが、ひっそりと亡くなってしまっていたらしい。葬式もひっそりと執り行って叔父さんが知ったのも葬儀のあとだったらしい。
こういう時代になったのだなと改めて思い知る。
そんな話の中で、父親の弟の話題になった。父親の兄弟も、叔母さんとこの人だけになってしまっている。この叔父さんは僕の家の二区画ほど先に住んでいるのだが、あまり交友がない。この人も独り暮らしで水軒の叔父さんの家とはよく行き来していたのだが、最近はまったく音沙汰もなく、電話をしても通じないという。そんなことを聞くと僕も知らんふりをしていられない。
とりあえず家を訪ねるが鍵がかかっていて中の様子はまったくわからない。子供が4人もいるけれどもまったく世話をしていないのか、植木は伸び放題で家の所々は破損したままだ。
世間と隔絶して生きるというのは僕の理想ではあるのだが、周りはきっとやきもきすることになるのだろうなと思うのである。


遅ればせながら、阪神タイガースの話題(僕はタイガースのファンでもなんでもないのだが・・)。
なぜだか知らないが、いつも燃料を買っているガソリンスタンドが優勝セールを始めた。



まあ、元の値段がどんどん上がっているので安くなったといっても錯覚でしかない。
多分、ふた月前だと値引き後の値段よりもさらに安かったのではないだろうか。
それでも値引きをしてくれるのはありがたい。船外機の燃料とバイクのタンクを満タンにした。しかし、残念なことにそれだけ入れると2300円を超えてしまった。
タチウオ13匹ではまったく割りに合わないのである・・。

そしてもうひとつ。
エンジンの洗浄用に新しいギミックを導入した。



総投資額は3000円ほどになってしまったが、これはなかなか効率がよい。100均の水鉄砲からやっと卒業できるのである。

コメント
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