バージニア労働者

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WFHが変えた住宅事情

2021年06月09日 | アメリカ生活
私が住んでいるところは北バージニアなんだけど、
今この一帯の住宅事情が大変なことになっている。


今年に入ってから住宅が高騰し始めて、
この住宅地でも売りに出す人がたくさん。


住宅地をウォーキングすると本当にびっくりする。
あっちもこっちも、『For Sale(売り家)』のサインが出まくってる状態。


私が思うに、パンデミックが終わってWFHフォーエバーになった企業や官庁が続出してきてね、
今までは出勤してたから高い家賃とか家のローンを払いながらもDC近辺に住み続けたけど、
今や自宅で仕事はちゃんと出来るし!ミーティングもバーチャルだし!


そうなると、少しDCから離れたところの安くて広い住宅に引っ越しましょうっていう人も増えますよ。


だってDC近辺の住宅って、アンビリーバボー。


一度、近代的なコンドミニアムを見せてもらったことがあったけど、とにかく狭く、キッチンなんて
うちのバスルームより狭かったのに、そのコンドミニアムの売値が1億ドルちょいだったんですよ。



From:Google

「これで1億ドルちょい。」



笑っちゃうよね。





なので、DC郊外の住宅地が飛ぶように売れ始めてるのです。


少々高い値段をつけても売れるんだもの。
そりゃみんな高い値段で買ってもらえるうちに家を売って利益にしたいですよね。


家の近所でも4件ほど売りに出して、すぐ売れてた。


こんな感じだからね、21年前に建てた我が家も今年に入って価値が上がっていて、21年前の値段の
2倍以上になっとるわけです。


だからと言って、家が売れたとして、次はまた別の家が必要になりますよね。


だけど、同じような現象はアメリカのいろんな場所で起こっていて、別の家を買うにしてもとっても高価。


例えば近所のご夫婦、あと4年ぐらいでリタイアだから、それを目途に家を売る予定にしてたのに
この不動産の急上昇にあやかってこないだ早速家を売りに出し、数日後には売れていました。


リタイアまで4年あるけど、今の利益が素敵なのでこのチャンスを逃したくない!とのことでした。


リタイアするまでこの近所のアパートメントに引っ越すそうですが、この賃貸のアパートメントでさえ
この辺りはめっちゃ高くて、なんなら住宅ローンの方が月々の支払いが安いじゃん!てところも。


その得た利益が家賃の一部で飛んでくんじゃないの?とも思えます。


しかもこの住宅の高騰、いつかはまた下落します。
今までの経験だと。


でもこの働き方改革で、暫くは続くのかなーとも思ったりして。


だけどうちらはここへ居座りますよ。
素敵な利益よりも崩壊するバブルの方が現実的。


保守的すぎるかな?


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