スズランノキ紅葉

つくば植物園の観察路脇でニシキギに似た真紅に色づいた木があり近寄ってみました。説明板によれば、スズランノキでした。つくば地方も最近の冷え込みで急速に紅葉が進んでいます。説明によれば、学名は「Zenobia pulverulenta」、ツツジ科の落葉低木です。樹高は低くてまだ1mくらいでした。図鑑によれば、北米東部地域が原産で、春に枝の先に小さなスズランのような花を付けます。落葉が美しいことでも知られており、ニシキギ、ニッサボクとともに、世界三大紅葉樹の一つだと記されていました。確かに写真のように燃えるような真紅の葉はとても目を引きます。写真は11月1日に撮影しました。

ブルボフィルム・オリエンタレ

つくば植物園の熱帯山地雨林温室で展示されていました。変わった色をした花のランです。花の匂いを嗅いでみると、人が好む良い香りではありませんでした。ランの匂いは、芳香・悪臭・無臭の3種類に大別できるようですが、この花は、ハエなどが好む悪臭の部類に入るかもしれません。それでも花の色が鮮やかですので、遠くから見ると誘われる花です。説明板によれば、タイ原産で、学名は「Bulbophyllum orientale」、ラン科、ブルボフィルム属のランです。写真は11月1日に撮影しました。