つくば植物園で、最近開設された「生命を守る多様性区」で植栽されていました。説明板によれば、1994年、オーストラリアシドニー郊外のウォレマイ国立公園で発見され、ナンヨウスギ科の新属新種として登録された裸子植物で、中生代(2億年前)から絶滅せずに残った種と考えられており、20世紀最大の植物発見と言われている大変貴重なものです。原始的な外部形態を持ち合わせていることから、「生きた化石」とも言われるそうです。絶滅危惧植物で、学名は「Wollemia nobilis」、ナンヨウスギ科と記されていました。写真は11月12日に撮影しました。
つくば植物園のアシズリノギクの近くで咲いていました。イソギクとアシズリノギクの交配種のようです。花は小さく、イソギクの花の外側に白い小さな花弁がついた感じの花ですね。説明板によれば、つくば植物園内で交配してできた新雑種で、学名は「Chrysanthemum pacificum×C.japonense var. ashizuriense」、キク科キク属の多年草です。写真は11月12日に撮影しました。
今年もつくば植物園の海岸植物区で咲いています。直径3cmほどの小さな白い花ですが、なかなか存在感のある花です。草丈は海岸植物の多くに見られるように低く、横に這うように広がって、葉の縁が白く見えるのが特徴です。和名の通り、足摺岬~佐多岬辺りの海岸に分布しているそうです。説明板によれば、学名は「Chrysanthemum japonense var. ashizuriense」、キク科、キク属の多年草です。写真は11月12日に撮影しました。