今回は新大久保(正確には大久保)の「サイードショップ・東京店」というカフェ併設のハラールショップを初めて訪れた時の話。
「サイードショップ」は福岡でハラールフードの移動販売を行ってきた業者で、東京に進出してお店を開いたのは2018年5月だそうだ。フェイスブックでその存在は知っていたものの、行きにくそうなところだから方向音痴の私はたどり着く前に行き倒れるかもしれないと思い、なかなか行けずにいたのだが、先日グーグルマップが使える友人たちを誘って、連れて行ってもらったのだ。連休で混雑した大通りを避けるため、気の向くままに裏道を歩いたからけっこう迷ったが(当たり前や)、そのおかげで通りかかったアパートのゴミだらけの中庭スペースでじっと座っている猫さんに会えたので、よしとしよう。私たちは新大久保駅から歩いたが、HPによると、最寄りは大江戸線東新宿駅か副都心線西早稲田駅だそうだ。そんな駅あったっけ・・・
ようやくハラールショップらしい緑色の看板が見えた。イスラム教と緑色は深く結びついているのだ。
やっとたどり着いた、やれやれと一息着いていると、お店の前で誰かが手を振っていた。
おや~? 誰じゃろう?
近づいてよく見たら、友達の娘さんだった。時々このお店でバイトしているらしい。全然知らなかった。奇遇なような、そうでもないような…
というわけで、彼女に迎えられて店内に入った。
入って正面右側がカフェコーナーで、左側が商品陳列コーナーになっていた。木製のラックにはデーツ・デーツ製品がずらりと並び、壁に沿って配置された冷凍庫には、ハラールの肉やソーセージ、手作りのノンやサムサ(中央アジアのパン・具入りのパイ)などが整然と収まっていた。全体的にお洒落で清潔感が漂いまくっている。BGMも軽快で音量控えめ。新大久保のハラールショップなのに、このセンスの良さは一体どうしたことか?(偏見) 今までありそうでなかったオシャレ系ハラールショップだ~。誰だか知らないけど、経営してる人、すごい~
嬉しがって写真をいっぱい撮ったので、お付き合い下さいませ。
デーツ祭りコーナー。 様々な種類のデーツが美しくディスプレーされている。よく見たら、デーツ以外のものもあるな(今気が付いた)
デーツシロップやデーツペーストなどもある。デーツシロップはスイーツにも料理にも使えるし、デーツペーストはアンコ代わりに使える。体に良くて美味。
冷凍のお肉・加工肉類
無添加ソーセージ、体によさそう。普通のソーセージは添加物だらけだから、買うのをためらっちゃう~という人はぜひ。
おお、もみじもある。安い。
あまり霜がついていない、居心地よさそうに横たわっているお肉たち。
並べ方が丁寧で合格。「国産牛肉」のラベルも可愛い。←なぜか姑のように細かくチェックする私。
中央アジアの主食の窯焼きパン「ノン」や羊のミンチなどを包んだパイ「サムサ」もある。中国支配下のウイグル自治区で、この「ノン」とそっくりのパンを見かけたことがある。ウイグルでは「ナン」と呼ばれていたが。中央アジアの文化、興味深い。
一通り見学したところで、カフェで一服させてもらうことにした。全員デーツミルクラテを飲み、ブラウニーとサムサをシェアした。夕食前なので、控えめに・・・友達の娘さんが、いつもの素敵な笑顔で丁寧に用意してくれた。
ドリンクメニュー 当然酒はない。飲食店で酒以外のものを飲むのは久しぶりだ。健康になっちゃったらどうしよう。
フードメニュー 写真がボケてしまって申し訳ない。よく見たら、このお店はコーヒーにも力を入れているようだ。次回飲んでみようかな。
デーツミルクラテ(デーツシロップ入りのホットミルク)と羊のミンチ入りサムサ。細かいようだが、ミルクとラテって、意味がダブってて気になる~
サムサの中身はこんな具合。ミンチは粗目でスパイスが効いていて、とても美味しかった。皮はやや固め。焼きたてを食べてみたいものだ。
デーツブラウニー。私は食べなかったが、美味しかったらしい。
他にも色々メニューがあるようなので、次回は別のものを食べてみたい。
そんなわけで、初めて訪れたサイードショップはとても良い店だった。(大雑把なまとめ方)
皆様もお近くにお越しの際には、立ち寄ってみて下さいね。
(参考)
食べログ
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13223438/
ホームページ(言語選択でアラビア語が選べるが、きっとグーグル先生のお茶目な英語直訳)
(終わり)
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