卒業して新たな道に進む人が多いこの時期ですが、彼らを祝福するかのような ’Kick off’と言うなまえをつけられた花です。説明によれば、ツバキの園芸品種で、学名は「Camellia japonica var. hortensis 'Kick off'」、ツバキ科とありました。濃い緑の葉に白い花弁が初々しい感じを抱かせます。「就職・入学おめでとう!」と花が語っているようにも思えました。写真は3月22日に撮影しました。
前掲に続いてツバキです。このツバキは赤い花弁に白い一筋の模様が美しい花です。説明には、ツバキの園芸銀種'ヒトスジ’(一筋)、学名「Camellia japonica var. hortensis ’Hitosuji’」ツバキ科と記述されていました。この写真も3月22日に撮影したものです。
つくば植物園のツバキは品種が多く揃えられています。その中から最近美しく咲いている数品種を撮影しました。その一つが「丹頂」と言われる椿です。純白の花弁に赤い筋が入っているのがまた一段と美しさを増しています。説明板には、ツバキの園芸品種で’タンチョウ'(丹頂)と呼ばれる花です。学名は「Camellia japonica'Tancho'」、ツバキ科と記述されていました。写真は3月22日に撮影しました。
つくば植物園の水生温室の入り口前で満開でした。和名は「ミザクラ」とも言われるようです。写真でごらんいただけるように花は桃と言うより桜に似ているのでしょうか。白い花もあるようですが、この樹は薄いピンク色をしています。説明板によれば、この樹は園芸品種の一種、原産は中国で、学名は「Prunus pseudocerasus」、バラ科の落葉高木です。写真は3月22日に撮影しました。
つくば植物園の水生温室の前で咲き始めました。やや濃い目の桃色で、花も梅より大きいのが特徴でしょうか?もう少しすると満開ですね。子供の頃近所の庭に植栽されており、美味しい実を頂いたことを思い出しました。説明板によれば、アンズの園芸品種であり、原産は中国、学名「Prunus armeniaca cultivar」で、バラ科、サクラ属の落葉高木です。花の観賞はもちろん、実がなる果樹としても利用されています。実は甘く美味しいですし、種からは薬効がある成分が取れ、生薬「杏仁」として知られているようです。写真は3月22日に撮影しました。
つくば植物園でカタクリが咲いています。紫色の美しい花をうつむき加減に咲かせるカタクリの花。早春に見かける感傷的なシーンのひとつですね。かつて北海道に住んでいた頃、自生しているカタクリが雪解けとともに顔を出し一斉に咲くのを知りました。20年位も前のことになりますから、まだ群生しているかどうかは、わかりませんが、地元の人は山菜の一つとして食べていましたね。私もおひたしを頂きましたが、まさに片栗粉の香りそのもので、とても美味しかったことを記憶しています。説明板によると、ユリ科で、学名「Erythronium japonicum」です。写真は3月22日に撮影しました。
花弁が薄いピンク色をしており、八重咲きのとても美しい椿です。園芸用に栽培されているうちに交配して出来たもののようです。なんとなく和名のようにけがれない「乙女」の雰囲気を感じますね。説明板によれば、園芸変種の観賞用で、学名は「Camellia japonica var. rosacea」、ツバキ科、ツバキ属の常緑低木です。
3月18日に掲載した白色のオオミスミソウに続いて紫の花を撮影しましたので、ご覧ください。白い花の近くで咲いていました。紫色が濃くて引き締まった色をしています。比較してご覧ください。写真は3月23日に撮影したものに更新しました。
黄色い色がとても鮮やかで、草丈が低いスイセンです。つくば植物園で咲いています。説明板によれば、学名は「Narcissus hybrid 'Tête-à-tête'」、ヒガンバナ科と記述されていました。図鑑によると北アフリカ地中海沿岸地域が原産で、美しい小型のスイセンで園芸用としても好まれるようです。写真は3月22日に撮影したものに更新しました。
枝いっぱいに小さな木蓮の花が咲いているような感じです。満開状態になった3月22日に撮影したものに更新しました。淡黄白色のやわらかい色の花が温かさを感じさせてくれます。説明板によれば、中国中~南部原産で、学名は「Michelia platypetala」、モクレン科の常緑高木です。写真の木はまだ5mくらいでしたが、大きいものは20-30mくらいの大木になるようです。そんな樹に花が枝いっぱい咲いたらすごいですね。つくば植物園の熱帯雨林温室の裏側の庭でひっそり咲いています。
つくば植物園の熱帯資源温室裏の庭で咲き始めています。中国東部原産で、枝いっぱいに直径3cmくらいの小さなかわいい花が咲きます。説明板によれば、学名「Camellia fraterna」、ツバキ科、ツバキ属の常緑低木です。園芸種では花の色が白以外にピンク、赤などもあるそうです。写真の花は、純白の花弁で小さくてもとても美しく感じます。3月15日に撮影しました。
つくば植物園の温室で咲いています。以前2007年12月29日付記事で紹介したアカネ科の「サンタンカ」に似ています(和名サンタンカモドキの所以)が、写真のサンタンカモドキは、アフリカ南部~西部原産のキョウチクトウ科で、学名は「Acokanthera spectabilis」と説明されていました。丸くなくて花弁がくっきりしているところが特徴のようです。比較してご覧ください。一見するとジンチョウゲにも似ていますね。写真は3月15日に撮影したものです。
淡黄緑色をした花(実はこれは萼です)でとても珍しいですね。つくば植物園を散策していて、ボランティアの方に花が咲いていることを教えていただきました。観察用の経路沿いにありますが、目立たないためほとんどの人が見過ごして通り過ぎて行くそうです。説明板によれば、ジンチョウゲ科で、学名は「Daphne paseudo-mezereum」と記述されていました。図鑑を見ると、落葉低木で、夏の頃に葉が落ちて、秋には新芽が出て冬を越すようです。和名の由来は、樹皮が鬼を縛れるほど強いからだとか。写真は3月15日に撮影しました。
つくば植物園の池の辺のフクジュソウ群の近くで咲いています。地面近くで小さな花がひっそり咲いていますので、見過ごすことが多いかもしれません。幸いに観察中のボランティアの方に教えていただき、撮影できました。花はセツブンソウより少し大きいですが、純白、薄紫、紅、藍色など多彩な色の花で、わが国の各地で「雪割草」と呼ばれる植物の中のひとつです。写真のように形はセツブンソウにも似ています。早春に咲くこの種の植物は、落葉樹の根元付近の枯れ葉がある場所で育ち、葉が落ちている早春に芽を出して花を咲かせ、繁殖するとのことでした。落葉樹が葉を茂らせる初夏を過ぎると枯れたようになるので、なかなか見つけられないようです。図鑑を見るとオオミスミソウは新潟県などを中心とする日本海側の野山に自生するようです。これと同属で花がやや小さいミスミソウは山陰地方二分布すると記されています。(http://park10.wakwak.com/~moriya/yukijpn.htm)説明板によれば、学名は「Anemone hepatica var. japonica f.magna」キンポウゲ科、ミスミソウ属の多年草です。 写真は3月15日に撮影したものです。