バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

ケイエスんちで朝食を

2008年06月26日 | 家族
水曜日と今日、私は会社を休んでいる。

特にこれ、という理由はない。
有給がたまりにたまってきて、少しずつ消費していかなければ
Take It or Lose It(使うか失うかのどっちかね)というところまで
きたので、それならば消費しましょうということにして、
やる仕事は山ほどあるが、休暇をとることにした。

平日に休みをとるのは結構充実している。
近所はすばらしく静かだし、ハニバニもいないので一心不乱に
家の掃除ができる。

なんだか心地よい開放感に浸っていると、たまにはハニバニに
朝食でも作ってあげたくなった。

「たまには」。

聞こえが悪いので、説明しとくと、
二人の起床時間が違うので、朝顔を合わす時間も限られていることが
一番の理由。
では週末にでも朝食作りなさいよ、と母が言い出すだろうからこれも
説明しとくけど、いつだったかハニバニが、
「休みの朝ぐらい、ゆっくり寝てなさい。あんただって仕事してるんだから。」
って言うから、休みの日は寝ることにしているのだ。

でもそんな私でも、自分から率先して朝食など作ってあげようと
いう気になるときもあるわけで。

パンケーキ、スクランブルエッグ、それからベーコンと
果物もつけよう...と、さっそく買い物に出かけた。





パンケーキ用のフライパンまで買ってしまうところが、
私がいかに朝食を作らない人かというのを物語って情けない。

パンケーキ用のフライパンとはアメリカで「Griddle」と呼ばれ、
まっ平らなフライパンだ。パンケーキとかをひっくり返すのには
普通のフライパンよりもとっても簡単だ。

夕方ハニバニが帰宅して、明日の朝の朝食の話を言って聞かせた。

「...起きれるの?」

朝食は5時半から作ればちょうど良い。どうせミディとフリスキーが
腹減ったと起こしに来る時間だ。起きれない時間帯ではない。



さて、無事に5時半に起床した(やっぱり猫に起されたともいう)私は
張り切って朝食を作り始めた。

パンケーキにブルーベリーを入れてみた。





そして普段から彼を起す6時に朝食も出来上がった。Just in time!




う。ちょっと張り切って作りすぎたかな。
これ全部彼の分。

彼を起こして一緒にキッチンまで戻るやいなや、彼は突然眠りから
現実の世界に戻されましたと言う顔で、「これ全部僕の?」
と驚いていた。やっぱり張り切りすぎたわ。

それでも彼は美味しいと言いながら、ほとんど完食した。

そしてありがとうありがとうと何回も言いながら仕事に出かける
準備を始めるのに2階に上がっていった。

朝食を作っただけで、こんなに感謝されるなんて
すごくうれしい。

作ってよかったな。

彼が出かけた後、自分の分も作って食べて、それから
もそもそと後片付けをしているときだった。

通勤途中の彼からの電話だった。

「朝食、とっても美味しくて、うれしかったよ。
休暇中なのに、わざわざありがとね。落ち着いたら昼寝でもしんちゃい。」

彼はこういう男なのだ。
いつも何かに感謝しながら生きてる。

朝食作ってよかったなと、また改めて思った。







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