わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

陶芸の楽しさ 5

2010-02-10 22:18:33 | 陶芸のすすめ
「陶芸の楽しさ」に付いて、述べます。(陶芸をされている方には、既にご承知の事ばかりですが。)

1) 「陶芸の楽しさ」の第一は、自分の造りたいものが、形になって、現れる事です。

   勿論、それなりの、修行が必要に成りますが、その修行も、又楽しい物ですし、少しずつでも、

   陶芸技術が、上達していくのが、解かる事は、嬉しい物です。

   粘土の、触感も気持ち良く、感じられます。

2) 陶芸には、形を造る事以外に、釉薬を掛けたり、絵付けや、書を描いたり、色々な装飾を施したり、

   彫刻、化粧掛け等、範囲は、広いですので、自分の得意な分野に、のめり込む、場合も有ります。

3) 陶芸は、実用性も大きな要因です。

   実際に使える物で、しかも、壊さなければ、半永久的に、使える物です。

   焼き物の、守備範囲も、食器類、花瓶類、壷類、茶道の道具類、置物、人形、その他のアート

   として、利用できます。日常使う物から、特殊な物まで、多種多様です。

4) 材料である、粘土は勿論、用具、釉薬、陶芸窯も、手に入り易くなり、陶芸を教えてくれる所も、

   各地に有ります。最近では、割合簡単に、始める事が、出来る様に成りました。

5) 人に見せる、贈る喜びも有ります。

   自分の造った食器類に、自分で造った、料理を盛り付け、家族と一緒に、食事をする事も、喜びです。

  ・ 近頃、友人の結婚式や、両親の誕生日の、プレゼントとして、自分で造った、手造りの陶器を、

    選ぶ人も多くなりました。

   (先日も、3人の男性が見えて、夫婦茶碗1組、徳利とぐい呑み2個、ビールグラス2個を、分担して、

    体験轆轤で、造っていきました。友人の結婚式の、贈り物との事です。)

6) 陶芸の世界は、奥が深い事です。

   どんな世界でも、その気に成れば、奥が深い物ですが、陶芸の世界でも、形、装飾、釉薬、焼きと、

   やるべき事項は、多いです。一生掛かっても、ある1分野が、成功するかどうかの、世界です。

7) 指先を使う事から、健康(特に、ボケ防止)にも、良いと言われています。

   人間は、手を自由に使い、物を作る事が出来る、唯一の動物です。手を使う事は、言葉を発する

   (おしゃべり)のと、 同程度に、脳を刺激します。

    楽しみながら、手を動かす事は、苦に成りません。

陶芸をやりたい方は、多いですが、中々第一歩が、踏み出せない人が、多く見受けられます。

陶芸は楽しい遊びですので、是非楽しんで下さい。

 以上にて「陶芸の楽しさ」の、話を終わりにします。


 次回より、別のテーマで、お話したいと、思います。

   
 
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陶芸の楽しさ 4(電動ろくろ2)

2010-02-09 22:03:13 | 陶芸のすすめ
前回に引き続き、「陶芸の楽しさ」の話を、致します。

3) 手捻りと、電動轆轤

 ④ 電動轆轤(ろくろ)

  ) 電動轆轤は、独学では、技術習得は、出来ません。

   a) 確かな指導者を、持たない場合でも、他の人の、轆轤作業を、見よう見真似で、技術を、

     盗み見て、取得しているはずです。

   b) 上達の早道は、指導者(先生)を見つける事です。

   c) 轆轤の技術や、方法は、統一的な基準は有りません。地方や、指導者によって、千差万別です。

    土練りの仕方、轆轤の回転方向、土殺し、手や指の使い方、土の伸ばし方、形の造り方、

    へらの使い方、底削りの仕方、「カンナ」や「削りベラ」の使い方、その他、轆轤作業に関る、

    全ての事項で、やり方、方法が、色々有ります。

    例として、土練りについて述べると。

    イ) 手で練る場合と、土練機を使う方法が有ります。

       大量に使う場合には、土練機や、足で練るりますが、一般的には、手で練ります。

    ロ) 練る量も、5Kg以上、2~3Kg、1Kg 程度と、色々有ります。

       初心者は、1Kg程度が、最適です。多量に練る事は、困難です。

    ハ) 手で練る際に、荒練をする場合と、荒練りを、しない場合も有ります。

       市販されている粘土を、利用する場合には、不用です。(再生土は、除く)

    ニ) 菊練は、電動轆轤では、必須条件ですが、右手を主に、使う方法と、左手を主に、

       使う方法が有ります。(利き手とは、関係ありません。)

    ホ) 練り方も、一方向に練って、終わる場合と、一度練った土の、天地を逆にして、

       再度練る方法も、有ります。

    へ) 練る回数も、30~40回程度から、100回程度練る場合も、あります。

    ト) 練った土を、轆轤上に、据える場合でも、練り上がり、そのままを、載せる場合と、

       天地逆に載せる、方法が有ります。以上の様に、やり方は、統一的ではありません。

    それぞれのやり方には、各々、それなりの、言い分が有りますが・・・。

  d) 陶芸のやり方は、千差万別ですから、指導者を変える事は、得策では有りません。

     少々不満があっても、ある期間は、同じ指導者に、指導してもらう事です。

   ・ 教える側からも、異なった技術(悪く言えば、癖、他の場所で、取得した技術)を持った方の、

     指導は、やり難い物です。

   ・ 同様に、書籍などに書かれた、轆轤技法を、参考にした場合、著者によって、バラバラです。

     それ故、これらの書籍を見る事は、害に成る事すら有ります。

   ・ 指導者を変えたり、指導者から離れたり、する場合や、書籍(技術書)から、知識を得るのは、

     ある程度、自分なりの、技術を身につけてからの方が、望ましいです。

     さもないと、どの方法が、自分にとって、一番良いのかの、判断が出来ず、中途半端に成る、

     恐れも有ります。

以下次回に続きます。

タイトルの、「陶芸の楽しさ」から、話が横道に、逸れてしまいましたが、元に戻したいと、思います。
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陶芸の楽しさ 3(電動ろくろ1)

2010-02-08 21:35:10 | 陶芸のすすめ
前回に引き続き、「陶芸の楽しさ」の話を、致します。

3) 手捻り(てひねり)と、電動轆轤(ろくろ)

 ④ 電動轆轤(ろくろ)

  粘土を轆轤上で、回転させ、水を多く使って、造る方法です。

  基本的には、丸い形や、円形の作品と成りますが、応用によって、幅広い形を造る事も、可能です。

 ) 電動轆轤の作業が、面白いかどうかは、個人差が有ります。

   「面白い!、面白い!」と言う人もいれば、形が単調で、「面白くない!」人もいますし、

  ・ 「面白い」と感じる人は、男性が多いです。例え失敗して、作品が形に成らなくても、「又次がある」と

    何度でも、挑戦します。上手く出来た時は、満足そうな、顔に成ります。

  ・ 操作や、憶える事が多すぎる為、技術が中々上達しない等で、轆轤は、苦手な方もいます。

    作品の形が、決まってし易いので、(轆轤は応用一つで、バラエティーな作品が、作れるのですが)

    又、人に教わるのが「嫌だ」、と言う人さえいます。(主に男性に多い)。

 ) 電動轆轤には、向き、不向きが有ります。

    基本的には、どなたでも、轆轤の技術の習得は、可能ですが、実際には、個人差があり、

    その人の性格も、反映し、作品が上手く出来ない、場合もあります。

  a) 不向きな方は、粘土が回転している事による、恐怖心が出てくる人です。

   ・ 電動轆轤では、一瞬で形が、崩れる(壊れる)事は、珍しく有りません。

     その崩れを、元に戻すのは、慣れない人は、不可能に思われます。

     その恐怖心から、極端に、回転速度を、遅くして仕舞いがちです。

     轆轤は回転して、作品を造りますから、 極端な低速度では、反って振ら付きを、誘発したり、

     土を薄く伸ばす事も、出来ません。

  b) 轆轤作業は、手順が大切です。その手順を憶えるのが、苦手な人も、不向きな人と、いえます。

     極端に言えば、若い人は、覚えるのが早いが、年配の方は、上達が遅いと、言う事です。

     (自動車の、運転免許取得と、同じだと、思って下さい。年配者は、時間が掛かります。)

  c) 轆轤作業は、集中力が必要です。他の事を考えながら、轆轤作業は、出来ないと思って下さい。

     それ故、体のコンデションも、大きく関係します。特に轆轤を、習い始めの頃は、上手く行く日と、

     上手く行かない日が、あるもので、心や体の調子の、表れでもあります。

     又、十分に、作業時間がないと、時間に囚われ、失敗する事も有ります。

  ) 電動轆轤は、独学では、技術習得は、出来ません。

 以下次回に続きます。
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陶芸の楽しさ 2(手捻り)

2010-02-07 21:49:01 | 陶芸のすすめ
前回に引き続き、「陶芸の楽しさ」について、述べます。

3) 手捻り(てひねり)と、電動轆轤(ろくろ)

  作品を作る際、主に手作業のみで、作業する、手捻りと、回転する電動轆轤による、造り方が

  有ります。

 ① この二つの造り方は、全く別の物であると、思った方が、良いと思います。

   手捻りの、技術が、轆轤技術に、役立つ事は、皆無とは、言わないまでも、殆ど、役に立ちません。

   場合によっては、手捻りの経験が、邪魔に成る事すら有ります。

  a) 但し、化粧掛けや、絵を描くなどの、装飾を施す場合には、手捻りの経験は、役に立ちます。

  b) 手捻りの特徴は、電動轆轤では、出来ない形を、造る事が出来ます。

    この造り方は、万能で、大きな物から、小さな物まで、又不定形な物も、自由に作れ、失敗しても、

    容易に修正可能な事です。それ故、手捻り専門の方や、好んでこの方法を、使う人も多いです。

 ② 轆轤技術を、習得したいなら、最初から、轆轤を始める事を、勧めますが、実際には、最初から、

   電動轆轤を、教えてくれる所は、少ない様です。

   理由は、轆轤技術を習得するまでに、時間が掛かる事と、個別に(1対1で)指導してもらわないと、

   上達しない事です。自己流で、作業しても、上手く行きません。

   (湯呑みの様な、基本形の物でも、完全に一人で、電動轆轤を使って、最後(底削り)まで、

    作品を仕上げる迄に、早い人でも、半年以上は掛かると、思って下さい。)
 
 ③ 手捻り(てひねり)

  ) 特徴は、両手を使い、土を切ったり、伸ばしたり、くっつけたり、穴を開けたり、削ったり、

     曲げたり、引っ掻いたりして、作品を造ります。

  ) 出来た作品は、少々「イビツ」ですが、個性的な作品に成ります。

     名前(サイン)が、書いていなくても、自分の作品は、直ぐ解かるはずです。

  ) 使う道具も、竹へら、カンナ、切り糸、皮(なめす為)などで、手回しロクロが有れば、

     なお良いでしょう。

  ) 手捻りは、独学で、技術を習得する事が、可能です。

     即ち、書店や、図書館に行けば、技術書や、参考書を、見つける事は、容易ですし、丁寧に

     図入りで、解説して有ります。 自己流でも、ほとんど、問題に成りません。

     最終的に、自分の望む形に、成れば良く、途中の過程は、極端ですが、「どうでも良い」とも、

     言えます。 始めるに当り、費用もさほど、掛かりません。

   ・ 粘土や、用具類は、陶芸材料を扱っている所や、インターネットでも、購入可能です。

  ) 最初から、独学に、抵抗がある人は、基本的な事を、習った後、独学で、技術を磨く事も、

     出来ます。

  ) 作品を焼いてくれる所も(有料)、多くなりました。

     陶芸は、焼き物ですから、焼成して、完成に成ります。

     窯は、安い電気の窯でも、数十万円の値段がします。勿論、窯を持つ事は、理想ですが、

     作品を、焼いてくれる所を、探して、焼いてもらうのも、一つの方法です。
  
     値段も、作品の大きさによって、決まり、表示されている場合が、多いです。

 ④ 電動轆轤

以下次回に続きます。
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陶芸の楽しさ 1

2010-02-06 21:55:30 | 陶芸のすすめ
前回までは、かなり専門的な話に、なって仕舞いましたので、今回から、陶芸をしてみたい方や、

初心者向けに、話をしたいと思います。

・ 楽しい時間は、「あ!」と言う間に、過ぎてしまいます。

  気が付いたら、こんなに時間が、過ぎていたのかと、驚きます。

  陶芸をやっていると、時間が早く過ぎていきます。

1) 陶芸は、粘土遊びです。

   水遊び、砂遊び、そして粘土遊びは、小さな子供達にとっては、大変楽しい、遊び事です。

 ・ 中でも、水遊びは、子供にとって、「断トツ」に、面白い遊びの様に、見えます。

   海や、プールではなく、単なる水溜りに入ったり、バケツの水を、撒き散らしたり、水を掛け合ったり
 
   して、嬉々として、遊び、いたずら、しほうだいです。

   但し、大抵の場合、水遊びは、服が汚れたり、濡れたり、場合に拠っては、川遊びなどで、

   命に関る事態に、成る場合も、有りますので、親は禁止しがちです。

 ・ 砂遊び、粘土(土)遊びは、作って壊し、作っては壊しの、連続で、時間一杯遊び続けます。

   出来た物の評価ではなく、作る事自体を、楽しんでいます。大人には、何なのか、不明な形でも、

   子供達に、質問すれば、「何々だよ」と、教えてくれます。その様に、見えなくても、彼らは、

   一向気にしません。この気にしない所が、大きな魅力です。

2) 陶芸(大人の遊び)

  一般に、陶芸をやって見たいと、思っている方は、最後に粘土(油粘土、紙粘土を含む)を触ったのは、

  中学時代の、図工の授業だと、思います。それ故、一度は、粘土で、作品を作った事があるはずです。

  その時も、ワイワイ騒ぎながら、又は、黙々と、粘土に取り組んでいた事でしょう。

 ① 小さな子供の、粘土遊びが、無目的(作る行為が目的)で有るのに対して、陶芸は、ある程度

   目的を持って、作品を作ると言う、違いがあります。

   実用一点張りで、ある必要は有りませんが、ある程度、使い道を、考慮して(目的を持って)、

   作るのが、普通です。

 ② 陶芸には、特別な決まりは、有りません。

   自分の好きな土で、好きな様に、好きな物を、作れば良いのです。

   但し、「焼く」と言う行為が、必要ですので、その為に、幾つかの注意点が、必要です。

 ・ 尚、陶芸教室や、カルチャーセンター等では、やり方や、道具を、統一している所が、大半です。

   これは、ある人数の方を、同時に、指導する為には、同じやり方(技法)や、方法、道具を、

   一定にした方が、都合が良いと言う、教える側の論理です。

 ③ 陶芸は、他の趣味より、やや費用が、掛かるかも知れません。

   昔は、道楽として、金持ち階級の人が、楽しんでいましたが、2~30年ほど前から、一般庶民も、

   楽しむ事が、出来る様に成りました。陶芸材料や、窯も容易に、入手可能になっています。

以下次回に、続きます。
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趣味を長続きさせるコツ(2)

2008-06-16 10:48:09 | 陶芸のすすめ
趣味が長続きできる人は、どんな人でしょうか?。

 1) 何となく始めた陶芸に、はまり込んでしまった方。

   人に誘われたり、偶然見つけた看板や、広告等を見て始めた事が、いつの間

   にか面白くなって、段々はまり込み、長続きした趣味になった人。

 2) 多趣味でない人。

   あれもやった事がある、これもやった事がある、と人が居ます。

   ・ 多趣味のことは、悪い事ではありません。しかしその趣味が、何の関連

     性が無い場合、趣味が長続きする事は少ないです。(浅く広くの状態)

   ・ 一つの趣味から次々に、関連した事柄に興味が湧き、新しい趣味が一つ

    増え、段々多趣味になる事は、理想的な事です。

   ・ 例えば、陶芸は総合芸術と言われています。 書、絵、彫刻、篆刻、

    彫塑、茶道、華道、香道、人形制作、その他ステンドグラス、クラフト

    などの造形など、各種の芸術と関連しています。それ故陶芸を長くやれば

    やる程、これらの何れかが趣味となり易いです。
  
 3) 少々不器用と自覚している人。先を急がない人。

   人とより早く上達する事より、自分のペースで作業出きる事を優先し、楽し

   む事が出きる人。

 4) 一人遊びができる人

   グループなど何人かで行動するのが苦手な人。

 5) 結果より、その過程を楽しむ人。

    陶芸には色々な楽しみがあります。出来た作品を自分で使う楽しみ、
 
    人にプレゼントする喜び、作品を人に見てもらう喜び(発表する喜び)、

    そして作る楽しみです。

    特に作る楽しみは、技術が上達すればする程、楽しみは格段に増大します

   それ故この喜びを見つけた人は、確実に長続きします。

 6) 指導者に頼り易い人。(手助けが必要な人)

   一見この様な人は長続きしない様に見えますが、意外と長続きする人が多い

   ものです。(何かをしたいが、何から始めたら良いか迷っている人ですが)

   この様な人は、自分に自信が無く、中々物事に飛び込めず、第一歩に迷う人

   が多いです。

   どんな趣味でも良く、それをやり遣り通す事により、次第に自信をつける事

   が出来ます。

   どうしても、初級レベルの時は、人に頼りがちになり易いですが、長続きす

   る傾向にあります。

 7) その他 性格(性質)による場合

   ・「サッパリ」した性格の人より、「粘着タイプ」と言われる人は、長続き

    し易いです。

   ・ 割合大事な事として、習い事は、近くの場所でしない事です。

     近くは便利そうに思いますが、特に大人の習い事は、気分転換の為、

     日常と違った空間に出掛ける為、知り合いに会わない為(最初は秘密に

     したいと思ってる人が多い)等や、自分だけの時間を大切にすると言う

     意味でも、やや距離を置いた場所を選ぶ事を勧めます。

まとめ

  趣味を長続きさせるコツは、その人の性格にもよりますが、

 1) 最初から意気込む事無く、細く長くやるつもりで、第一歩を踏み出す事。

 2) あれこれと、手を広げず、対象を少なくする事です。

   (ある程度の事が解かって来たら、その周辺の事を勉強して下さい)

 3) 仲間と集うのではなく、自分一人で行動してください。

 4) 結果を重視するのでは無く、やっている過程を楽しむ事です。

 5) 趣味ならどんな事から始めてもいいのです。

   一芸は万芸に通じます。(一芸に秀でた人は、万芸に秀でると言われていま
   
   す。) 不思議な事に、一つの事を長くやっていると、全然関係無い事柄

   も理解できる様に成ります。

   それが何時しか、今やっている趣味と結び付いて来ます。

   そして自分の世界が広がり、楽しみも倍増します。
 
 6) 習い事は、やや離れた場所を選ぶ事です。

以上 何かの参考にして下さい。
 

 
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趣味を長続きさせるコツ(1)

2008-06-15 17:08:21 | 陶芸のすすめ
 趣味を長続きさせたいと思う人は多いものですが、色々な事情によって、長続き

出来ない人が、大半です。

 私の陶芸教室も開講以来15年目を迎える事が出来ました。

 この間、色々な人と接して来た経験から、「長続きのコツ」らしき物を、述べた

 いと思います。

  現在、開講当初からの会員も数人います。

  一方、2~3ヶ月で辞めてしまう人もいます。もっと短いかたは、3回程出席

 してそれっきりと言う会員の方もいます。(入会金がもったいない)


 1) どんな事情で辞めてしまったのか、考えてみました。

  イ) 教室の雰囲気が合わない。

   ・ 人数が多すぎる。グループ化していて自分が入れる場が無い。

   ・ 落ち着いて作陶出来ない。など

  ロ) 最初に自分の望んでいた事と、違っていた。

    特に、これをしたいと、希望して入会しても、その希望が叶いそうも無い

  ハ) 教えてくれる人の、指導の仕方が悪い。

   ・ ちゃんと教えてくれない。(説明や教え方が、解かりずらい)

   ・ 指導者が過干渉だ。(口うるさい、先生の手が入る事が多い)

     逆に面倒を見てくれない。

   ・ 自由に作品が作れない。(カリキュラムに縛られている)

     色々制約が多い。(それは無理、それは出来ないと言われる)

   ・ 自由に物が言える雰囲気ではない。

     (質問をしようとするのだが、何度も同じ事を聞きずらい)など

   ・ 今まで自分のやって来た方法と違う。

     作陶の仕方、手の使い方、釉薬の掛け方、など今までとは違う。

  ニ) 自己都合で習い事を中止せざるを得ない。

   ・ 通うのに不便、忙しくなって時間が取れない。

   ・ どんな作品を作かを、考えるのが面倒だ。

   ・ ほしい作品は、大方作ってしまった。

   ・ 自分でもう独立出きるだけの、技術を習得して、習う必要は無い。

 などなど、理由はいっぱいあります。


 2) どんな人が、長続きしないのか、一般的な傾向を述べます。

  イ) 器用な方で理解力もあり、早く上達する方は、長続きしない傾向にあり

    ます。この様な人は、何をやっても上達が早いので、苦労していない分、

    上達の喜びを感じないのかも知れません。

  ロ) 直ぐに感激をする人。

    初めての作陶の際、これは面白面白いと感激し、焼き上た自分の作品に

    大いに感激する人がいます。この様な人も長続きしない傾向があります。

    最初の感激が大きい為、次回からの感激が薄らぎ、段々つまらなくなる為

    かも知れません。

  ハ) 個性が強い方。性格がはっきりした方。

     こう言う方は、教室の雰囲気や、指導方針に合わないのかも知れません

  ニ) すでにある程度、陶芸の経験のある方。

    作陶の方法は、教室毎に違いがあります。今までのやり方と違うと、今ま

    での経験が、無駄になった感じがするのかもしれません。

    ・ 特に長い間、手ひねりで作陶した方が、電動ろくろで作陶すると、
    
     その違いに戸惑い、今までの経験が否定されたと、感じるのかも知れま

     せん。

   ホ) 2~3人のグループで一緒に行動する人。(女性に多い)

     一人が都合が悪いと、全員欠席となり易い。その為休みがちになる。

     やがて止めてしがいがちになります。


   

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陶芸のすすめ(その3)

2008-06-12 18:37:12 | 陶芸のすすめ
  30~40年前までは、陶芸を趣味にしている方は、道楽者とされ、お金も掛

 かり、裕福な人のみに限られていました。

 又 陶芸教室も都会では、ほとんど無く、陶芸の技術を学ぶためには、陶器の産

  地にて窯元の下働き(弟子では無い)として住み込み、働きながら、先輩の

  技を見て盗み(先輩は教えてくれない)、苦労して自分の技としたものです。

 現在陶芸を教えてくれる所は、いっぱい有ります。何処で習うかを決めるのも

 大変です。自分に合った所を探してください。


 3)陶芸教室

  長所

  イ) 規模の大きい所から小規模教室まで、自分好みの教室が選べる。

   a) スタッフ(指導者)が複数いる教室、指導者が一人の教室。

     技術レベルに見合った個別指導を受けられる。

   b) 時間の自由がある教室

    ・ フリータイム制(時間、曜日を特定せず、好みの時に出席)の教室

    ・ 開催している時間が長い教室(夜遅くまでやっている)。

     ・ 何時間いても良い教室。

    ・ 又は振り替えが可能な教室。

   c) 時間が決められている教室

    ・ カルチャー教室と同じ様に日時が固定され、時間も2~3時間に固定

      されている教室。

     (一日を 午前、午後、夜とクラス分けしている所が多い)

  ロ) 教室によっては、幾つかのコースを設けています。

     好みのコースから始める事が出来ます。

   a) 体験コース 会員料金より若干高い料金で、体験出来ます。

      (体験コースが無い教室もあります。)

    ・ 体験は一回のみとする所。 何回でも体験出来る所。

    ・ 体験は「手ひねり」のみの所。電動ろくろも出来る所。

    ・ 上薬(釉薬)が自分で出来る所。お任せのみの所。

    体験は2時間程度の所が多いです。

    (電動ろくろの場合、底削りは、お任せが一般的)

  b) チケット会員コース

    ・ 購入したチケットの枚数だけ出席出来るコース。

    ・ チケット(複数枚)を予め購入しておく。

     (期限が有りますので、期限ないに使用の事)

  c) 会員コース

    ・ 入会金を払い会員になる。月謝制が多い。

      (規模の大きい教室では、口座振り替え制の所もある。)

    ・ その月を全休した場合、設備費として数千円を支払う必要の所もある

    ・ 会員として展示発表会などに、出展出来る。

      その他特典がある場合が多い

 ハ) 初心者から上級者まで(基礎から高度な技まで)学ぶ事ができる。

   ・ 同じ時間に、技術レベルの違う複数の人が混在するので、色々参考にな

    る事(作品の種類、作陶方法、釉薬の色使いなど)が多い。

  短所

 ニ)自分に合った教室を探すのが大変。(探せば確実にあります)

 ホ)定期的に通うのが困難。(忙しい中にこそ、時間を作って下さい)

 ヘ)料金がやや高い。

 ト)その他


 4)旅行先での陶芸体験

   陶器の産地だけでなく、行楽地などでも陶芸体験の看板を見る機会が増えま

   した。(楽焼の絵付けだけでは無く、本格的に陶芸が体験出来ます)

   陶器の産地などでは、100人単位で体験が出来る所もあります。

   イ) 予約制の所も在りますが、予約なしでも受付てくれる所もあります。

     (電動ろくろの体験は、予約制が多い)。人数がある程度まとまれば

      時間など、指定することも可能です。

   ロ) 時間は1~2時間程度です。他の客と一緒に作陶する事に成ります。

   ハ) 釉薬はお任せか、4~5種類の中から選ぶ事が出来る場合があります

   ニ) 出来上がった作品は、一ヶ月後に宅急便などで送ってもらえます。

   ホ) その土地の粘土と釉薬を使う事が多いので、色々な場所で体験すれ

     ば、いつもとは違った作品を作る事ができます。

      
    
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陶芸のすすめ(その2)

2008-06-11 18:33:00 | 陶芸のすすめ
 今から20年程前、陶芸の大きなブームがありました。

特に若い女性に人気で、どこのカルチャーセンターや、陶芸教室もいっぱいでした

現在 以前程ではありませんが、陶芸をやりたいと言う方が、増えて来た様に感じ

られます。若い男女や、年配の男女が興味を示しています。

 陶芸は始める年齢はいつでも可能です。

 (但し、電動ろくろは若いうちに技術を習得した方が、上達が速いです。自動車

   の免許取得と同じように)

 陶芸を教えれくれる処は、公民館活動、カルチャーセンター(スクール)、

 陶芸教室などがあります。これらがどう違うかを述べたいと思います。

 1)公民館活動

  長所

  イ) 公民館では、色々な講座が設けられています。陶芸の講座(グループ)

    がある所も多いです。

  ロ) 何より料金が安い。会費が1000~3000円程度で、後は実費の

    事が多いです。

  ハ) 公民館は近くにある事多い。(通うに便利)

     年1回程度、作品発表会が催うされる事が多い。

  ニ) 窯詰め、窯焚きも自分たちでやるので、一通り経験できる。

    (小さいながら、電気、灯油等の窯がある場合が多い)

 短所

  ホ) すでにグループ化していて、中々仲間に入り辛い。顔馴染みがいて嫌だ

     「ボス」がいて威張ている。等など(特に 男性に見られる傾向です)

  ヘ) 技術は先輩の会員から習う事が多い。その先輩の技術レベル不明です。

     先輩との相性が合うとは限らない。

     又 電動ろくろを教えてくれる所は少ない。

    (月に1,2度指導者を呼ぶ事も多いですが)

  ト) 曜日、時間などが決められていて、自由が利かない。


2) カルチーセンター(スクール)

  長所

  イ) 勤めの帰りなど、自分の都合の良い時間、曜日が決められる。

    大きな都市や、町に在り交通の便が良い。都市や町に出たつでに遊べる。

  ロ) 同じ日時に顔を合わせるので、友達が出来やすい。

  ハ) 講座は、初級、中級、上級と段階を追って教程(カリキュラム)が進め

    られ、全体のスケジュールが解かりやすい。

  ニ) 同じレベルの人同士なので、安心感がある。

  ホ) 電動ろくろを専門に教えてくれる、講座もあります。

 短所

  へ) 会費は前納入(6カ月等)で、途中で止めても返納されない。

    この期間続けられるのか不安。

  ト) 日時が決まっているので、振り替えが利かない。

    休むと、他の人より遅れることになる。

  チ) 時間が短い。一般に2時間~2時間半の所が多い。

    2回出席して1作品を作る場合がほとんどです。
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陶芸のすすめ(その1)

2008-06-10 18:05:34 | 陶芸のすすめ
 「ああ 面白かった」とつぶやく様に言って帰られる方。

 「もうこんな時間」と急いで帰り支度をする方。

 初めて陶芸を体験されれる方の多くは、こんな言葉を残していきます。

 「粘土を触るのは、子供の時(小学校)以来です。粘土がこんなに気持ちの良い

 物とは、思いませんでした」

  そうです、大昔(縄文土器時代)より、人々は粘土遊びをしていました。

 特に子供は今でも粘土の「こねくりまわし」が、大好きで、大人とは違った感覚

 の物(作品)を作って遊びます。作っては壊し作っては壊し、次々と興味の対象

 が変化します。そしてその物にあまり執着しません。

  大人になると、子供よりは、より実用的な物を作ります。

 そのため、色を付ける(釉薬を掛ける)、作品を焼いて強度を持たせる。
 
 (保存し易くする、実用に耐える様にする)

 いずれにしても、粘土遊び(陶芸)は時間を忘れて、取り組める遊びです。


  確かに、陶芸は他の趣味に比べて、「お金」の掛かる趣味です。

 陶芸の技術を習得する為の費用が必要です。

 (公民館活動、カルチャー教室、陶芸教室などの費用)


 特に、自分で電動ろくろや、窯を持つとなると、まとまった金銭が必要となりま

 す。(ろくろも窯も、最初から必要な物ではありません。本格的に陶芸をやりた

 くなったら、揃えれば良い物です。)

 
まずは、公民館活動、カルチャーセンターや陶芸教室などに出掛けてください。

 入会しなくても、見学だけでも、させてもらえるはずです。

 気に入らなければ、別の場所を見学して下さい。(予約が必要な処もあります)


 注意したい事は、書籍(雑誌)などを見て、独学で陶芸を始めない事です。

 1) 陶芸は、本に書かれていない事がたくさん有ります。

 2) 本によって、同じことが違う方法(技法)で書いてあります。

 3) 本の通りにしても、その通りにならない場合が多いです。

 4) 更に、急に表現が替り、途中がどうなっているのか、書かれていない場合

   もあります。

 等々本だけで独学し、陶芸を楽しむ事は困難です。

  指導者を得る(出会う)事が大切です。

 
  
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