つくば植物園の植物の多様性を展示する区画で咲いていました。行事の植物として説明されていました。説明によれば、日本(本州~琉球)、台湾に分布し、学名は「Osmanthus heterophyllus」、モクセイ科、モクセイ属の常緑低木です。写真のように葉に鋭い棘があり、外から宅地内へ災いが侵入するのを防ぐため、垣根などとしても利用されてきました。11月に入って白い小さな花を咲かせています。古来2月3日の節分(旧暦でいう2月3日は、現在の暦で言うと12月31日頃になる)には、災いを起こすとされる鬼を追い払うため、豆まきをしますが、このヒイラギも鬼が目を刺されるのを嫌うとされ、飾りとして今でも行事に欠かせないものになっています。写真は11月1日に撮影しました。
つくば植物園の熱帯雨林温室で見かけました。観察路の欄干に蔓が巻きつくように伸びており、茶褐色と黄色の対比がとても美しい花です。説明板によれば、インド南部地域原産で、学名は「Thunbergia mysorensis」、キツネノマゴ科、ツュンベルギア属の常緑つる性植物です。初めて見かけた花で、珍しいと思います。写真は11月1日に撮影しました。