土を挽き上げた場合の問題と対策
1) 土が中々高く延びない。原因は
イ) 両手の指の挟む力が弱い。
・ 何度も述べる様に、土を延ばす作業は、一種の力仕事です。
・ 特に左手(外側の手)の指を若干強くし、中央部をやや細くます。
手が上まで上がったら、右手の四本の指を筒の内側に
入れて、中央を膨らませ、全体を同じ太さにします。
・ 手の上昇スピードは、一定にしてください。最上部でややゆっくり
にします。
2) 粘土の高さに差が出る。 原因は、
イ) 土に穴を開ける際、穴が中心から、ずれている為。
・手がしっかり固定されずに、穴を開けた為、円周上の肉厚に差が出た。
肉の厚い所の土が高くなる。(薄い所は土が延びず、背が低い)
ロ) 土に空気が入っていた為。
・ 空気が入っていると、その部分の土は延びません。
それ故、高さに差がでます。
・ 土練を(菊練り)をしっかりする事です。
ハ) 土の一部に固い土が混ざっていた為
・ 新しい土と、古い土を一緒に混ぜたり、二種類以上の土を混ぜた場合
硬さに差があると、硬い部分が残り易く、その土が延びません。
・ 土殺し前に、土の固さを十分確認し、調整する事。
ニ) 土が振れている状態で、土を挽き上げた為。
・ 土が振れて、外に傾いた側では、他の部分より外からの力が強く掛
かります。力が強く掛かった部分の場所は、上に延びます。
・ 土を挽き上げた後は、必ず両手に水を付け、抱える様にして、振ら
つきを止めて下さい。
ホ) 土を挽き上げる際、強く「ろくろ目」をつけた為。
・ ろくろ目は、土の内、外にらせん状の凹凸を付ける作業です。
(意識しなくとも、両手の指に力を加え、速めに手を上げて行くと、
自然に、ろくろ目がつきます。)
・ ろくろ目は、表面が凹凸の部分で、肉厚が変化しています。
それ故 土の上部で高さに差が出ます。
尚 高さに差が出た場合、弓や針で上部の高さを揃えて、切ります。
(切らずに、高さを調整する事は、困難です。)
3) 粘土の肉厚が、円周上で差が出る。(段々が出来る) 原因は、
イ) 土は下部ほど肉は厚くなっています。
・ それ故、指先に入れる力は、肉の厚み応じて連続的に弱めていく必
要が有ります。
・ 力は不連続に変化すると、段々が出来る可能性があります。
4) 粘土が「よじれ」る。 原因は、
イ) 土は部分的に、肉厚が薄くなると、回転に合わせて引っ張られ、
上の重みで、「よじれ」が出ます。
又 肉が厚い場合、直径を細くすると、更に肉が厚くなり、「よじれ」や
「ひだ」が出来ます。
・ 肉厚に差がで無い様にします。
・ 径を細くする際、厚くなった肉を薄く延ばしながら、数回に分けて
径を絞ってください。
5) 粘土が振らつく。 原因は、
イ) 土の振れ止めが不十分な為。
・ 土が振らついたら、振れを止めるのでは無く、土を挽き上げる度に
振れ止めの作業をして下さい。
・ 振れを止める方法は、両手で抱え込んで、やや径を細くする。
又、一度やや径を外に拡げて、振らつきを止めてから、径を絞る
方法が、有ります。
1) 土が中々高く延びない。原因は
イ) 両手の指の挟む力が弱い。
・ 何度も述べる様に、土を延ばす作業は、一種の力仕事です。
・ 特に左手(外側の手)の指を若干強くし、中央部をやや細くます。
手が上まで上がったら、右手の四本の指を筒の内側に
入れて、中央を膨らませ、全体を同じ太さにします。
・ 手の上昇スピードは、一定にしてください。最上部でややゆっくり
にします。
2) 粘土の高さに差が出る。 原因は、
イ) 土に穴を開ける際、穴が中心から、ずれている為。
・手がしっかり固定されずに、穴を開けた為、円周上の肉厚に差が出た。
肉の厚い所の土が高くなる。(薄い所は土が延びず、背が低い)
ロ) 土に空気が入っていた為。
・ 空気が入っていると、その部分の土は延びません。
それ故、高さに差がでます。
・ 土練を(菊練り)をしっかりする事です。
ハ) 土の一部に固い土が混ざっていた為
・ 新しい土と、古い土を一緒に混ぜたり、二種類以上の土を混ぜた場合
硬さに差があると、硬い部分が残り易く、その土が延びません。
・ 土殺し前に、土の固さを十分確認し、調整する事。
ニ) 土が振れている状態で、土を挽き上げた為。
・ 土が振れて、外に傾いた側では、他の部分より外からの力が強く掛
かります。力が強く掛かった部分の場所は、上に延びます。
・ 土を挽き上げた後は、必ず両手に水を付け、抱える様にして、振ら
つきを止めて下さい。
ホ) 土を挽き上げる際、強く「ろくろ目」をつけた為。
・ ろくろ目は、土の内、外にらせん状の凹凸を付ける作業です。
(意識しなくとも、両手の指に力を加え、速めに手を上げて行くと、
自然に、ろくろ目がつきます。)
・ ろくろ目は、表面が凹凸の部分で、肉厚が変化しています。
それ故 土の上部で高さに差が出ます。
尚 高さに差が出た場合、弓や針で上部の高さを揃えて、切ります。
(切らずに、高さを調整する事は、困難です。)
3) 粘土の肉厚が、円周上で差が出る。(段々が出来る) 原因は、
イ) 土は下部ほど肉は厚くなっています。
・ それ故、指先に入れる力は、肉の厚み応じて連続的に弱めていく必
要が有ります。
・ 力は不連続に変化すると、段々が出来る可能性があります。
4) 粘土が「よじれ」る。 原因は、
イ) 土は部分的に、肉厚が薄くなると、回転に合わせて引っ張られ、
上の重みで、「よじれ」が出ます。
又 肉が厚い場合、直径を細くすると、更に肉が厚くなり、「よじれ」や
「ひだ」が出来ます。
・ 肉厚に差がで無い様にします。
・ 径を細くする際、厚くなった肉を薄く延ばしながら、数回に分けて
径を絞ってください。
5) 粘土が振らつく。 原因は、
イ) 土の振れ止めが不十分な為。
・ 土が振らついたら、振れを止めるのでは無く、土を挽き上げる度に
振れ止めの作業をして下さい。
・ 振れを止める方法は、両手で抱え込んで、やや径を細くする。
又、一度やや径を外に拡げて、振らつきを止めてから、径を絞る
方法が、有ります。