田中豊治様より追加のご質問をお受けしましたので、当方なりの見解を記します。
撥水の事ですが言葉足らずでした、使用したのはCP-F3(油性超強力タイプ 色
はブルーで前CP-E2と同じ)で以前の分より強力と言う事で購入しました
が・・・結果はあまり変わりませんでした、但し浸した時は結構弾きます、自
身思うのはコンプレッサーで吹くと徐々に釉が付着して弾いてくれないのか
なと・・・? 沢山釉があれば浸けちゃうのですが量が少ないもんで吹いて
おります、仕方なく今は陶画糊でやりますが後の処理が結構大変で撥水が出来
ればよいのですが、吹き付けの方が弾かないと言うご経験ありませんか。
明窓窯より
昔より施釉の厚みは郵便はがき一枚分が理想的と言われています。
市販の郵便はがきの紙厚は、0.24mm(即ち240μ=ミクロン)です。
陶芸ではないのですが、近年では少なく成りましたが、家の外壁塗装もガン吹きで行うい
ます。即ち同じスプレー掛けです。
その際に塗膜の厚みは上塗り(仕上げ塗り)で0.100mm(100μ)程度との事です。
(ネット調べです。)
1) 釉を弾かない原因は、釉の厚みが薄い為と思われます。
施釉を漬け掛けすると弾く事から、漬ける事で釉の厚みが増す結果と思われます。
田中様のは、どの程度の釉厚なのかは不明ですが、昔から簡易な方法で釉の厚みを
見る方法に、指の爪で引っ掻いてその痕で判定するやる方が有ります。
引っ掻いた痕はシッカリ残る事が大切です。又断面から釉の厚みを見る事もできなす。
漬け掛けした時と吹き掛けの厚みを見比べて下さい。違いがあるはずです。
釉が薄い為、素地に吸収されてしまうのではないでしょうか?
2) 釉を節約する為に、漬け掛けは出来ないとの事ですが、流し掛けにすれば、
漬け掛けと同じ効果が得られ、釉の量も多く蓄える必要はありませんので、
一度挑戦して下さい。
結論、吹き掛けで釉が弾かれない理由は、釉の厚み不足と思われます。
拭き掛ける回数を増やす、又は釉の濃度を増す等の方法で釉を厚く掛けて下さい。
新に違う事を行うと何かと問題が発生するものですが、乗り越えて下さい。
尚、当方ではスプレー掛けの経験はありますが、撥水剤使用の上での経験はありません
ので、適格にお答えできません。悪しからず。
以上