何年か前の事である。
ネオ・歌舞伎を標榜する劇団『花組芝居』が、『リリパット・アーミー』の座長わかぎえふさんの演出で、芝居をするという・・・情報を得たのだけれど、チケットが取れなかった。
それで、芝居が観られないのなら、原作本でも読んでみるか・・・と思い立った。
今市子さんのホラー系の漫画『百鬼夜行抄』である。
今市子さんの画力は、凄い。美しい。カラーのイラストなんかは、ぞくぞくする・・・。
色も造形もとても綺麗なので、こんな漫画家さん、いたのか・・・と思った。
・・・で、当時、発行していた3巻?くらいまで、まとめて読んで、本当に好きになった。
そして、去年。花組芝居の『百鬼夜行抄』が再演されると言うので、今度は、先行チケットをGetして、博品館劇場まで観にでかけた。
開演25分くらい前には、座席について、ペットボトルのお茶なんか飲んで、さあ、開演を待つばかり状態だったのだけれど、舞台には、能面の巫女姿、丁度、等身大のお人形が正座している。
・・・しかし、じっとみていると、本当にかすかなのだが、ゆらりと動いたようにみえた。
それが、開演5分くらい前だ。
・・・もしかすると、生身の役者さんなのだろうか・・・。
そして開演・・・能面をつけて巫女の衣装を着た役者さんは、舞台に溶けていった。
30分あの舞台の上で、正座をしたまま、すっと立ちあがったのだ。
足は、痺れていないのだろうか・・・。
30分・・・ホンのわずかの息遣いも感じさせることなく、座っていたのだ。
そんなイントロダクションで『百鬼夜行抄』は、始まった。
ネオ・歌舞伎なので、もちろん男優さんだけで演じる不思議な造形・・・。
座長の加納幸和さん演じるこの世のものではない美女・・・。
今市子さんの描く不思議の世界を舞台で再現するのは、やはり、歌舞伎系の演出がぴったりくるような気がする。
私は、今さんの漫画の『百鬼夜行抄』の中で、突然、現れた飯島開(主人公・飯島律の伯父さん)のキャラクターが大好きである。
主人公の律・・・規律とか統一するとかいった意味なのだろうか、それの対極で、律されたものに風穴を開ける・・・といった意味での登場が、飯島開だと思っている(全然、違うか・・・?)。
律の護法神・青嵐も風であるし・・・。
続きが楽しみである。
ネオ・歌舞伎を標榜する劇団『花組芝居』が、『リリパット・アーミー』の座長わかぎえふさんの演出で、芝居をするという・・・情報を得たのだけれど、チケットが取れなかった。
それで、芝居が観られないのなら、原作本でも読んでみるか・・・と思い立った。
今市子さんのホラー系の漫画『百鬼夜行抄』である。
今市子さんの画力は、凄い。美しい。カラーのイラストなんかは、ぞくぞくする・・・。
色も造形もとても綺麗なので、こんな漫画家さん、いたのか・・・と思った。
・・・で、当時、発行していた3巻?くらいまで、まとめて読んで、本当に好きになった。
そして、去年。花組芝居の『百鬼夜行抄』が再演されると言うので、今度は、先行チケットをGetして、博品館劇場まで観にでかけた。
開演25分くらい前には、座席について、ペットボトルのお茶なんか飲んで、さあ、開演を待つばかり状態だったのだけれど、舞台には、能面の巫女姿、丁度、等身大のお人形が正座している。
・・・しかし、じっとみていると、本当にかすかなのだが、ゆらりと動いたようにみえた。
それが、開演5分くらい前だ。
・・・もしかすると、生身の役者さんなのだろうか・・・。
そして開演・・・能面をつけて巫女の衣装を着た役者さんは、舞台に溶けていった。
30分あの舞台の上で、正座をしたまま、すっと立ちあがったのだ。
足は、痺れていないのだろうか・・・。
30分・・・ホンのわずかの息遣いも感じさせることなく、座っていたのだ。
そんなイントロダクションで『百鬼夜行抄』は、始まった。
ネオ・歌舞伎なので、もちろん男優さんだけで演じる不思議な造形・・・。
座長の加納幸和さん演じるこの世のものではない美女・・・。
今市子さんの描く不思議の世界を舞台で再現するのは、やはり、歌舞伎系の演出がぴったりくるような気がする。
私は、今さんの漫画の『百鬼夜行抄』の中で、突然、現れた飯島開(主人公・飯島律の伯父さん)のキャラクターが大好きである。
主人公の律・・・規律とか統一するとかいった意味なのだろうか、それの対極で、律されたものに風穴を開ける・・・といった意味での登場が、飯島開だと思っている(全然、違うか・・・?)。
律の護法神・青嵐も風であるし・・・。
続きが楽しみである。