フジバカマ

キク科の多年草で、秋の七草の一つです。つくば実験植物園ではあちこちで咲いています。九月下旬頃にほぼ満開になるように感じます。嘗ては日本各地の河原などで多く見られましたが、最近は急速に数を減らしており、準絶滅危惧（NT)に指定して保護されています。写真は9月29日に撮影しました。

ヒメクマヤナギ（姫熊柳）

我が国では奄美大島以南の海岸の岩場や砂浜付近に生育する常緑低木です。つくば実験植物園の温室で初めて見かけました。小さな五弁の白い花が可愛いいと思います。匍匐性の低木で樹高は高くても1m程度だそうです。温室ではまだ50㎝程度しかありませんでした。写真は9月29日に撮影しました。

ハマトラノオ

青紫色の円錐状の花序がとても美しい「ハマトラノオ」です。つくば実験植物園の絶滅危惧植物温室で見かけました。説明によれば、九州南部から奄美大島・琉球（慶良間諸島の座間味島）に分布しており、近年、海岸沿いの岩場が開発されて、絶滅の恐れがあるとのこと。絶滅危惧Ⅱ類（VU）に指定して保護されています。海岸付近の植物に共通だと思いますが、草丈が低く葉に厚みがあります。写真は9月29日に撮影しました。