バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

悪いのは猫なのか

2008年06月21日 | 猫の話
 
「快適な場所は猫に聞け」という言葉がある。
ぎらぎら太陽の照りつくキッチンが、そこなの?



今日の昼過ぎに出張からハニバニ(夫)が帰宅した。

私が仕事を終え、家に帰ると彼は日光が差し込む、そのギラギラキッチンで
のんびりとローカル新聞なんぞ読みよった。

「この記事読んで。で、感想を聞かせて。」と手渡された新聞の記事。

そこには、『1歳児、飼い猫に襲われる』との見出しで、お母さんと
そのお母さんに抱かれた男の赤ちゃんの写真が載っていた。

確かに顔や胸、お腹付近にかなりの引っかき傷がある。

それぐらいの傷、大人が負ったならなんてことないだろうが、
皮膚がとっても柔らかい乳児にとっては大事だ。
しかも体に抵抗力もまだ備わっていないだろうから、
引っかき傷からどんな病気になるかもわからない。

それにしてもその猫、よっぽど腹を立ててたと存じる。

私はまずため息をひとつつき、記事を読む前に彼に言った。

「記事、まだ読んでないけど、彼(男の赤ちゃん)って
その猫になにをしでかしたんかね?」

すると彼はやっぱり!という感じに頷き、こう言った。

「やっぱりそう言うと思ったよ。記事読まなくていいからね。」
と、私の手の中の新聞をすっと取り上げた。

なんだか記事も読む気にならなかった。

猫と赤ちゃん。

私にとっては双方が、水と油の関係だと思っている。

飼い猫に襲われたということだが、一緒に暮らすペットは
何もされないで襲い掛かることはない。

以前、動物と子供に関して記事にしたことがあるが(参考記事
子供と上手く付き合えるのは犬だと思う。

簡単に言うと、犬は寛大だが、猫は黙認して大目に見ることが
できない動物だ。

もちろん例外もあるけどね。

この赤ちゃんの母親には申し訳ないと思うが、
もう、言いたくて言いたくてしょうがないのでここで言う。

「あなたの赤ちゃんが何か悪さしたんじゃないの?」ひえ~。

ああ、彼女、本当なら絶対に私に反撃してくるだろうな。

だって、もし彼女が、
「この子が遊んだつもりでしっぽでも引っ張って
(猫に)怒られたんでしょうね。」
などと思っていたなら、まず記事になって新聞には載ってなかっただろう。

飼い猫なので、その猫を彼女がこの先どうするのかは
知らないが、恐らく彼女の息子とその猫は当分不仲だろうことは
超能力者でない私にも手にとるようにわかる。

きっとその猫を手放すだろう。

猫にとっては、いままで快適に過ごしてきた場所を
腹を立てたことがきっかけで追い出されることになるのだ。



そう思うとなんだか気が重くなる金曜日だった。


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