つくば実験植物園の池の畔で美しい紫色の穂状の花を見せていました。北アメリカ東部原産で、ミズアオイ科の抽水植物です。浅い池の中や湿地に生育するようです。花の美しさは遠くから見ても際立っており、引き寄せられるように近づいて撮影しました。
つくば実験植物園の絶滅危惧植物展示区画で見つけました。とても珍しい植物です。説明によれば、北海道、朝鮮半島、中国、中央アジア~ヨーロッパの広い地域に分布するキク科の多年草です。北海道でも礼文島や根室半島の比較的高い山の岩場で自生するヨモギです。絶滅が危惧されており、絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定して保護されています。和名は発見された色丹島の名前が付けられたと思われます。花はヨモギというより小さな菊の花の感じですね。寒い北海道などの山で短い夏に種を残すための知恵がどこかにあるかもしれません。写真は6月23日に撮影しました。
つくば実験植物園のハーブ園では、世界各地のさまざまなハーブが観察できます。6月中旬に行った際、写真のようにイングリッシュラベンダーが見頃でした。まっすぐに伸びた枝の先端のほうに紫(ラベンダー)色の花がついています。枝葉や花からとても良い香りがして癒されます。このラベンダーを見るたびに北海道美瑛の丘で見た美しいラベンダー畑の風景を思い起こします。写真は6月25日に撮影しました。