先月末に入院した父だが、今日ぶじに退院してきた。
血管の詰まりによって足先が紫色に変色したというので入院したのだったが、検査の結果、足だけではなく体のいろいろな場所で血管の詰まりがあることがわかり、足のカテーテルのほかに心臓のカテーテルも行った。
これによって身体の血流は良くなったのだが、もうひとつ問題があって、それは臀部と足のかかとに褥瘡(床ずれとも言うが)ができていたこと。
これがけっこう大きかったようで、カテーテルによる治療はすぐに終わったのだが、褥瘡の治療に時間がかかった。
父はもう歩くことができないため高齢者住宅では車いすの生活なのだが、長く車いすに座るという同じ姿勢がよくなかったようだ。
とはいえ、理由はそれだけではなく高齢者特有の皮膚の乾燥だったり、血流の悪さも褥瘡ができる原因のひとつだったと思う。
しかしここ最近、父はずっと皮膚のかゆみを訴えていて、高齢者住宅の職員さんからもそのことは聞いており皮膚科の医師に診てもらっていたのだが、まさか褥瘡ができていたとは知らなかった。
おむつを替えてくれるのは職員さんなので、家族はなかなか気づけなかったのだが、皮膚科の診察は背中や腕のかゆみの治療だけだったので、できれば職員さんから褥瘡がこんなにひどくなる前に何か対応をしてもらいたかったというのは家族の本音だ。
父の住む高齢者住宅はそれでもずいぶん細かく対応をしてくれる方だと思うのだが、なんせ人手が足りないのだと思う。
食事前などに行くと、話しかけるのもはばかられるほどに職員さんたちは忙しそうに走り回っている。
家族も自分たちにはできない世話をやってもらっているという意識があって、こんなにやってもらっているのにこれ以上は申し訳ないと、なかなか細かいところまでお願いすることを遠慮してしまうような所がある。
その点、病院は体位交換はもちろん、高齢者住宅よりも短い時間でおむつ交換をしてくれるので、褥瘡も徐々に治っていくのだが、完全に褥瘡が治るまで入院していることはできず、今回も医師から退院の許可が出るやいなや事務の方から「できるだけ早く退院をお願いします」と言われた。
かなり大きな病院なのだが、慢性的にベッドが足りないほど、父のような高齢者の患者さんが待っているのだろう。
というわけで、父は退院することになったのだが、入院していた病院から父の病状や今後の介護について書かれた手紙が高齢者住宅に送られ、その内容に沿って今後の介護の変更も話し合われた。
家族としては父がひどく痛がっていた褥瘡が今後はできなくなるように、体位交換のお願いをした。
そして、体位交換は今までの介護サービスに有料で加えられた。
また今回の入院でさらに起きていることが難しくなった為、車いすに座っている時間を今までよりずっと短くして、ベッドに横になる時間を長くしてもらうことになった。
さらにベッドには、褥瘡ができにくくなるエアマットを入れてもらうことになった。
いかに父が心地よく過ごせるかを考えて、とにかくやれることはやった。
父は何を思っているのか、ほとんど眠っているか起きていても無表情になった顔からは読み取ることが難しい。
元気だった頃は「寝たきりでもなんでもいいから、とにかく生きたい」と言っていた父だったが、今はどう思っているのだろう・・・
でもエネルギッシュな父のことだから、やっぱり「とにかく生きたい」と思っているのかもしれない。
それにしても老人介護現場の人手不足は深刻な問題・・・
今まで介護の担い手であった40代50代女性は、今や絶滅危惧種になっているとか。
(そういう私も介護ヘルパーをやめたのですが)
私が介護が必要な年齢になった時にはどうなっているのやら。
だから・・・「ぴんぴんころりを目指して、発酵食品を摂って運動するぞ~!!」ってね。
血管の詰まりによって足先が紫色に変色したというので入院したのだったが、検査の結果、足だけではなく体のいろいろな場所で血管の詰まりがあることがわかり、足のカテーテルのほかに心臓のカテーテルも行った。
これによって身体の血流は良くなったのだが、もうひとつ問題があって、それは臀部と足のかかとに褥瘡(床ずれとも言うが)ができていたこと。
これがけっこう大きかったようで、カテーテルによる治療はすぐに終わったのだが、褥瘡の治療に時間がかかった。
父はもう歩くことができないため高齢者住宅では車いすの生活なのだが、長く車いすに座るという同じ姿勢がよくなかったようだ。
とはいえ、理由はそれだけではなく高齢者特有の皮膚の乾燥だったり、血流の悪さも褥瘡ができる原因のひとつだったと思う。
しかしここ最近、父はずっと皮膚のかゆみを訴えていて、高齢者住宅の職員さんからもそのことは聞いており皮膚科の医師に診てもらっていたのだが、まさか褥瘡ができていたとは知らなかった。
おむつを替えてくれるのは職員さんなので、家族はなかなか気づけなかったのだが、皮膚科の診察は背中や腕のかゆみの治療だけだったので、できれば職員さんから褥瘡がこんなにひどくなる前に何か対応をしてもらいたかったというのは家族の本音だ。
父の住む高齢者住宅はそれでもずいぶん細かく対応をしてくれる方だと思うのだが、なんせ人手が足りないのだと思う。
食事前などに行くと、話しかけるのもはばかられるほどに職員さんたちは忙しそうに走り回っている。
家族も自分たちにはできない世話をやってもらっているという意識があって、こんなにやってもらっているのにこれ以上は申し訳ないと、なかなか細かいところまでお願いすることを遠慮してしまうような所がある。
その点、病院は体位交換はもちろん、高齢者住宅よりも短い時間でおむつ交換をしてくれるので、褥瘡も徐々に治っていくのだが、完全に褥瘡が治るまで入院していることはできず、今回も医師から退院の許可が出るやいなや事務の方から「できるだけ早く退院をお願いします」と言われた。
かなり大きな病院なのだが、慢性的にベッドが足りないほど、父のような高齢者の患者さんが待っているのだろう。
というわけで、父は退院することになったのだが、入院していた病院から父の病状や今後の介護について書かれた手紙が高齢者住宅に送られ、その内容に沿って今後の介護の変更も話し合われた。
家族としては父がひどく痛がっていた褥瘡が今後はできなくなるように、体位交換のお願いをした。
そして、体位交換は今までの介護サービスに有料で加えられた。
また今回の入院でさらに起きていることが難しくなった為、車いすに座っている時間を今までよりずっと短くして、ベッドに横になる時間を長くしてもらうことになった。
さらにベッドには、褥瘡ができにくくなるエアマットを入れてもらうことになった。
いかに父が心地よく過ごせるかを考えて、とにかくやれることはやった。
父は何を思っているのか、ほとんど眠っているか起きていても無表情になった顔からは読み取ることが難しい。
元気だった頃は「寝たきりでもなんでもいいから、とにかく生きたい」と言っていた父だったが、今はどう思っているのだろう・・・
でもエネルギッシュな父のことだから、やっぱり「とにかく生きたい」と思っているのかもしれない。
それにしても老人介護現場の人手不足は深刻な問題・・・
今まで介護の担い手であった40代50代女性は、今や絶滅危惧種になっているとか。
(そういう私も介護ヘルパーをやめたのですが)
私が介護が必要な年齢になった時にはどうなっているのやら。
だから・・・「ぴんぴんころりを目指して、発酵食品を摂って運動するぞ~!!」ってね。