つくば植物園熱帯雨林温室で咲き始めました。花の色が翡翠色でとても信じられない美しさです。蔓性の植物で約5~6cmくらいのマメ科特有の蝶型の花が数多く集まってレイのように下垂しています。温室で見る限り、花序の大きさは長いもので70cmを超えるもの(説明では長いもので150cm位にもなると記述されています)もあると思います。説明板によるとフィリピン・ルソン島に自生するマメ科、蔓性の低木です。学名は「Strongylodon macrobotrys」です。花は幻想的な翡翠色をしており、英名は「Jade Vine(翡翠 葛)」です。和名もそのまま英名を和訳した形になっています。花の前で立ち竦んでしまいそうです。これから2月頃まで咲いていると思いますので、お近くの方は是非ご覧下さい。
霞ヶ浦周辺を散策していて菜の花を見つけました。厳しい寒さが続き、地面は数センチ以上の霜柱で凍上しているのに、菜の花は元気に咲いていました。しっかり春の音は近づいています。菜の花は寒さにも強いんですね。温室の花が多かったですが、もう直ぐ屋外の花が咲いてきますので、散策するのが楽しみになります。春の七草の中でも、ナズナ、ホトケノザ等は寒さの中でも咲いています。春の七草は昨年も掲載(2007年3月10日)しましたから・・そちらをご覧下さい。
つくば植物園の熱帯資源温室で咲いています。蔓性の丸い厚みのある葉に、うな垂れるように、1cm程度の小さな独特の形をした花が咲いています。拡大してみると薄いピンク色の花弁には、ワインレッドの筋があり、黄色い花柱などが見えます。なかなかの芸術品だと思いました。温室の中でもごく小さい物の一つで、つい見過ごしてしまいそうになるほど目だたないものです。説明板によれば、ボルネオ原産、学名は「Aeschynanthus tricolor」、イワタバコ科常緑蔓性植物です。