ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

旅日記②

2022-03-29 16:34:22 | 旅行

旅日記の続きです。

美味しいカレーと五平餅と甘酒で英気を養い、街歩きを満喫した岐阜をあとに名古屋に戻って来て一日目を終了。

明日はいよいよ伊勢神宮だと思うと、わくわくで眠れなくなりそうだったが、疲れたせいかすぐに眠ることができた。

さて翌日は申し分のないほどの晴天で、よく寝たせいか体調も良く、ついに伊勢神宮だと思うと嬉しさが込み上げてくる。

家を出てからずっと心の中でつぶやいていた感謝の言葉を、また呟きながら伊勢神宮の外宮に向かった。

外宮に着いたのは午前10時前と決して早い時間ではなかったが、思っていたよりずっと人出が少なく、想像通り伊勢神宮の中は清々しい気で満ちていた。

正宮の前に立つ時にゴオーという音と共に突風が吹いたので驚いたが、それもまた神聖で、かつ畏れ多い気がした。

とにかくとても気持ちが良くて、参拝後もしばらく正宮の鳥居の前にいたら、参拝を終えた夫に「何を願った?」と聞かれた。

「何も願っていないよ。感謝しただけだよ」と言うと、突然夫がハッとした顔になり「もう一度、参拝し直して来るわ」と言う。

どうしたのかと思ったら「さっきは我欲てんこ盛りで願い事をたくさんして来てしまった。もう一回行って感謝だけしてくる」と言って、夫は参拝の仕直しに行ってしまった。

これまで地元の神社へ行っても、夫はいつも感謝だけしかしていなかったのに、伊勢神宮ではここぞとばかり願い事をたくさんしたそうだ。

何時間もかけて日本で一番有名な神社へやってきて、これが最初で最後の参拝かもしれないと思うと、たくさんのお願い事をしたくなるというのもわかる気がするが、、、

きっと夫と同じような人は、大勢いるのだろうなと思う。

外宮前からバスに乗って内宮に着いたら、時間帯のせいか、とても多くの参拝客で賑わっていた。

鳥居をくぐり大勢の方々と一緒に参道を歩いて行ったのだが、徐々に身体が重くなってきてしまった。

昨夜はしっかり休んだはずだけど、疲れが溜まっているのだろうか、、、と思いながら五十鈴川で手を洗ったら少し楽になった気がした。

ここでずっと川を見ていたいと思った五十鈴川。身心が洗われるようだ。

さて、とにかく正宮に行かなければと、また参道を歩き始めたのだが、身体の重さは相変わらずで、ついには頭痛までし始めてしまった。

ここは神域なのにおかしいなあと思いながらも、体調が悪くて徐々に無言になる。

やっと正宮前に来たら、夫が写真を撮るから鳥居を前に並べという。

その頃には頭痛がますます強くなっていたので、写真は撮られたくなかったのだが、渋々並ぶと横にいた女性が「写真撮りましょうか」とご親切に言ってくださった。

せっかくおっしゃってくれたので、家族で並んで写真を撮ってもらうことになったが、頭が痛くて笑顔もひきつってしまった。

写真を撮り終わり、やっと正宮を参拝。

手を合わせ感謝を述べたら少し頭痛が治り、しばらく正宮前で休んだらすっかり治ってしまった。

アレは何だったのだろうと、今でも思う。

ホテルに帰って撮ってもらった写真を見たら、私だけ肩から首にかけて黒いものが写っていたので、もしかしたら単なる影かもしれないが、すぐに削除した。

不思議なことに旅行中、体調が悪いと思ったのはこの時だけで、あとは元気に過ごせたので、かなり気になってしまった。

とはいえ、伊勢神宮は神聖で別格だと思う。またぜひ参拝させて頂きたいと思う。

きれいなつがいのニワトリさん。最後に会えて良かった。


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