バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

波風立てずに

2019年09月11日 | お仕事
元々エイドリアンとフィルは、私とデミ嬢と同じグレードにいて、
なかなか昇格させてもらえないことに対して直接ブラッドに、
どうして昇格させてくれないのかと詰め寄ったところ
『会社の予算の都合で、職場あたり、このグレードで何人っていうのがもう決まっているから』
と言われ、交渉すらしてもらえなかった。


その代わり、任される仕事もグレードに合うように計画されており、
責任も比較的軽いものが多かった。
グレードが上がれば上がるほど給料は増えるが、
それ以上に責任能力も問われるのは当然だ。


そこで引き下がらない二人は、ものすごい目標をたて、
年内にこれだけのことをやり遂げるから、そしたら昇格を考慮して欲しい
と再び交渉を試み、なんと二人ともそれをやり遂げた。


渋々ではあったが(だってもう予算は決まっているのだから)、
結構大掛かりなプロジェクトをやり終えたということは事実で、
「ではこれからの期待度も含めて」ということで、昇格を果たした。


その時は大喜びしていた2人。まあそうよね。
当時もそこそこなお給料を頂いていたけど、昇格でまたぐんとお給料が上がるんだから。


だけど二人とも期待度が何を意味するのか
その時は考えてもなかった。


ブラッドが正式に『このグレードのアナリストを募集します』と言って募集をかけて採用されたアナリストと、
この二人のように無理を承知で交渉した後にそのグレードに昇格した2人では
同じグレードでも仕事の内容が全然違う。


どう考えても、この二人に任された任務は、風向きが思いっきり逆風。


どうしてなのかはわからない。
ただ、デミ嬢と話す限りでは、自ら昇格を要求すると、
その交渉を承諾する代わりとして、上司からの要求も必ず満たしてもらわなければ
ブラッドだって会社に予算を調整させたというメンツにも関わってくるので
その二人に対する基準も、そりゃ厳しくなるよね...ということだった。


理解はできるが、なんだかあの二人がとても気の毒。
だって今、来年のビジネスプランを立てている真っ只中で、
ランチタイムも取れずに、ひたすら画面の数字とにらめっこ。


やっぱり静かに、波風立てずに自分に出来る仕事だけやっとこう。
ストレスを家に持ち込むようなことがあってはならないわよね。

と、今日もスタバから戻るときに二人で語ったのだった。




話は変わるけど、パソコンの写真を見ていて、いつかのバカみたいな写真を見つけた。



ここでもいつかに添付したと思う。
iPhoneのパノラマ操作に失敗して、訳の分からない姿になったフリちゃんに、今でも笑えて笑えてしょうがない。
何やっとんだろ私。


こちらはキレイなフリちゃん。



床に反射した感じと、日向でまどろむ柔らかい曲線がなんか好き。



猫は時として、美の傑作になるね。




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