霞ヶ浦湖畔の公園で咲き始めました。淡紫色の花が房のように垂れさがって咲く様子は誠に風情があります。連休間の暖かい陽射しを浴びて花が急かされるように咲いている感じがします。写真は5月5日に撮影しました。
つくば植物園の林の中でひっそり咲いていました。前掲の台湾熊谷草と比較してご覧ください。花や葉の形状はそっくりですが、日本産の熊谷草は花弁が薄い緑色で唇弁も全体に色が濃いと思います。説明板によれば、絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定され、「Cypripedium japonicum」、ラン科と記されていました。写真は5月3日に撮影しました。
つくば植物園の熱帯山地雨林温室で展示されていました。台湾産の熊谷草のようで、淡い色合いでふっくらした唇弁が魅力的です。説明板によれば、台湾原産で、「Cypripedium formosanum」、ラン科です。原産地の台湾では絶滅が危惧されるほど個体が減っているようです。写真は4月14日に撮影しました。
蕾は濃い紅色で、開花とともに淡紅色に変化してとても美しい花です。つくば植物園で見かけました。日本石楠花のひとつです。シャクナゲは、ヒマラヤ地域一体で発達したものが多いですが、ヨーロッパ、やアメリカ大陸でも古くから自生していたと言われます。シャクナゲは高山性の植物で、冷涼な環境を好むものが多いですが、このツクシシャクナゲは比較的低い里山でも適応し、庭木などとして植栽されることが多いようです。説明板によれば、「Rhododendron metternichii」ツツジ科ツツジ属の常緑低木です。写真は4月20日に撮影しました。