御影石調に出る土に、近江土 が 有ります。
11) 近江土
① 近江土(赤)
還元焼成で窯変しやすく、御影調の黒斑点が出る、荒目の粘土です。
黒く焼締まり、目の粗い長石を、含ませた粘土です。
酸化焼成で焼締めると 薄いピンク色になります。
手びねり、轆轤成形に、適しており、焼成温度は、1150~1250℃です。
② 近江土(グレー)
黒い粒の混ざった、荒目の粘土で、酸化焼成で焼締めると、濃いグレーになる。
③ 近江土(黄)
黒い粒の混ざった荒目の粘土で、酸化焼成で焼締めると、黄土色になるが、透明釉で、
釉薬部分が緑色透明と変化します。
12) カラー粘土
各種の着色材を、混入した粘土が、市販されています。一般粘土より割高ですが。
又、「練り込み用」と、表示された、着色材も市販されています。
(自分で混ぜる場合には、土に対して、3~10%程度で、濃さを調整できます。)
焼成温度1200~1250℃
酸化焼成で、所定の色に、焼き上がります。還元では、色が異なります。
轆轤、手捻り、鋳込みなど、各種の方法で、製作できます。
色は、ホワイト、ブラック、グレー、グリーン、ライトブラウン、ダークブラウン、 ピンク、
イエロー、トルコブルー、スカイブルー等が有ります。
使用上の注意としては、色土を混ぜてしまうと、綺麗な色に成りません。
違う土が混ざらぬ様に、注意して下さい。
13) その他の粘土
① 陶板土
レリーフ用の粘土です。シャモットや、大粒の珪砂など混入し、大型の作品製作に向いています。
焼成温度 1250~1300℃ 中、大物向きの土です。
尚、陶板焼きに使われる土は、この土でなく、直火に掛けられる、鍋土を使います。
(陶板土では、割れます。)
② 道具土
作品を作る為の土ではなく、窯道具を作る為の土です。
焼成には、耐火性の有る、道具類が必要です。
敷き台(作品の下に敷く板)、コロ、「せんべい」等に使い、棚板に直接、釉が流れ無い様に、
防止する物です。
土の種類は、無数に存在します。各々固有の特徴を有します。
・ 一般に良いと、言われている土は、
) 色が白く焼き上がる。(生の状態で、黒い土でも、焼くと白くなる土も、多いです。)
) 耐火温度が高い。(高い温度で焼いても、作品が壊れない、肉厚が薄く出来る。)
) 良く焼きしまる。(強度が強くなる)、(焼成時間も、短い)
) 作業性が良い。(轆轤、手捻りがし易い、「ひび、割れ」が出ない。粘りが有る。)
Ⅴ) どんな釉とも、相性が良い。(色が綺麗に出る。貫入が出ない等。)
等々ですが、これから外れた土でも、良い所を持った土も多いです。
その土の良さを、引き出す事は、新しい技術や、新しい形や色を、作り出す可能性を、含んでいます。
・ 地元の土を見つけて、その土で作品を作る事を、陶芸を志す人は、夢見るものです・・・。
以上で、土の種類と特徴の、話を終わります。
粘土の種類
近江土 カラー土 陶板土 道具土
11) 近江土
① 近江土(赤)
還元焼成で窯変しやすく、御影調の黒斑点が出る、荒目の粘土です。
黒く焼締まり、目の粗い長石を、含ませた粘土です。
酸化焼成で焼締めると 薄いピンク色になります。
手びねり、轆轤成形に、適しており、焼成温度は、1150~1250℃です。
② 近江土(グレー)
黒い粒の混ざった、荒目の粘土で、酸化焼成で焼締めると、濃いグレーになる。
③ 近江土(黄)
黒い粒の混ざった荒目の粘土で、酸化焼成で焼締めると、黄土色になるが、透明釉で、
釉薬部分が緑色透明と変化します。
12) カラー粘土
各種の着色材を、混入した粘土が、市販されています。一般粘土より割高ですが。
又、「練り込み用」と、表示された、着色材も市販されています。
(自分で混ぜる場合には、土に対して、3~10%程度で、濃さを調整できます。)
焼成温度1200~1250℃
酸化焼成で、所定の色に、焼き上がります。還元では、色が異なります。
轆轤、手捻り、鋳込みなど、各種の方法で、製作できます。
色は、ホワイト、ブラック、グレー、グリーン、ライトブラウン、ダークブラウン、 ピンク、
イエロー、トルコブルー、スカイブルー等が有ります。
使用上の注意としては、色土を混ぜてしまうと、綺麗な色に成りません。
違う土が混ざらぬ様に、注意して下さい。
13) その他の粘土
① 陶板土
レリーフ用の粘土です。シャモットや、大粒の珪砂など混入し、大型の作品製作に向いています。
焼成温度 1250~1300℃ 中、大物向きの土です。
尚、陶板焼きに使われる土は、この土でなく、直火に掛けられる、鍋土を使います。
(陶板土では、割れます。)
② 道具土
作品を作る為の土ではなく、窯道具を作る為の土です。
焼成には、耐火性の有る、道具類が必要です。
敷き台(作品の下に敷く板)、コロ、「せんべい」等に使い、棚板に直接、釉が流れ無い様に、
防止する物です。
土の種類は、無数に存在します。各々固有の特徴を有します。
・ 一般に良いと、言われている土は、
) 色が白く焼き上がる。(生の状態で、黒い土でも、焼くと白くなる土も、多いです。)
) 耐火温度が高い。(高い温度で焼いても、作品が壊れない、肉厚が薄く出来る。)
) 良く焼きしまる。(強度が強くなる)、(焼成時間も、短い)
) 作業性が良い。(轆轤、手捻りがし易い、「ひび、割れ」が出ない。粘りが有る。)
Ⅴ) どんな釉とも、相性が良い。(色が綺麗に出る。貫入が出ない等。)
等々ですが、これから外れた土でも、良い所を持った土も多いです。
その土の良さを、引き出す事は、新しい技術や、新しい形や色を、作り出す可能性を、含んでいます。
・ 地元の土を見つけて、その土で作品を作る事を、陶芸を志す人は、夢見るものです・・・。
以上で、土の種類と特徴の、話を終わります。
粘土の種類
近江土 カラー土 陶板土 道具土
近江グレー土に、海外の白い釉薬を塗って酸化焼成1240℃で焼いたところ、いつもは白い釉薬が水色になっていました。
なぜ水色になったのかが知りたくて、答えを探してるうちにこちらへ辿り着きました。
近江グレー土のどんな成分と、釉薬のどんな成分が反応したのか…
この白い釉薬にはどんな原料が使われていてなぜ水色になったのか…
どんな事でも構いませんのでご教示いただけたら嬉しいです。どうぞよろしくお願い致します。