『初冬の佇まい』---街は色づくのに逢いたい人はこない・・・。

雨音が聞こえる・・・。
そろそろ街路樹も色づき始めた。
深まり行く秋・・・である。

何年か前の話だが、朝の通勤の途中で、とても綺麗なsituation に遭遇した。

当日、霧の濃い朝で、7時半少し過ぎた頃、やや霧も薄くなってきたかな・・・という気象条件だった。
舗道を、赤い自転車に乗った、赤いマフラーをして、黒いコートを着た学生さんとおぼしき人物がいた。
色づき始めた街路樹の舗道そして、カラーリングしていない黒い髪は、肩位の長さで、ミルク色の霧と自転車とマフラーの赤、そして長めの髪とコートの黒のコントラストが、絶妙で、ほんとうに美しかった。
たった５秒程度の遭遇だったが、とても印象に残っている。

・・・ただ、それだけなんですけどね・・・。
それ以後、その学生さんとおぼしき人物には、遭遇していない。

初冬というと思い出す、綺麗な光景である。


さて、初冬・・・というか晩秋というか、この時期になると、南沙織さんの『色づく街』（←タイトル怪しい・・・これでいいのだろうか。違っていたらすみません）のメロディをつい、口づさんでしまう。
♪♪♪街は、色づくのに逢いたい人はこない・・・。母に甘えて打ち明けるには、少しオトナすぎるみたい・・・♪♪♪
そうだよな・・・。これからクリスマス控えて、辛いよな・・・。
・・・ってそういう歌じゃないってば・・・。

今、芸能界は、沖縄出身の方が、たくさんいらっしゃるけれども、南沙織さんは、その先駆けになった方だと思う。ちょっと舌足らずな歌い方をする方だったように記憶している・・・。


色づく街で、逢いたい人にあえますように・・。


☆☆☆

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