つくば植物園の熱帯雨林温室の裏で咲いています。カラモモというよりはアンズ(杏)と言ったほうがわかりやすいかもしれませんが、ここでは植物園の説明板に書いてある通りの名称を使います。それによれば、中国原産で、カラモモ「寿星桃(ジュセイトウ)」で、学名は「Prunus persica 'Densa Makino'」、バラ科の落葉高木です。枝にびっしり花が付いて梅より一回り花が大きい異様な気がします。写真は紅色の花でとても美しいですね。写真は3月30日に撮影しました。
つくば植物園で咲いていましたが、花は満開を過ぎて葉桜になっていました。それでもまだ名残惜しそうに花が咲いていたので、撮影しました。説明板によると、学名は「Prunus×kanzakura 'Kawazu-zakura'」、バラ科で落葉高木です。植物園の正門の前に左右に数本植えられています。今年は暖かい日が続いた空でしょうか?一週間もしないうちに最盛期を過ぎてしまい満開の写真撮影が出来ませんでした。葉桜と桜の花の組み合わせもなかなか落ち着いていていいものだなーと負け惜しみを独り言で言って慰めております。写真は3月30日に撮影しました。
前掲の椿と同様に珍しい小型の椿です。説明板によれば、中国原産で、学名は「Camellia szechuanensis」、ツバキ科、ツバキ属の常緑低木です。前掲の椿より少し花が大きくて直径3cm程度でしょうか。こちらの花はお茶の花と言うより通常見る椿の花の原種かと思わされるような花です。葉はこちらも長くて先端は尖っていますね。枝に花が多く付くのは同じですが、びっしり付いていないのは少し違う感じがします。比較してご覧ください。写真は3月30日に撮影しました。
つくば植物園の熱帯資源温室の裏で珍しい椿が咲いていました。説明板によれば、中国中南部原産で学名「Camellia cuspidata」、ツバキ科、ツバキ属の常緑低木です。図鑑によれば、雲南省などの400m~1000m級の山地の斜面に自生していると書かれていました。和名は「尖り葉椿(トガリバユバキ)」、漢名は「尖葉山茶」だそうです。確かに葉は写真でもお判りでしょうが、通常見る椿の葉より細長くて先端がとがっています。また、花は直径が約2cm程度で小さくてお茶の花のようです。花芽が枝にびっしり付いていますのでもう少しすると枝いっぱいに花が咲いて華やかに見えることでしょう。実は球形で熟すと自分ではじけて種子を飛ばすようです。この種子は植物油を含んでいるため、椿と同様に油として活用されるようです。写真は3月30日に撮影しました。この椿の隣にも同じような珍しい椿が咲いていましたので、次に掲載します。