つくば植物園の入り口にある並木道の両側にある大木です。つくば植物園の教育棟で、「昭和天皇とアケボノスギ(メタセコイア)」について詳細な資料展示が行われていました。1945(昭和20)年にこの植物が中国で生きていることが発見されました。「現在、吹き上げに高くそびえているアケボノスギは、米国の古生物学者ラルフ・チェイニー博士が、米国の中国学術調査隊の持ち帰った種子とそれを発芽させた苗とを、昭和24年10月に送ってくれたものである。・・」と昭和天皇自ら「皇居の植物」の序文にも記されているそうです。昭和天皇はことのほかこの「アケボノスギ」を好まれ、昭和62年に昭和天皇がご出席になった最後の歌会始で詠まれた歌が展示されていました。『わが国のたちなほり来し年々に あけぼのすぎの木はのびにけり』戦後復興に全力を傾けてこられた昭和天皇の御姿を思い起こして胸が熱くなりました。写真は5月3日に撮影しました。
庭の片隅で咲いていました。春先の若芽は手を触れるだけで良い香りを匂わせてくれます。花は枝の先端にとても小さい花を咲かせます。夏に赤い実を実らせますが、その頃に実を取って乾燥させたものを生薬や香辛料として使われています。健胃作用や大脳刺激作用があるそうです。新芽を摘んで生のまま木の芽和えなどにしても良いそうです。写真は4月20日に撮影しました。
つくば植物園で今年も咲いていました。名前が何となく興味深くて見入ってしまいます。花は黄色い花で、マメ科独特の形をしています。説明板によれば、中国北部原産で、「Caragana sinica」、マメ科の落葉低木です。枝に雀がぶら下がっているように見える事からの和名のようですが…。じっと見ているとそのようにも見えるから不思議です。写真は4月20日に撮影しました。