釉には、透明、乳濁、マット等がありますが、更に色が付いた物が多いです。
多くは金属類が添加されています、その他色の付いた土や、各種の灰類を添加して発色させる
事もあります。但し、一種類とは限らず、複数の金属類が混入されている場合が多いです。
金属類の種類によって発色も変化します。
1) 多くの陶芸材料店では、各種の色の付いた釉が用意されていて、その数は数千種類も
あると言われています。それ故、ご自分で色を調合する事無く、好みの色釉を使う事が
可能です。その際、注意する事は同じ名称の釉であっても、メーカーによって微妙に色が
異なる事です。当然ですが、メーカーの調合(レシピ)は企業秘密ですので、各メーカー
によって異なります。
更に、焼成温度や釉の厚みについても微妙な差が生じています。それ故、好みの釉を見出
す事が出来たならば、やたらにメーカーを変えない方が良いでしょう。
2) 市販の釉用着色剤を使用する。
陶芸用品のメーカーによっては、自作又は市販の釉に混入させて色釉を作る顔料(着色剤)
を市販しています。種類も豊富で、呉須(ゴス)系: 古代ゴス、旧ゴス、黒ゴス、焼貫
ゴス等、その他ブラック、グレー、ブラウン、セピア、ホワイト、カイヘキ、トルコ青、
ピンク、グリーン、ヒワ、ライラック、ピーコック、オレンジ、バナナ黄、カナリヤ黄、
エンジ赤、バイオレット、特赤、真紅、釉裏紅顔料などです。多くは粉末状で、50,100,1000g
単位で売られています。基礎釉に適量添加して、釉に着色します。
3) 独自の色釉を作る事も出来ます。
透明基礎釉を作った後、各種金属類を混ぜて好みの釉を作る事に成ります。
マット系の色釉を作るのであれば、マット系の基礎釉に金属類を添加する事になります。
釉の着色には、以下の金属類、その他の物質があります。
① 白色: 酸化錫、錫灰、酸化亜鉛、蝋石、骨灰、水晶石、白絵土など。
② 黒色: 酸化鉄(弁柄、砂鉄など)、酸化マンガン、酸化クロム、酸化銅、
酸化コバルト等。
③ 褐色: 酸化鉄、酸化マンガン、酸化コバルト、酸化クロム、酸化ニッケル、
着色粘土(赤土)来待石、その他各種木灰等。
注:黒色と同じ物が多いですが、黒色よりも添加量を少なくします。
④ 灰色: 酸化イリジウムと酸化ニッケル、酸化鉄、酸化マンガンの混合物。
⑤ 青色: 酸化コバルト、炭酸コバルト、塩化コバルト等。
⑥ 緑色: 酸化銅、炭酸銅、酸化クロム等。
⑦ 黄色: 酸化チタニウム、酸化ルチール、酸化鉄、重クロム酸カリ、黄土等、各種
木灰類。
⑧ 紫色: 酸化マンガン、酸化銅、金などです。
⑨ 赤色: 酸化銅、酸化鉄、酸化クロム、酸化コバルトとマグネシア等。
⑩ ピンク: 酸化錫と酸化クロムの混合物。(還元焼成すると出易いです)
⑪ その他: 地方の窯では、その土地で見出した土石類を粉末にしたり、各種の木灰をか
添加して、その土地独自の釉を作っている処も多いです。自然界の物を利用しますので、
同じ土地の釉でも、窯によって微妙な差が出る事が多いです。
上記着色剤を添加しても、添加量や他の金属との兼ね合いで、お望みの色に発色しない事
も多いです。それ故数回の試行錯誤を繰り返す必要があります。
以下次回に続きます。
多くは金属類が添加されています、その他色の付いた土や、各種の灰類を添加して発色させる
事もあります。但し、一種類とは限らず、複数の金属類が混入されている場合が多いです。
金属類の種類によって発色も変化します。
1) 多くの陶芸材料店では、各種の色の付いた釉が用意されていて、その数は数千種類も
あると言われています。それ故、ご自分で色を調合する事無く、好みの色釉を使う事が
可能です。その際、注意する事は同じ名称の釉であっても、メーカーによって微妙に色が
異なる事です。当然ですが、メーカーの調合(レシピ)は企業秘密ですので、各メーカー
によって異なります。
更に、焼成温度や釉の厚みについても微妙な差が生じています。それ故、好みの釉を見出
す事が出来たならば、やたらにメーカーを変えない方が良いでしょう。
2) 市販の釉用着色剤を使用する。
陶芸用品のメーカーによっては、自作又は市販の釉に混入させて色釉を作る顔料(着色剤)
を市販しています。種類も豊富で、呉須(ゴス)系: 古代ゴス、旧ゴス、黒ゴス、焼貫
ゴス等、その他ブラック、グレー、ブラウン、セピア、ホワイト、カイヘキ、トルコ青、
ピンク、グリーン、ヒワ、ライラック、ピーコック、オレンジ、バナナ黄、カナリヤ黄、
エンジ赤、バイオレット、特赤、真紅、釉裏紅顔料などです。多くは粉末状で、50,100,1000g
単位で売られています。基礎釉に適量添加して、釉に着色します。
3) 独自の色釉を作る事も出来ます。
透明基礎釉を作った後、各種金属類を混ぜて好みの釉を作る事に成ります。
マット系の色釉を作るのであれば、マット系の基礎釉に金属類を添加する事になります。
釉の着色には、以下の金属類、その他の物質があります。
① 白色: 酸化錫、錫灰、酸化亜鉛、蝋石、骨灰、水晶石、白絵土など。
② 黒色: 酸化鉄(弁柄、砂鉄など)、酸化マンガン、酸化クロム、酸化銅、
酸化コバルト等。
③ 褐色: 酸化鉄、酸化マンガン、酸化コバルト、酸化クロム、酸化ニッケル、
着色粘土(赤土)来待石、その他各種木灰等。
注:黒色と同じ物が多いですが、黒色よりも添加量を少なくします。
④ 灰色: 酸化イリジウムと酸化ニッケル、酸化鉄、酸化マンガンの混合物。
⑤ 青色: 酸化コバルト、炭酸コバルト、塩化コバルト等。
⑥ 緑色: 酸化銅、炭酸銅、酸化クロム等。
⑦ 黄色: 酸化チタニウム、酸化ルチール、酸化鉄、重クロム酸カリ、黄土等、各種
木灰類。
⑧ 紫色: 酸化マンガン、酸化銅、金などです。
⑨ 赤色: 酸化銅、酸化鉄、酸化クロム、酸化コバルトとマグネシア等。
⑩ ピンク: 酸化錫と酸化クロムの混合物。(還元焼成すると出易いです)
⑪ その他: 地方の窯では、その土地で見出した土石類を粉末にしたり、各種の木灰をか
添加して、その土地独自の釉を作っている処も多いです。自然界の物を利用しますので、
同じ土地の釉でも、窯によって微妙な差が出る事が多いです。
上記着色剤を添加しても、添加量や他の金属との兼ね合いで、お望みの色に発色しない事
も多いです。それ故数回の試行錯誤を繰り返す必要があります。
以下次回に続きます。