小野様より以下のご質問をお受けしましたので、当方の見解を記します。
本焼きの際に窯の調子が悪くて温度が上がりきらず、1200℃以下で焼成を終了したため、
釉薬が溶けなかったので表面がざらついてしまっています。
この場合そのまま施釉などはせずに本焼きに回しても大丈夫なのでしょうか?
黒マットを掛けましたが食器として到底使えるものではないのですが、焼き直しを検討しています。
◎ 明窯より
釉が剥がれていなければ、そのまま本焼きしても問題はありません。
尚 確かめるべき事は、焼成温度が上昇しない原因が解明されているのでしょうか?
温度が上昇しない原因の一つに、窯詰めに問題がある場合が挙げられます。
即ち、窯に作品を詰め過ぎたり、逆に少な過ぎる場合にも、温度が上昇しない場合が
有ります。
それ故、前の窯詰めの状態で再度焼成しても、同じ失敗になる可能性のあります。
場合によっては、一度窯出しを行い、窯詰めからやり直す必要があるかも知れません。
くどい様ですが、再焼成する場合には、温度上昇の原因を突き止めてから行う事が大事です。
以上 参考にして頂ければ幸いです。
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