先週のことだが、崇敬する神社と氏神さまへ新しいお札を頂きに行ってきた。
まず崇敬する相馬神社へ。
しばらく雪が降っていないので、路面がスケートリンクのように滑る。
幹線道路はアスファルトが出て車は走りやすいのだけど、中道に入ると危険極まりない。
相馬神社の参道もツルツルのスケートリンクになっていて、かなり傾斜のある道なので超危険だった。
そこで参道を行くのは諦めて、少しなだらかな傾斜の別の道から登って行くと、原生林の趣きを残した場所に出た。
こちらもまた気持ちの良い場所だった。
ところで年末のせいか、相馬神社も氏神さまも参拝に来ている方が多かったが、今回は氏神さまである神社の空気が少し変わったことが印象的だった。
自宅近くの神社なので写真は載せられないが、何だかとてもパワフルになったような気がした。
相馬神社は厳格な雰囲気を感じるが、それとは対照的に氏神さまの神社は柔らかく優しい感じがする。
これはお祀りしている御祭神の違いなのかと思うが、それぞれの御祭神のことを知らなくてもそのように感じる。不思議だなぁと思う。
ちなみに相馬神社の御祭神は天之御中主大神で、氏神さまの御祭神は天照太大神だが、氏神さまの柔らかく優しい感じは変わらなかったが、今回は、それが更に力強くなっていて、私の目の錯覚かもしれないが神社全体が光に包まれているように見えた。(多分、目の錯覚)
ところで相馬神社の参拝を終えて、参道を降りていたら鳥居の前を通りかかった年配の男性が、鳥居の前で立ち止まろうとしているのが見えた。
道が滑り、更にでこぼこしているので、足元が安定せず危ない。
大丈夫かなと思いながら見ていると、おじいさんは足元を気をつけながらもなんとか神社の方に向くことができた。
すると被っていた毛糸の帽子を脱ぎ、姿勢を正すと深々と一礼した。
神社の前を通る時は一礼すると聞いたことはあったが、実際にやっていらっしゃる方を見たのは初めてで、恥ずかしいながら私もほとんどやったことがない。
何だかとても清々しいものを見せて頂いた様な気がした。
おじいさんは参拝せずにそのまま去って行かれたが、特に冬は歳を取ると、相馬神社の参拝は厳しいだろうなと思う。
というわけで、毎年の恒例の新しいお札を頂きに神社へ行く行事も無事に終わった。
神棚を掃除して新しいお札をお祀りして、新しい年を迎える準備をしている。