鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

『abbey』青山円形劇場

2007-11-18 00:40:02 | Weblog
午後から1ヶ月ぶりに都内へ。来年のカレンダーをはじめお買物もかねて、青山円形劇場へ行ってきました。今日は朝方寒かったせいか、電車では、厚手のコートを召した方が多かったようです。
私は、午後からなんで、割と軽装。途中、線路に置石で、電車が遅れ、ちょっと予定が狂いましたけど・・・。

さて、本日は、久々演劇関係のブログです。
この公演は、最初、全然予定していなかったんですが、ケイダッシュステージさんというところから公演案内のダイレクト・メールをいただき、チラシを拝見したところ、劇団☆新感線の粟根まことさんが出演されるとの事なので、あわぼんファンのワタクシとしては、行かずばなるまい・・・
と11月は、からっきし予定もなかったので、即決したわけでありました。
他の出演者の方には、大変、申し訳ございませんが、お名前存じ上げている方いらっしゃらなかったので、どんな舞台になるのかな・・・?とおもっておりましたが、音楽業界のお話で、興味深く拝見させていただきました。

円形劇場の特徴として、俳優さんが自分の座席に対して、背をむけて科白を言うと、聞き取れないという欠点は、あるとしても、360度全て客席で、座席数も少なくて、俳優さん達の息遣いまで感じられてなかなか迫力がありましたね。

惜しむらくは、伝説のロックバンドのメジャーデビューの2時間前の楽屋で起きたお話という設定だったのですが、永井秀樹さん(松島さん役)のエレキギターのソロ弾きがちょっとはいっただけで、音楽性という点では、チョット物足りなさを感じました。
プロのミュージシャンを起用してもよかったのでは・・・
ガツン・・・と1曲歌ってくれちゃったりすると、インパクト大なんだけどな・・・。

もと伝説のバンドのドラマーで、今は音楽プロデューサーの役どころの粟根さん(佐藤さん役)。芸達者ぶりを発揮。笑いを取るところでは、笑いをとり、泣かせるところは、泣かせる。
新感線の看板役者さんの本領発揮といったところでしょうか。

最初の主人公であるはずの加藤良輔さんが、バンドを始めるまであんなに苦しんでいるプロローグから始まるのに、苦悩の理由(自殺未遂?)が、漠然と抽象的にしか、あかされないし、いつの間にか、天才ギタリスト?役の伊藤陽佑さんに主役がすりかわっちゃってるカンジを受けました(それとも、もともと伊藤陽佑さんが主役なのかな?)。

でも、コンパクトにまとまっていて、円形劇場ならではの楽しみもあって、興味深い作品でした。
上演回数も9回と少なくて勿体無い気がします。