引き続き、1) 土を上に上げる(伸ばす)場合の問題点
③ 壁の厚みに差が出る。
④ 土の高さに、「ばらつき」が出る。
の説明をしたいと思います。
③、④は、現象は違いますが、原因は、ほぼ同じですので、一緒に取上げます。
即ち、壁の厚みに差が出た結果、土の高さに「ばらつき」が発生します。
③ 壁の厚みに差が出る原因は、以下の事が考えられます。
) 土殺しが十分行われず、土全体が、偏芯していた。
土が、ロクロの中心より「ズレ」た位置に、置かれている。
) 土取り後、中心に穴を掘り進む際、中心が「ズレ」ていた。
両手の親指又は、左右のいずれかの親指で、土の中心を、掘る場合、腕の肘が、
体に固定されず、浮いていると、中心が「ぶれ」周囲の土の厚みに、差が出ます。
) 前回述べた土に「よじれ」が出来た。
「よじれ」を修正しても、完全には直りきらない場合が多く、壁の厚みに差が出や易いです。
この厚みの差が、高さの「ばらつき」に成ります。
) 回転が比較的遅い場合
・ 回転が速いと、少々の肉厚の差は、解消されます。
即ち、手(指)同士の間隔の変化が、回転速度に追い着かず、均一に成るためです。
特に初心者や女性は、回転を速くする事に、恐怖感を持ち、遅く成りがちです。
又、速度が速いと、力も少なくてすみます。
) その他、極端な「ロクロ目」を付けたり、「ロクロ目」を上部まで付けた。
この場合も、高さに「ばらつき」が出易いです。
a) 対策
)、)の場合、土を挽き上げる前に、土の内、外、真上の三点を、「しっかり」押さえ込み、
肉厚の調整をします。
この調整を省いたり、「おろそか」にし、土を挽き上げると、肉厚に差が出たりします。
又、肉厚に差が出ないようにすると、高さ方向に「ばらつき」が出ます。
b) 「ばらつき」を直す方法
基本的には、高さの「ばらつき」は、切り取る事に成ります。
・ 弓、針などを使い、切り、高さを揃えます。
弓を使う場合には、一番低い所より、最低1mm程度下を切ります。
針は、好きな所より、切る事が出来ます。即ち切る量を少なくする事が出来ます。
・ 高さを上からの力(縁の内外を押さえ、真上から押す)で、揃えると、高い所の土は、
横方向に出っ張ります、この出っ張りを、針で切り取る方法も有ります。
(この方法は、やや熟練を要します。)
電動轆轤で造る
土を上げる 土を伸ばす 土を延ばす
③ 壁の厚みに差が出る。
④ 土の高さに、「ばらつき」が出る。
の説明をしたいと思います。
③、④は、現象は違いますが、原因は、ほぼ同じですので、一緒に取上げます。
即ち、壁の厚みに差が出た結果、土の高さに「ばらつき」が発生します。
③ 壁の厚みに差が出る原因は、以下の事が考えられます。
) 土殺しが十分行われず、土全体が、偏芯していた。
土が、ロクロの中心より「ズレ」た位置に、置かれている。
) 土取り後、中心に穴を掘り進む際、中心が「ズレ」ていた。
両手の親指又は、左右のいずれかの親指で、土の中心を、掘る場合、腕の肘が、
体に固定されず、浮いていると、中心が「ぶれ」周囲の土の厚みに、差が出ます。
) 前回述べた土に「よじれ」が出来た。
「よじれ」を修正しても、完全には直りきらない場合が多く、壁の厚みに差が出や易いです。
この厚みの差が、高さの「ばらつき」に成ります。
) 回転が比較的遅い場合
・ 回転が速いと、少々の肉厚の差は、解消されます。
即ち、手(指)同士の間隔の変化が、回転速度に追い着かず、均一に成るためです。
特に初心者や女性は、回転を速くする事に、恐怖感を持ち、遅く成りがちです。
又、速度が速いと、力も少なくてすみます。
) その他、極端な「ロクロ目」を付けたり、「ロクロ目」を上部まで付けた。
この場合も、高さに「ばらつき」が出易いです。
a) 対策
)、)の場合、土を挽き上げる前に、土の内、外、真上の三点を、「しっかり」押さえ込み、
肉厚の調整をします。
この調整を省いたり、「おろそか」にし、土を挽き上げると、肉厚に差が出たりします。
又、肉厚に差が出ないようにすると、高さ方向に「ばらつき」が出ます。
b) 「ばらつき」を直す方法
基本的には、高さの「ばらつき」は、切り取る事に成ります。
・ 弓、針などを使い、切り、高さを揃えます。
弓を使う場合には、一番低い所より、最低1mm程度下を切ります。
針は、好きな所より、切る事が出来ます。即ち切る量を少なくする事が出来ます。
・ 高さを上からの力(縁の内外を押さえ、真上から押す)で、揃えると、高い所の土は、
横方向に出っ張ります、この出っ張りを、針で切り取る方法も有ります。
(この方法は、やや熟練を要します。)
電動轆轤で造る
土を上げる 土を伸ばす 土を延ばす