つくば実験植物園でナツメの樹の隣に植栽されています。ナツメより実が大きいのでこの和名です。栽培用に品種改良されたもののようです。説明によれば、クロウメモドキ科の落葉高木で、ヨーロッパから中国にかけて広く分布しています。果実は薬用(強壮、健胃)として古来から使われていると記されていました。淡い黄色の花は、ナツメより花の数が多いですが形はほとんど同じように見えます。
つくば実験植物園でナツメとサネブトナツメの大木が並んで植栽されており、比較できるようになっています。中国、朝鮮半島などに分布し、秋に暗褐色の実をつけます。果実は古来薬用に使われています。また用材は印や櫛に加工されたり彫刻の材料とされると記されていました。写真のような花を見るのは珍しいと思いますので、掲載しました。葉腋から数個の花が咲いています。写真は6月23日に撮影しました。