週末、期待していた1歳馬の近況更新は来週予定とのことで、今回は当歳募集馬3頭の動画と近況について触れてみます。
ちなみに当歳馬3頭はいずれも『募集中』サインのままですから(同期のステラリード'19はすでに満口(^^))、出資検討という意味ではゆっくりやっても大丈夫。 ただし、ゼロカラノキセキ'19は11月末までが超早期出資特典期限内なので要注意です。
では、まずは当歳募集馬3頭の動画から…
あえて行間を開けずに並べて貼り付けたのは、3頭の動画を一緒に再生して比較したかったからです。
一頭ずつの動画をじっくり見るのも楽しいですが、並べて再生すると全体感を見比べる事が出来てイイですよね。
この時期の歩きだけで全てを見通すことは出来ませんが、血統背景に加えてこういう動画から受ける印象と近況コメント、さらには各馬の時系列変化の状況などを加味して出資検討していく作業が楽しいのですが、最近は売れるペースが早くて困ることも増えました(^^;)
それはさて置き、3頭の動画比較で一番感じたことは、それぞれ歩きのリズムが違うことです。
真ん中のショウナンカラット'19の歩きはゆったりしたリズムで柔らかく、個人的好みで言えばこれが一番好きなタイプ。 その下のゼロカラノキセキ'19は速いピッチでキビキビ歩いている印象で、一番上のショウナンタレント'19がその中間、ややゆったりに寄っているバランスタイプといった感じでしょうか。(キタサンブラック産駒って、こういう歩きをするんですね…)
3頭はいずれも3月生まれで大きな差はないはずですが、並べてみるとゼロカラノキセキ'19が最も子どもっぽい印象で、このあたりが成長とともにどう変わっていくのかにも注目しておくと面白そうです。
その上で、3頭の最新近況は以下のようなものでした。
■ショウナンタレント'19 パカパカファーム厚賀分場:山田担当のコメント
「ここではずっと昼夜放牧していますので飼い付けも屋外で行っています。飼い葉桶は頭数分あり、どの馬も仲の良い馬とシェアしながら食べ、無くなったら次の飼い葉桶に移動するのですが、本馬は一頭で占領して食べようとするんですよね。他馬も食事時の彼女の性格を知っていますので近づいたりすることはありません。屋外での飼い付けは、皆で競争しながら食べさせることで食欲を促す狙いがあるのですが、本馬ついては決して食べ物競争に負けることはないでしょう。どうやら馬に対しては好き嫌いがハッキリしているタイプ。馬体を見ると真っ先に目がいくのが発達した大きなお尻で、今後どのような馬に成長するのかとても楽しみです」
■ショウナンカラット'19 パカパカファーム厚賀分場:山田担当のコメント
「協調性があってどの馬とでも仲良くでき、我々が放牧地に行ったら真っ先に近寄ってくる積極性もありますね。当歳馬は成長の途中段階にありますので歩様がぎこちなかったりするものですが、そんな中でも彼は安定した歩様をしており、何より父譲りの競走馬にふさわしいバランスの良い体をしています。本馬の馬体を見ていますと、キタサンブラックが長きにわたってトップ戦線で活躍できた理由がよく分かります。これからの成長が本当に楽しみです」
■ゼロカラノキセキ'19 木村秀則牧場:木村担当のコメント
「良質の筋肉が付いてきそうな体をしていますよね。随所にこの母系の特徴を受け継いでいるポイントが見られ、放牧地ではスイッチが入ると持ち前のスピードに任せてビュンビュン走っていくシーンが印象的です。成長に関して言えば、おそらくは何段階かに分けてグンと変貌を遂げるタイミングがやってくるタイプ。大きくなっては止まり、また大きくなっては止まっての繰り返しにより、ゆくゆくは立派な馬体へと育ってくれるのではないでしょうか」
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当歳馬なので、普段の生活態度や気性面、馬の個性についてのコメントが主ですが、その中でもショウナンカラット'19のゆったり柔らかい歩き、安定した歩様は山田さんの目にも留まっているようです。
ショウナンタレント'19を含めて桑田牧場産の2頭はどちらもバランスの良い好馬体の持ち主で、現時点ですでに大人っぽさを感じさせるところがありますし、確かに今後の成長がすごく楽しみだと感じさせてくれますね。
一方のゼロカラノキセキ'19は、放牧地をビュンビュン走っていける運動能力が売りのようですが、ピッチの速い歩きからはスタートダッシュの良さが想像できますから、そのイメージ通りの木村さんのコメントはプラス材料になりそうです。
これで遺伝子型がCCだと本当にイメージ通りなのですが、この3頭はいずれもCT型とのことで、それをどう判断するかは(遺伝子型の扱いにセオリーが確立されていないだけに)難しいところかもしれません。
私がこれまで『気になる馬』として取り上げたのは、この3頭の中ではゼロカラノキセキ'19のみなのですが…
改めて動画や近況を眺めてみると、意外にショウナンカラット'19が良く見えたりしますね。 正直、キタサンブラック産駒にはもう少し固さがあるのではと、勝手に思い込んでいたものですから。。
武幸四郎厩舎のキタサンブラック産駒となれば、(8月の近況で幸四郎先生が冗談ぽく仰っていた)武豊騎手鞍上でのデビューが見込めることもありますし、少なくともゼロカラノキセキ'19と同レベルの『気になる馬リスト』には入れておこうと思います。
厩舎を見ると、ショウナンタレント'19は池江厩舎でゼロカラノキセキ'19は尾関厩舎…。 大人気の池江厩舎は当然として、一頭一頭の個性を掴んで本当に真面目に取り組んでくれる尾関厩舎も捨てがたいしなぁ。。
*広尾TC募集馬ページ → https://www.hirootc.jp/sellhorses/
*広尾TC様のご厚意により、クラブ公式HP等からの情報転載の許可を頂いています。
ちなみに当歳馬3頭はいずれも『募集中』サインのままですから(同期のステラリード'19はすでに満口(^^))、出資検討という意味ではゆっくりやっても大丈夫。 ただし、ゼロカラノキセキ'19は11月末までが超早期出資特典期限内なので要注意です。
では、まずは当歳募集馬3頭の動画から…
あえて行間を開けずに並べて貼り付けたのは、3頭の動画を一緒に再生して比較したかったからです。
一頭ずつの動画をじっくり見るのも楽しいですが、並べて再生すると全体感を見比べる事が出来てイイですよね。
この時期の歩きだけで全てを見通すことは出来ませんが、血統背景に加えてこういう動画から受ける印象と近況コメント、さらには各馬の時系列変化の状況などを加味して出資検討していく作業が楽しいのですが、最近は売れるペースが早くて困ることも増えました(^^;)
それはさて置き、3頭の動画比較で一番感じたことは、それぞれ歩きのリズムが違うことです。
真ん中のショウナンカラット'19の歩きはゆったりしたリズムで柔らかく、個人的好みで言えばこれが一番好きなタイプ。 その下のゼロカラノキセキ'19は速いピッチでキビキビ歩いている印象で、一番上のショウナンタレント'19がその中間、ややゆったりに寄っているバランスタイプといった感じでしょうか。(キタサンブラック産駒って、こういう歩きをするんですね…)
3頭はいずれも3月生まれで大きな差はないはずですが、並べてみるとゼロカラノキセキ'19が最も子どもっぽい印象で、このあたりが成長とともにどう変わっていくのかにも注目しておくと面白そうです。
その上で、3頭の最新近況は以下のようなものでした。
■ショウナンタレント'19 パカパカファーム厚賀分場:山田担当のコメント
「ここではずっと昼夜放牧していますので飼い付けも屋外で行っています。飼い葉桶は頭数分あり、どの馬も仲の良い馬とシェアしながら食べ、無くなったら次の飼い葉桶に移動するのですが、本馬は一頭で占領して食べようとするんですよね。他馬も食事時の彼女の性格を知っていますので近づいたりすることはありません。屋外での飼い付けは、皆で競争しながら食べさせることで食欲を促す狙いがあるのですが、本馬ついては決して食べ物競争に負けることはないでしょう。どうやら馬に対しては好き嫌いがハッキリしているタイプ。馬体を見ると真っ先に目がいくのが発達した大きなお尻で、今後どのような馬に成長するのかとても楽しみです」
■ショウナンカラット'19 パカパカファーム厚賀分場:山田担当のコメント
「協調性があってどの馬とでも仲良くでき、我々が放牧地に行ったら真っ先に近寄ってくる積極性もありますね。当歳馬は成長の途中段階にありますので歩様がぎこちなかったりするものですが、そんな中でも彼は安定した歩様をしており、何より父譲りの競走馬にふさわしいバランスの良い体をしています。本馬の馬体を見ていますと、キタサンブラックが長きにわたってトップ戦線で活躍できた理由がよく分かります。これからの成長が本当に楽しみです」
■ゼロカラノキセキ'19 木村秀則牧場:木村担当のコメント
「良質の筋肉が付いてきそうな体をしていますよね。随所にこの母系の特徴を受け継いでいるポイントが見られ、放牧地ではスイッチが入ると持ち前のスピードに任せてビュンビュン走っていくシーンが印象的です。成長に関して言えば、おそらくは何段階かに分けてグンと変貌を遂げるタイミングがやってくるタイプ。大きくなっては止まり、また大きくなっては止まっての繰り返しにより、ゆくゆくは立派な馬体へと育ってくれるのではないでしょうか」
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当歳馬なので、普段の生活態度や気性面、馬の個性についてのコメントが主ですが、その中でもショウナンカラット'19のゆったり柔らかい歩き、安定した歩様は山田さんの目にも留まっているようです。
ショウナンタレント'19を含めて桑田牧場産の2頭はどちらもバランスの良い好馬体の持ち主で、現時点ですでに大人っぽさを感じさせるところがありますし、確かに今後の成長がすごく楽しみだと感じさせてくれますね。
一方のゼロカラノキセキ'19は、放牧地をビュンビュン走っていける運動能力が売りのようですが、ピッチの速い歩きからはスタートダッシュの良さが想像できますから、そのイメージ通りの木村さんのコメントはプラス材料になりそうです。
これで遺伝子型がCCだと本当にイメージ通りなのですが、この3頭はいずれもCT型とのことで、それをどう判断するかは(遺伝子型の扱いにセオリーが確立されていないだけに)難しいところかもしれません。
私がこれまで『気になる馬』として取り上げたのは、この3頭の中ではゼロカラノキセキ'19のみなのですが…
改めて動画や近況を眺めてみると、意外にショウナンカラット'19が良く見えたりしますね。 正直、キタサンブラック産駒にはもう少し固さがあるのではと、勝手に思い込んでいたものですから。。
武幸四郎厩舎のキタサンブラック産駒となれば、(8月の近況で幸四郎先生が冗談ぽく仰っていた)武豊騎手鞍上でのデビューが見込めることもありますし、少なくともゼロカラノキセキ'19と同レベルの『気になる馬リスト』には入れておこうと思います。
厩舎を見ると、ショウナンタレント'19は池江厩舎でゼロカラノキセキ'19は尾関厩舎…。 大人気の池江厩舎は当然として、一頭一頭の個性を掴んで本当に真面目に取り組んでくれる尾関厩舎も捨てがたいしなぁ。。
*広尾TC募集馬ページ → https://www.hirootc.jp/sellhorses/
*広尾TC様のご厚意により、クラブ公式HP等からの情報転載の許可を頂いています。
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