教程3 (粘土1kgで小皿3個を作る)に入ります。
小皿の作り方は、基本的には、小鉢(教程2)の口縁を更に外側に、拡げて行く方法に成ります。
土練り(菊練)、土殺し、土を上に延ばす、など小鉢の時と、同じ作業に成ります。
但し、小鉢の時よりも、幾つか留意(注意)するところが有ります。
① 小皿の大きさ: 深皿,浅皿など形によって、大きさ(直径)は違いますが、一般的に
初心者では、生で13.5cm前後、本焼き後で12cm程度に成ります。
(慣れた方なら、生で15cm前後が可能です。)
② 形: 浅い皿(高さが低い皿)程、作るのが難しいです。
最初の1個目は、やや深めの皿から、作る事を勧めます。
特に、西洋皿の様に、縁を平ら気味にする事、なるべく避けて下さい。
③ 乾燥時、作品の縁が立ち上がる: ロクロ挽き直後から、土は乾燥します。
乾燥とともに、縁が立ち上がり、高さが高くなります。(5mm程度は高くなる) 理由は、
・ 乾燥は縁の部分から始まります。土は乾燥すると縮みます。
縮む際土同士、お互い引っ張り合います、そのため縁の径が小さくなろうとして、
縁が立ち上がる事に成ります。
・ もう一つの理由は、粘土には記憶性があります。それ故、立った土を寝かせながら、
皿の形にしましたので、乾燥時その記憶性が出て、前の状態に戻ろうとし、立ち上がります。
④ では実際の作業を述べます。
・ 前回の小鉢までと同じです。但し、底の面積(糸切りする面積)を広く取ります。
広く取れば取る程、底から張り出す量が少なくてすみます。底削りで、径を小さくします。
張り出す量が多くなると、土を支えきれず、土が座ってしまいます。(即ちオチョコになる)
・ 小鉢の段階で、切り口に竹ヘラを入れる。皿の状態からヘラを入れる事は、作業し難いです。
・ 作業は、なるべく短時間に終わします。時間が掛かると、土が水を吸い腰が無くなり、
「へたり」ます。
・ 皿の中心にロクロ目を入れる場合には、土を完全に倒す(開く)前に、底の大きさの、
範囲内に入れます。入れ方は、中指又は人差し指に、やや力を入れ中心より外に入れます。
ロクロの回転速度と、指の外に動かす速さで、ロクロ目の荒さが変わります。
・ 皿を作る際「コテ」を使う事が多い物ですが、初心者は使わない事です。
自分の指の感触を覚える事が大切です。
・ 糸切り後作品を取上げる際、指が縁に当たら無い様にします。指を水平にする事。
⑤ 底削り: 乾燥後底(高台)を削りますが、その際ロクロの中心に置くには、作品の径より、
やや大きめの円を、鉛筆でロクロ上に描き、作品の縁とその円の隙間が、一定ならば、OKです。
尚、高台の大きさは、縁の径の1/2~1/3と言われていますが、1/3ではやや小さいと思います。
小さくとも1/2.5 程度が良いのではないでしょうか。
小皿の作り方は、基本的には、小鉢(教程2)の口縁を更に外側に、拡げて行く方法に成ります。
土練り(菊練)、土殺し、土を上に延ばす、など小鉢の時と、同じ作業に成ります。
但し、小鉢の時よりも、幾つか留意(注意)するところが有ります。
① 小皿の大きさ: 深皿,浅皿など形によって、大きさ(直径)は違いますが、一般的に
初心者では、生で13.5cm前後、本焼き後で12cm程度に成ります。
(慣れた方なら、生で15cm前後が可能です。)
② 形: 浅い皿(高さが低い皿)程、作るのが難しいです。
最初の1個目は、やや深めの皿から、作る事を勧めます。
特に、西洋皿の様に、縁を平ら気味にする事、なるべく避けて下さい。
③ 乾燥時、作品の縁が立ち上がる: ロクロ挽き直後から、土は乾燥します。
乾燥とともに、縁が立ち上がり、高さが高くなります。(5mm程度は高くなる) 理由は、
・ 乾燥は縁の部分から始まります。土は乾燥すると縮みます。
縮む際土同士、お互い引っ張り合います、そのため縁の径が小さくなろうとして、
縁が立ち上がる事に成ります。
・ もう一つの理由は、粘土には記憶性があります。それ故、立った土を寝かせながら、
皿の形にしましたので、乾燥時その記憶性が出て、前の状態に戻ろうとし、立ち上がります。
④ では実際の作業を述べます。
・ 前回の小鉢までと同じです。但し、底の面積(糸切りする面積)を広く取ります。
広く取れば取る程、底から張り出す量が少なくてすみます。底削りで、径を小さくします。
張り出す量が多くなると、土を支えきれず、土が座ってしまいます。(即ちオチョコになる)
・ 小鉢の段階で、切り口に竹ヘラを入れる。皿の状態からヘラを入れる事は、作業し難いです。
・ 作業は、なるべく短時間に終わします。時間が掛かると、土が水を吸い腰が無くなり、
「へたり」ます。
・ 皿の中心にロクロ目を入れる場合には、土を完全に倒す(開く)前に、底の大きさの、
範囲内に入れます。入れ方は、中指又は人差し指に、やや力を入れ中心より外に入れます。
ロクロの回転速度と、指の外に動かす速さで、ロクロ目の荒さが変わります。
・ 皿を作る際「コテ」を使う事が多い物ですが、初心者は使わない事です。
自分の指の感触を覚える事が大切です。
・ 糸切り後作品を取上げる際、指が縁に当たら無い様にします。指を水平にする事。
⑤ 底削り: 乾燥後底(高台)を削りますが、その際ロクロの中心に置くには、作品の径より、
やや大きめの円を、鉛筆でロクロ上に描き、作品の縁とその円の隙間が、一定ならば、OKです。
尚、高台の大きさは、縁の径の1/2~1/3と言われていますが、1/3ではやや小さいと思います。
小さくとも1/2.5 程度が良いのではないでしょうか。