つくば植物園の熱帯資源温室入り口付近の庭で咲いていました。棕櫚の花は珍しいので、掲載しました。シュロには大きく分けて和棕櫚と唐棕櫚があり、前者は葉が長くて先端が柔らかく折れ曲り、後者は葉柄も葉も短くて葉の先端が曲がらず切れたように見えるものがあります。この矮鶏唐棕櫚は、名前の通り、唐棕櫚より小ぶりで、樹高も低く、葉柄に独特の棘があります。別名「姫棕櫚」「ヨーロッパウチワヤシ」などともいえわれるようです。説明板によれば、地中海沿岸が原産で、学名は「Chamaerops humilis」、ヤシ科、チャボトウジュロ属の常緑低木です。写真は5月31日に撮影しました。
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