吉澤ステーブル在厩のアスカビレン’20は、初期馴致を滞りなく終え、現在は騎乗馴致へと移行しています。10月上旬の馬体重は444kgです。
◇鷲尾マネージャーのコメント 「到着後2~3日で生活リズムを掴み、洗い場やハミ馴致と並行して、ロンジング、ドライビングと経験させてから装鞍、背馴らしと進めてきました。そして現在は、ロンギ場でダクとハッキング程度の軽い騎乗運動を開始したところ。時折見せる表情などは秘めた気持ちの強さを感じさせますが、基本的には人間の指示に素直で落ち着きがあり、スムーズに進めることができています。馬体は牝馬ながらしっかりとした幅があり、力強さを感じさせるタイプ。体格的にも平均以上のサイズになると思われます。肩やトモの付くべきところに筋肉量がありますので、これからの調教での動きが楽しみです」
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吉澤ステーブルに移ったのが9/22ですから、馴致は(10/1にファンタスト木村さんに移動した)クエストフォーワンダー’20より一歩先に進んでおり、すでにダクとハッキング程度の軽い騎乗運動が始まっています。
馴致がスムーズだった要因でもある、『気持ちの強さを持ちながらも人間の指示に従順』というのは、いかにも競走馬向きの性格に思えますが、きっとパカパカファーム厚賀分場でしっかり手をかけて頂いたことも大きいのだと思います。どの馬もみんなこういう感じだと助かるのですが、なかなかそう簡単にはいかないですからね。
そのパカパカ厚賀にいた最後の1、2ヶ月ほどで、目覚ましく成長した馬体については、「牝馬ながらしっかりとした幅があり、力強さを感じさせる」とかなりの高評価。それほど大きくなかった当歳時を知っているだけに、「体格的にも平均以上のサイズになる」とか「肩やトモの付くべきところに筋肉量がある」といったコメントも嬉しいですし、ある意味では、これが当歳募集馬に出資をする醍醐味と言って良いでしょう。
吉澤ステーブルは素質馬も多く、目立つ存在になるのはなかなか大変ですが、「これからの調教での動きが楽しみ」という現時点の期待通りに成長していって欲しいと思います。
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