ヤナギトラノオ（柳虎尾）

つくば植物園で咲いていました。枝の横に丸い黄色い花がついていつように見える、珍しい花です。写真のようにやや長めの葉で柳に似ていることからこの和名になったようです。草丈は50cm程度でしょうか、池の近くの湿地に生えていました。説明板によれば、学名は「Lysimachia thyrsiflora」、サクラソウ科、オカトラノオ属の多年草です。北海道から本州中部地方にかけての低地や山地の湿地などに生育していますが、最近の宅地開発などで、湿地が無くなって生育地が少なくなり、激減している植物だそうです。大切に保護したいものです。写真は5月17日に撮影しました。

マルバウツギ（丸葉空木）

花は直径が1cmくらいの小さな花ですが、5弁のくっきりした白い花で、とても美しいですね。和名の通り、葉は卵形というか楕円形で、丸みを帯びています。小さな花が枝先に多く咲いて円錐状の花序をしています。説明によれば、学名は「Deutzia scabra」、ユキノシタ科、ウツギ属の落葉低木です。図鑑を調べると、この樹は、関東地方以西の本州、四国、九州の比較的乾燥した里山の斜面などに生育し、秋になると紅葉も楽しめると記されていました。写真は5月17日に撮影しました。

ムサシノキスゲ

つくば植物園の林縁で咲いていました。ニッコウキスゲにも似ているように思いますが、ほんのり芳香を放っていました。説明によれば、学名は「Hemerocallis middendorffii var. musashiensis」、ユリ科、ワスレグサ属の多年草です。ノカンゾウに似ており、東京都府中市の浅間山に自生し、この和名になっているようです。葉は細長く、夏になると葉は枯れ始めると記されていました。写真は5月17日に撮影されました。

ホシザキユキノシタ

つくば植物園で咲いていました。写真を拡大していただくとわかりますが、とても小さな花ですが、名前の通り星が輝いている様にも見えます。説明によれば、筑波山周辺に分布している植物で、学名は「Saxifraga stolonifera f. aptera」、ユキノシタ科、ユキノシタ属の多年草です。以前に掲載したユキノシタには、下側に伸びた2枚の花弁がありますが、この花にはこれが無く、珍しい花です。つくば市の花として指定されています。写真は5月17日に撮影しました。

プロスぺリティ

つくば植物園のバラ園で咲いていました。花の大きさはそれほど大きくはないのですが、淡いピンク色の上品な花ですね。まだ説明書きはありませんでしたので、社員の掲載だけにします。写真は5月17日に撮影しました。

フランネル

つくば植物園で見かけました。赤い色の花は園芸店あたりでも見かけますが、白い花は初めて見かけました。説明もまだなくて名前が記してあるだけでしたが、とても美しい花なので、とりあえず掲載します。写真は5月17日に撮影しました。

ヒオウギアヤメ（檜扇アヤメ）

つくば植物園の中で咲いていました。草丈はそんなに高くないですが、薄青紫色の花がとても美しいですね。説明板によれば、学名は「Iris setosa」、アヤメ科、アヤメ属の多年草です。図鑑を見ると、和名はこのアヤメの葉が地面から延びた様子を貴族の持つ檜扇に見立てて名付けられたと記されていました。それにしても美しい花で、紀子様の御印としても有名です。ちょうど撮影のときにバッタのような虫がとまっていました。写真は5月17日に撮影しました。