つくば植物園の熱帯雨林温室で1月5日に撮影しました。原産地は東南アジア(ラオスやジャワ島など)地域、学名「Vanda tricolor var. suavis」、ラン科、バンダ属と説明板に記述されていました。熱帯雨林地域ですから高温多湿で育つようです。花弁に紫色の斑点が付いているのが特徴ですね。美しい花です。
つくば植物園の温室で咲いています。丸くて黄色いふわっとした花です。葉は白銀色がかった緑色で、名前の由来にもなっています。写真を拡大していただくと、丸い葉が特徴ある銀白色をした緑であることがわかります。花は同じようなものでも、葉が丸くなくて鋸の歯のようになっているものもあります。植物園の説明板によれば、オーストラリア南東部原産で、学名は「Acacia baileyana」、マメ科、アカシア属の常緑高木です。別名は「ハナアカシア」とも言われるようです。わが国でも暖かい地方では同じような花(葉が鋸状のものが多い)が屋外で2月から3月頃に咲きます。
つくば植物園の水生植物温室で咲いています。花は1.5~2cm程度の3弁の白い可憐な花です。既述したキバナオモダカと同属で花の形も似ています。説明板によれば、南アフリカ南部地域が原産で、学名は「Echinodorus argentinensis」、オモダカ科の水生植物です。エキノドルスの仲間は南米全域に自生する水生植物ですが、品種はそれぞれの地域で異なるようです。アマゾン流域やブラジルの物が多く、観賞価値も高いため園芸用に品種改良されて市販されているものもあると既述されています。写真は、名前から推察すると、南アメリカ南部アルゼンチン地域のようですから、珍しいものかもしれませんね。以前にわが国の水田に咲く白い花のオモダカを掲載(2007.8.11)していますので、キバナオモダカ(2008.1.19掲載)とも比較して見て下さい。
つくば植物園の温室で咲いています。説明板によれば、ソロモン諸島、バヌアツ地域が原産で、学名は「Alpinia oceanica」、ショウガ科、アルピニア属の植物と記述されていました。図鑑を見ると、アルピニア属は、ショウガ科の常緑多年草で、オセアニア~ニューギニア~インドなどの地域に分布し、葉に斑入りのものもあって観葉植物として園芸品種も多いようです。写真は、ソロモン諸島やニューへブリデス諸島(バヌアツ共和国の島々がある)が原産の品種のようです。温室の片隅に紅い鮮やかな花が咲いていましたので、撮影しました。花はショウガ科のジンジャーなどに似ていますが、鮮やかな紅色がなんとなく南国の情熱の島を想像させます。