ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

同じ一日を過ごすなら

2022-03-02 16:52:26 | 日記

現在の我が家の庭は、子どもがそり遊びできるくらいの雪山ができている。

今シーズン除雪をしてせっせと運んだ雪の山。

こんなに運んだのかと思うと感慨深い・・・

というわけで、庭で野菜や花を育てるのは、雪が融けて暖かくなるまで、あと二か月は待たなければいけない。

そこで今は、家の中で野菜を水耕栽培している。

と言っても、わざわざ苗や種を買ってくるわけではない。

おかず用に買った野菜の捨てる部分を、水に漬けておくだけなのだけど、これがまたちゃんと収穫できるのだから、今まで捨ててしまった多くの野菜がもったいなかったと思う。

今育てているのがこちら↓

とても分かりにくいが、水耕栽培ではおなじみの豆苗、大根の葉、そしてえのきの寄せ植え。

えのきは初めての挑戦だが、切り口をよく見ると小さなえのきが出てきているような気がする。

温かい室内に置いているため、水は毎日取り替えているが、水を替える度に成長しているのが確認できて、それを見ては、ささやかな喜びをかみしめている。

どんな小さなことでも喜んだり笑ったりすることが、日常生活の中ではどんなに大切なことなのか・・・

それをあらためて教えてもらったような気がするできごとがあった。

友だちから届いたというメールを、夫が見せてくれた。

そこには「同じ一日を過ごすのなら、少しでも多く笑っていたいよね」と書かれており、友だち自身がいたずらをしたという写真が添付されていた。

自宅トイレの便器に細工をして、なんと便器が可愛らしい動物になっていた。

それを見て、思わずクスッと笑いが出てしまった。

他にもどこで見つけてくるのかユニークな写真の数々や、時にはお手製の料理の写真なども送られてきて、夫の友だちから送られてくるメールが、私までも楽しみになっている。

夫の友だち(男性)は、五年前に癌に罹った。

これまで何度か大きな手術を乗り越えて、今のところ再発は無いが、それ以来いつまで生きられるだろうかと自分の命の期限を意識して生きるようになったそうだ。

海外に支店がいくつもあるチェーン店の経営者で(業種を書くと分かってしまうので)東京都心にビルも持っているそうだ。

元気な時は、仕事で海外を飛び回っていたが、病気をしてからは、自宅で療養しているのか、在宅で仕事をしているのか不明だが、こうして楽しいメールを度々送って来てくれる。

夫曰く、友だちは仕事の話は一切しないそうだ。

そのかわり「コロナ終わったら、ハワイで一緒にヨットで遊ぼうぜ」などという誘いが頻繁にくるらしい。

夫の学生時代の友だちとはいえ、どこでどう道が違ってしまったのか、うちはハワイでヨット三昧できるほど余裕はない。

でも夫は誘ってくれる友だちの言葉が嬉しくて、「ハワイでヨットか~行きたいなぁ」とにこにこしている。

そんな時の夫の幸せそうな顔と言ったらない。

夫の友だちは自分を楽ませるだけではなく、他の人まで楽しくさせてくれる。

見習うことばかりだと、夫の友だちのメールを見ながら思う。

 


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