陶芸で、収入を得る方法として、「御自分の作品を売る」、「陶芸教室を開く」等の、話をして来ましたが、
第3の方法として、本業の他に、副業を設ける方法です。
昔より、一般的に、採られている方法です。
例えば、将来、小説で生計を、建てたい(1本立ちしたい)と、希望を持った小説家の卵は、当面、
出版社に就職したり、学校の国語の先生等で、収入を確保して、小説を書き続けています。
小説には、「芥川賞」「直木賞」の様な大きな賞から、各出版社が主催する、各種の賞が存在しています。
これら、何れかの賞を、獲得できる日まで、二足の草鞋(わらじ)を、履くき続けます。
画家を志す人達も、学校の美術の先生や、一般企業のデザイン部門に、職を得て将来に備えています。
ボクシングの世界でも、世界チャンピオンを目指しながら、アルバイトや他の職業に、就いて居るのが
普通です。同様の事が、「劇団員」「若手お笑いタレント」等、売れる迄は、二足の草鞋で、頑張って
居ます。それ故、本業と副業の2本立てで、現在を乗り切るのに、何ら引き目を感じる必要は、
ありません。 尚、どちらが本業で、どちらが副業かは、明確に区別する必要も、ありません。
1) 学校の先生との兼業
一番一般的な方法です。美術学校などで、勉強したからと言って、直ぐに、売れる作家には、
なれません。
・ 文化勲章を受章した、板谷波山出さえ、東京美術学校卒様後、石川県工業学校で、彫刻科、
後に、陶磁器科の先生として、生徒を教えていました。そして陶芸展などに、応募し入選を
繰り返しながら、名前が知れ渡る様に、成りました。
同様に、学校の美術の先生をしながら、全国の粘土を採取研究し、定年後伊豆に窯を、築いた
陶芸家も居ます。
・ 学校の先生の利点は、時間的に余裕が有り、まとまった期間休暇が、取れる事かも知れません。
2) スッタフ、アシスタントについて
・ 学校の先生に成るには、大学等の卒業資格が、必要に成りますので、それは無理の方は、
陶芸関係の、他の就職(バイト)先を見つける事に成ります。
・ カルチャーセンテター等や、大きな陶芸教室などの、スッタフやアシスタントとして、採用して
貰うことも有りますが、「コネ」が必要で、採用して貰う事は、少ないでしょう。
・ 公民館活動で、陶芸を教える事も出来ますが、収入は、雀の涙程度です。
(公民館活動は、御自分で立ち上げる事が、出来るのが、強みです。)
3) 地方の陶磁器の窯場などに、下働きとして仕事をしながら、技術と資金を貯め、独立する人も、
居ます。 但し有名の作家などは、弟子を採る事は、ありません。あくまでも、修行としての
価値しかありません。将来作家になれたとしたら、堂々と○○の先生の、指導を受けたと、宣伝
する事が出来ます。この世界では、この様な経歴も、重要な事に成ります。
4) 陶芸とは、全く関係ない、仕事を持つ
趣味的の物から、次第にのめり込み、作家を目指す人も居ます、その際本業を持っていれば、
収入が或る程度、安定しますので、不安も少なくて済む、利点もあります。
以上で「陶芸家を目指す」の、話を終わります。長々と、書いて来ましたが、参考に成ったかどうかは、
ご自身でご判断ください。
「どの様な陶芸家を目指すのか?」 目標を掲げて挑戦して下さい。
才能も重要ですが、それ以上に、熱意と情熱が大切です。
次回からは、別のテーマでお話します。
陶芸と二足の草鞋
第3の方法として、本業の他に、副業を設ける方法です。
昔より、一般的に、採られている方法です。
例えば、将来、小説で生計を、建てたい(1本立ちしたい)と、希望を持った小説家の卵は、当面、
出版社に就職したり、学校の国語の先生等で、収入を確保して、小説を書き続けています。
小説には、「芥川賞」「直木賞」の様な大きな賞から、各出版社が主催する、各種の賞が存在しています。
これら、何れかの賞を、獲得できる日まで、二足の草鞋(わらじ)を、履くき続けます。
画家を志す人達も、学校の美術の先生や、一般企業のデザイン部門に、職を得て将来に備えています。
ボクシングの世界でも、世界チャンピオンを目指しながら、アルバイトや他の職業に、就いて居るのが
普通です。同様の事が、「劇団員」「若手お笑いタレント」等、売れる迄は、二足の草鞋で、頑張って
居ます。それ故、本業と副業の2本立てで、現在を乗り切るのに、何ら引き目を感じる必要は、
ありません。 尚、どちらが本業で、どちらが副業かは、明確に区別する必要も、ありません。
1) 学校の先生との兼業
一番一般的な方法です。美術学校などで、勉強したからと言って、直ぐに、売れる作家には、
なれません。
・ 文化勲章を受章した、板谷波山出さえ、東京美術学校卒様後、石川県工業学校で、彫刻科、
後に、陶磁器科の先生として、生徒を教えていました。そして陶芸展などに、応募し入選を
繰り返しながら、名前が知れ渡る様に、成りました。
同様に、学校の美術の先生をしながら、全国の粘土を採取研究し、定年後伊豆に窯を、築いた
陶芸家も居ます。
・ 学校の先生の利点は、時間的に余裕が有り、まとまった期間休暇が、取れる事かも知れません。
2) スッタフ、アシスタントについて
・ 学校の先生に成るには、大学等の卒業資格が、必要に成りますので、それは無理の方は、
陶芸関係の、他の就職(バイト)先を見つける事に成ります。
・ カルチャーセンテター等や、大きな陶芸教室などの、スッタフやアシスタントとして、採用して
貰うことも有りますが、「コネ」が必要で、採用して貰う事は、少ないでしょう。
・ 公民館活動で、陶芸を教える事も出来ますが、収入は、雀の涙程度です。
(公民館活動は、御自分で立ち上げる事が、出来るのが、強みです。)
3) 地方の陶磁器の窯場などに、下働きとして仕事をしながら、技術と資金を貯め、独立する人も、
居ます。 但し有名の作家などは、弟子を採る事は、ありません。あくまでも、修行としての
価値しかありません。将来作家になれたとしたら、堂々と○○の先生の、指導を受けたと、宣伝
する事が出来ます。この世界では、この様な経歴も、重要な事に成ります。
4) 陶芸とは、全く関係ない、仕事を持つ
趣味的の物から、次第にのめり込み、作家を目指す人も居ます、その際本業を持っていれば、
収入が或る程度、安定しますので、不安も少なくて済む、利点もあります。
以上で「陶芸家を目指す」の、話を終わります。長々と、書いて来ましたが、参考に成ったかどうかは、
ご自身でご判断ください。
「どの様な陶芸家を目指すのか?」 目標を掲げて挑戦して下さい。
才能も重要ですが、それ以上に、熱意と情熱が大切です。
次回からは、別のテーマでお話します。
陶芸と二足の草鞋