バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

男の声ステレオ放送

2019年09月19日 | お仕事

ブラッドがオフィスに戻ったとたん、ささやかな緊張感も職場に戻って来た。


朝一番で、『ちょっと僕のオフィスまで』て呼び出し食らうのも何人かいたけど
別に𠮟責されるとかそんなんじゃなく、とにかく職場自体が今一番忙しい時期なので
人の出入りが激しいというだけで、いつもと変わらない日常が戻って来た。


そんな忙しい木曜日のお昼時。
今日は珍しく全員参加のWebミーディングがあったので、
ブラッドのオフィスには集合せず、みんな自分のデスクからパソコンを使って
会議に参加する。


来年のビジネスプラン会議が迫っているので、毎日レポートの嵐が吹き荒れている
うちの職場。
ブラッドのパソコン画面をみんな其々のパソコンで閲覧できるしくみになっており、
多くの人はマイク付きヘッドフォンを着用して、キーボードを叩きながらその会議に参加していたが、
私はこのヘッドフォンがあまり好きではないので、普通に電話の受話器を耳に当てて
会議を聞いていた。


なんでヘッドフォンが好きではないのか。


それはせっかく巻いた巻き髪を崩すから
というアホみたいな理由なのであまり人には説明してない。


左耳でその会議を聞いていて気が付いたのが、
横でチャートの説明をしているフィルの肉声、それから
斜め前からは会議を進めるブラッドの肉声が右耳から入って来る。


で、システムの仕組みが時差を起こすのか、その右耳から入ってきた声が数秒後に
今度は左耳に当てている受話器から左耳に入ってくる。


なんともややこしくて、最初は右耳を指で遮っていたんだが
不思議なことにその男たちの低い声がステレオ放送みたいに聞こえ出したと思った瞬間、

これ、なんかASMRじゃんと思って、
へー、意外と耳に心地ええわ:)と思った次の瞬間、

私の名前を呼ばれて我に返ったケイエス。
あまりの心地良さになんと会議中寝落ち。


( ̄∇ ̄;)


慌てて受話器を持ち直して聞いてみると、名前は確かに呼ばれたが、
問いかけではなく、このチャートは誰々が受け持って...という説明をしている最中で、
自分の名前に脳みそが反応したというだけのことだった。


脳みそ、すごいな。


しかし、もちろんブラッドが私にどのチャートをどうして欲しいのか聞いてもなく。


まあ後で誰かに聞けばいいかと呑気に構えていたら、
会議が終わってそのASMRの当事者の隣の男が、
「ケイエス、受け持ちのチャート分かった?ここだよ。」
と、フォローしてくれた。


居眠り、バレてたかな。


聖書にあるよね。
汝、自らのごとく隣人を愛せよて。


隣人も自分のことのように、大切に扱わなければ...
いつもありがたい!




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最近、窓際で佇むフリちゃんが可愛いので、ついついちょっかいばかり出してしまう:)





そして怒られる。





定番のイカ耳。







金曜日ですね皆さん。

良い週末を!

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