1) 割れ(ひび)は作品制作の各工程で、起こります。
早い段階(まだ粘土に湿り気が有り、白く乾燥していない状態)での、
対策をとれば容易に、防ぐ事が出来ます。即ち
イ) 粘土を締める。(指、皮、叩き板などを使う)
土の密度の差を少なくする、又は口縁の密度を上げる。
ロ) 粘土の一部分に水を残さない。
電動ろくろの作品の底などの水は、スポンジで吸い取る。
ハ) 角ばった所を作らない。
面取りや、角に丸みを付ける。
ニ) 肉厚を極端に変化させない。
厚過ぎも、薄過ぎも割れ(ひび)の要因となる。
2) 割れ(ひび)は乾燥と伴に出現し、成長します。
それ故 乾燥は均一になる様にします。
イ) 自然乾燥で、乾きを遅くする為に、濡れた布を掛けたり、霧吹きで霧
を吹きます。
ロ) 乾燥を急ぐときは、直射日光や、ドライヤーを使います。
この場合は、作品を5~10分毎に1/4回転ずつ回転させたり、
電動ろくろ上で、回転させ乾燥する。
ハ) 時々乾燥具合を見て、割れ(ひび)が出ていないか確認する。
見つけた場合は、指で撫ぜ付けたち、削り取って下さい。
3) 割れ(ひび)は素焼後に発見する事も多いものです。
傷が大きい場合には、この段階で最初から作り直しを勧めます。
又 「ひび」の方が対処が困難です。
イ) 釉薬でくっ付ける。 完全に分離した割れの場合。
本焼き用の市販の接着剤や、普通の糊でくっ付けてから施釉する。
ロ) 本焼きを二度焼きをする。
一度目の本焼きで、割れ(ひび)を最大限に広げ、そこにシャモト等を
充填し、再度施釉して、もう一度同じ温度で本焼きする。
4) その他 粘土の素地の状態や、窯詰、窯焚き、窯の扉の開ける温度等、
色々な工程で割れ(ひび)が這入ります。
5) 割れ(ひび)は陶芸には、付いて回る問題です。
これで完全と言う方法は有りません。
試行錯誤と努力のみが、問題解決の早道だと思います。
尚 ここでは、窯をご自分でお持ちの方を前提に、お話しましたが、
窯が無い人にも、役立つ項目が有ると思います。
参考にして頂ければ幸いです。
以上で 割れ(ひび)の原因と対策を終わります。
次回からは、陶芸が上手(うまく)になる方法について、
述べたいと思います。
早い段階(まだ粘土に湿り気が有り、白く乾燥していない状態)での、
対策をとれば容易に、防ぐ事が出来ます。即ち
イ) 粘土を締める。(指、皮、叩き板などを使う)
土の密度の差を少なくする、又は口縁の密度を上げる。
ロ) 粘土の一部分に水を残さない。
電動ろくろの作品の底などの水は、スポンジで吸い取る。
ハ) 角ばった所を作らない。
面取りや、角に丸みを付ける。
ニ) 肉厚を極端に変化させない。
厚過ぎも、薄過ぎも割れ(ひび)の要因となる。
2) 割れ(ひび)は乾燥と伴に出現し、成長します。
それ故 乾燥は均一になる様にします。
イ) 自然乾燥で、乾きを遅くする為に、濡れた布を掛けたり、霧吹きで霧
を吹きます。
ロ) 乾燥を急ぐときは、直射日光や、ドライヤーを使います。
この場合は、作品を5~10分毎に1/4回転ずつ回転させたり、
電動ろくろ上で、回転させ乾燥する。
ハ) 時々乾燥具合を見て、割れ(ひび)が出ていないか確認する。
見つけた場合は、指で撫ぜ付けたち、削り取って下さい。
3) 割れ(ひび)は素焼後に発見する事も多いものです。
傷が大きい場合には、この段階で最初から作り直しを勧めます。
又 「ひび」の方が対処が困難です。
イ) 釉薬でくっ付ける。 完全に分離した割れの場合。
本焼き用の市販の接着剤や、普通の糊でくっ付けてから施釉する。
ロ) 本焼きを二度焼きをする。
一度目の本焼きで、割れ(ひび)を最大限に広げ、そこにシャモト等を
充填し、再度施釉して、もう一度同じ温度で本焼きする。
4) その他 粘土の素地の状態や、窯詰、窯焚き、窯の扉の開ける温度等、
色々な工程で割れ(ひび)が這入ります。
5) 割れ(ひび)は陶芸には、付いて回る問題です。
これで完全と言う方法は有りません。
試行錯誤と努力のみが、問題解決の早道だと思います。
尚 ここでは、窯をご自分でお持ちの方を前提に、お話しましたが、
窯が無い人にも、役立つ項目が有ると思います。
参考にして頂ければ幸いです。
以上で 割れ(ひび)の原因と対策を終わります。
次回からは、陶芸が上手(うまく)になる方法について、
述べたいと思います。