つくば植物園で咲いていました。薄青紫色の筒状の花で、唇弁がやや白くて目立ちます。リンドウの花に少し似ていますが、説明を見ると種が違っていました。北海道や本州中部以北の山地や海岸付近の草原に分布していますが、絶滅危惧種であると記されていました。学名は「Dracocephalum argunense」、シソ科、ムシャリンドウ属の多年草です。和名の由来は、滋賀県武佐町付近で発見されたとの説がありますが、図鑑によっては武者竜胆と記されているものも多いです。大切に保護してもらいたいものです。写真は5月31日に撮影しました。
つくば植物園の林の中で咲いていました。写真のように黄色い色が鮮やかなキスゲで、ほんのりよい香りがしました。説明板によれば、学名は「Hemerocallis middendorffii var. musashiensis」、ユリ科、ワスレグサ属の多年草です。前掲のエゾカンゾウより橙色が少なく黄色が強いですね。図鑑によると、東京府中など武蔵野地域に自生し、ニッコウキスゲの仲間のようです。ニッコウキスゲは、亜高山帯の山に咲きますが、この植物は、平地部の比較的暖かいところに咲くのが特色と言われます。写真は5月31日に撮影しました。