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気合の出資馬応援と飲み食い! たま~に趣味の話題など。。(^^ゞ

【ドゥオーモ】遅くなりましたが、思い出がたくさんあり過ぎて…

2021-12-28 05:23:53 | 引退馬

ドゥオーモは先月11/12に登録を抹消、つまり、だいぶ前に正式に引退通知がアップされています。

本当はそのタイミングでこの記事を書かなければいけなかったのですが、ドゥオーモについてはあまりにも思い出が多過ぎて、何をどう書いていいかがまとまらず、すっかり遅くなってしまいました。その間、追加募集馬関連の話やパンサラッサの活躍などで、かなり慌ただしかったこともありましたし…。(言い訳ですけど(^^ゞ)

でも、本当に長く頑張ってくれた馬ですので、きちんと年内に区切りをつけたいと思いますm(_ _)m

 

 

ドゥオーモに関しては、全てに触れていくと時間がいくらあっても足りないぐらい、本当にたくさんの思い出があります。そもそも8歳11月まで現役で頑張ってくれたので、『出資馬と出資者』の関係で付き合った期間が長いですしね。

そんな、長い長い応援の歴史が始まったのは、2015年1月に出資をした時からです。『【アスクコマンダー’13】出資決定! 13年産世代は3頭で勝負(^_^)』によれば、ドゥオーモはマグナムインパクト、ポノイに続く2013年世代3頭目の出資馬でした。実際にはこのあとにベイビーティンク、ルックオブラヴにも出資をしましたので、この世代は総勢5頭で勝負だったんですよね。

当時は今と違って400口募集の時代ですから、総額6,400万円だったドゥオーモは一口あたり16万円也。。2000口だ3000口だ4000口だに慣れてしまうと不思議な気もしますが、当時はディープインパクト全盛と言って良い時期で、一口16万円でも高くはないかな?…という雰囲気だったと思います。それに、そもそもこの世代はマグナムインパクト(ミスペンバリー’13)の8,000万円が最高額で、ドゥオーモはお値段も期待値も何となく次点の位置付けでしたからね。

もちろん、私にとっては(今でもミスペンバリーの最高傑作だと思っている(^^ゞ)マグナムインパクト、ドゥオーモというディープインパクト産駒2頭を揃えられたのは最高に嬉しいことでしたが、結果としてマグナムは1戦のみで屈腱炎を発症し引退、ドゥオーモも化骨遅れや脚元の問題などで、長く苦労をすることになったのですから、まあ、良い勉強になったとしか言いようがありません。(あまりその後の出資検討には活かされてませんけれど、心構えにおいては良い勉強に(^^;))

とにかく、ドゥオーモがトレセンに入ったのは明け3歳の1月末になってからです。もちろん、吉澤ステーブルWESTで入念に乗り込み、これならいけるとの手応えを掴んでからの入厩でしたから、期待満載の船出であったのは確かだったと思います。この時は、やがてやってくることになる『長~い苦労』のことなど、微塵も想像していなかったなぁ…。

ドゥオーモのデビュー戦は2016年3月13日の阪神3R、芝1800mの未勝利戦でした。このレースでは、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったM.デムーロ騎手を鞍上に迎え、既走馬相手でも『ひょっとしたら』の期待を持って応援していました。すると結果は4角10番手から上り3F33.8秒の脚を使った豪快な差し切り勝ち、ゴール後にデムーロさんが天を仰ぎ、馬と神様に感謝する姿を見せたのは、今でも鮮明な記憶として残っています。『【ドゥオーモ】3/13阪神4R 3歳未勝利・出走確定』 『【ドゥオーモ】3/13阪神4R 3歳新馬・枠順&予想』 『【ドゥオーモ】斬れた!! やったぞデビュー勝ち\(^O^)/』 『【ドゥオーモ】好内容勝ちに浮かれずに! @関係者コメント』

ちなみに衝撃のデビュー戦は1000m通過63.9秒という流れでしたから、要するに、スローペースからのヨーイドンに強い、ディープインパクト産駒そのもののパフォーマンスだったんですよね。きっと野中先生もデムーロ騎手も同じ思いだったはずですが、ひょっとしたらダービー出走に間に合うのでは?と感じるぐらい強烈な勝利でした。

結局、その後は2400mのアザレア賞に挑戦して7着、1800mに距離を縮めたあやめ賞で3着となったあとに、左前にソエが出て『ドゥオーモ3歳春の挑戦』は終わりましたが、仕上がり途上、成長途上で見せたデビュー戦のパフォーマンスが印象的で、休みを挟んでソエを落ち着かせ、リフレッシュしたあとの大活躍は約束されているようなものでしたし、実際、それだけの素質・能力があったのは間違いないと思います。

それが何と、2016年5月4日に島上牧場に放牧に出たドゥオーモが、再びトレセンに戻ったのは2018年の1月という…。その間、ソエのあとには骨瘤、さらには非常に長く悩まされた骨膜と、次から次へとトラブルに見舞われ続けたわけで、一体、神様は何を考えているのか…と、トラブルが拗れるたびに落胆したのを憶えています。もちろん、一番辛かったのはドゥオーモ自身でしょうが、出資者にとっても非常に辛い日々でした。『【ドゥオーモ】左前ソエ気味、島上牧場へ放牧に』 『【ドゥオーモ】帰厩直前、左前に骨膜… 残念無念です(T_T)』 『【ドゥオーモ】今度こそ、本当に今度こそ… m(_ _)m』 『【ドゥオーモ】栗東トレセン帰厩、復帰戦の目安は3月後半?』

 

あ、このペースでやっていると終わりそうもないので、少し巻きを入れさせてもらいますm(_ _)m

長い休養から復帰したドゥオーモは、18年3月11日阪神8R(芝1600m)で10着、4月8日阪神7R(芝1600m)で4着、5月5日新潟の二王子特別(芝1800m)で6着となった後に再び休養に入りました。復帰後3戦は着順的には物足りないものでしたが、長~い休養のあとのレースでしたし、いきなり能力全開といかないのは致し方ない面もありました。それに、何より復帰をしてくれたことが嬉しかったですし、ひと息入れたあと、実戦勘を取り戻したドゥオーモの快進撃が楽しみでしたので。。

ところが、2018年9月、夏場を休養に充てたドゥオーモが次なるレースに向けて追い切りを行った後、楽しみにしていた近況で伝えられたニュースは『鼻出血発症』という残念なもので、再び長い休養に入ることになってしまいました。このあたりはもう、泣きっ面にハチもイイところ…ぐらいしか言いようがありませんね(^^;) 『【ドゥオーモ】衝撃のニュース、追い切り後に鼻出血。。(T_T)』 『【ドゥオーモ】やはり肺出血… 6ヶ月の休養へ』

6ヶ月の見舞金をもらったドゥオーモがトレセンに戻ってきたのは、年が変わって2019年の3月でした。この頃は、とにかく無事にレースに出走して欲しいとの気持ちが一番で、正直、その他のことは二の次三の次になっていたかもしれません。それだけに、19年4月21日京都8R(芝1600m)で2着になった時は嬉しかったですし、その後2戦を挟んだ7月13日、函館の臥牛山特別で久しぶり(実に3年4ヶ月ぶり!)の勝利を飾ったときは、ちょっと表現が難しいぐらいにありがたかったです。(そういえば、この頃は藤岡佑騎手が主戦でした。藤岡佑騎手にはいろいろとお世話になっているんですよね(^^ゞ) 『【ドゥオーモ】お帰りなさい!\(^O^)/ 4/21京都8R 500万下・2着』 『【ドゥオーモ】格の違いっ!( ̄^ ̄)V  函館10R 臥牛山特別・優勝』

そしてこの頃から、ドゥオーモは若い頃の虚弱なイメージがなくなり、続けてレースを使ってもあまり疲れが出ず、ましてや脚元不安や肺(出血)の話もどこへやら。。応援しているこちらが心配になるほど、慎重な野中先生が『使える時はどんどんレースを使っていく』ようになりました。もちろん、続けて使ったあとは休養に入るのですが、以前のような大きなトラブルでの休養とは違いますからね。。という、そんなスタイルが花開いたのは、記憶に新しい2020年1月2月の小倉シリーズでした。

『【ドゥオーモ】大外マクって意地見せる! 1/26小倉 壇ノ浦特別・3着』
『【ドゥオーモ】実力通りの完勝劇! 2/16小倉10R 玄海特別・優勝!!』
『【ドゥオーモ】ありがとう、そして小倉記念の登録馬に! @関係者コメント』

2020年は、年明け初戦が1月6日京都の許波多特別(芝1800m)で、ここで9着となったあとに小倉に矛先を向けたドゥオーモ。26日の壇ノ浦特別3着から中2週で挑んだ玄海特別では、非常に強い競馬で自身3勝目を挙げてくれました。そして、年明け3連戦で見事に結果を出したので、ご褒美の休養に入る…と思いきや、まさかの連闘&格上挑戦となる小倉大賞典に登録をされたのです! 『【ドゥオーモ】レース後の状態次第も連闘で小倉大賞典!?・特別登録』

連闘&格上挑戦で挑んだ小倉大賞典、この一戦はドゥオーモにとって初の重賞挑戦だったわけですが、重賞常連のカデナには敗れたものの、本当に良いレースを見せてくれました。そうですねぇ、2着でも勝利以上の感動があったのは、本当に、デビュー前から散々苦労をしてきた経験ゆえに、普通の1勝以上の重みを感じてしまったからだと思います。 『【ドゥオーモ】感動で手が震えてます。。 小倉大賞典(G3)・2着』 『【ドゥオーモ】連戦の疲れを癒すため放牧へ @関係者コメント』

小倉大賞典2着のあと、オープン馬となったドゥオーモはさらに10戦を戦ってくれました。その間、20年7月19日の函館記念で2着になるなど頑張りを見せてくれましたが、今年10月のカシオペアSをラストランとして引退することに。。今思い返しても、2016年半ばから2017年を丸々棒に振ったのが痛恨でしたし、あれがなければどれほど強くなっていたかと考えると、やはり口惜しい思いも湧いてきます。でも、普通では味わえない様々な気持ちを経験できたのは、ドゥオーモがいたからこそとも言えますし、私にとって特別な馬であるのは確かです。 『【ドゥオーモ】インを突いて持ち味発揮!! 函館記念・2着』 『【ドゥオーモ】現役引退へ お疲れ様でしたm(_ _)m』

長く応援していた馬の引退は寂しいことですが、それでもドゥオーモはオープン馬になり、重賞でも良いところを見せてくれましたから…。本来の素質・能力を考えると、もっとやれた可能性はあるものの、それも含めてドゥオーモなのでしょう。野中厩舎や坂東牧場の皆さんはかなり苦労をされたと思いますが、お陰様でこんなに長く応援することができたわけですし、アクシデントと休養ばかりだったころを思い返すと不思議なほどです。本当にありがとうございましたm(_ _)m

 

 

ドゥオーモ
2013/3/5 新ひだか産(藤原牧場)
父:ディープインパクト 母:アスクコマンダー(母父コマンダーインチーフ)
通算成績:26戦3勝、2着4回、3着2回(初勝利2016/3/13)
主な勝ち鞍:玄海特別、臥牛山特別、小倉大賞典2着、函館記念2着
募集総額:6,400万円
獲得賞金:1億397万円(総賞金)

【ラストランとなったカシオペアS(L/芝1800m)でのドゥオーモ:公式HPより】

 


*広尾TC様よりクラブ公式HP等からの情報転載許可を頂いています。


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6 Comments

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Unknown (ジャック)
2021-12-28 07:46:15
デビュー勝ちの感激
復帰までのもどかしさ

どんな馬の勝ちよりも
ドゥオーモの復帰後の
2着と初勝利が心に染みる。

本当に特別な出資馬です。
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Unknown (Az)
2021-12-28 08:14:12
>ジャックさん

本当に特別な馬でした。
落胆したり、もどかしく感じたりも含めて…
諦めずに応援することが本当に身についたのも、この馬のお陰だったかもしれません(^^ゞ
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Unknown (バージョンワン)
2021-12-28 08:56:27
現役でいる限り、レースに出られる以上は、可能性があることを教えられました。

昨年の小倉での快進撃は、本当に感激しました。
また、それ以上に感動したのは、3年4ヶ月振りの勝利となった臥牛山特別でゴールした時に、ジョッキーがおそらく厩舎関係者に向けてと思われるガッツポーズをしたシーンでした。
本当に、長い間諦めずにドゥオーモの復活に手を尽くしてくれた人達がいるんだなぁ…ということも学びました。

出資した以上は、「どんなに厳しい状況になっても、最後まで応援する」という、当たり前と言えば当たり前のことを教えられた1頭になりました。
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Unknown (Az)
2021-12-28 09:25:46
>バージョンワンさん

小倉での快進撃、藤岡佑騎手笑顔のガッツポーズ…
本当に一つ一つの思い出が深~い馬でした。

「どんなに厳しい状況になっても、最後まで応援する」

それまでも頭ではそう考えていたつもりですが、本当に意味が分かったのはドゥオーモのお陰かもしれません(^^)
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Unknown (Oz)
2021-12-28 19:03:37
思い出、たくさん有り過ぎますね(’-’*)
ドゥオーモさんに出逢えて、応援出来て良かったです(*^^*)
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Unknown (Az)
2021-12-28 23:30:14
>Ozさん

思い通りにいかないことの方が多かったですけど、とてもたくさんの思い出ができました(^^)
ドゥオーモさんがいないのは、やっぱり寂しいですね。
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